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但馬地域は連日、記録的な猛暑が続いています。こうしたなか但馬の各地域で、夏祭りや花火大会、各種イベントが催されています。県民局もこうした行事に積極的に参加しています。そうした中からいくつか紹介します。
7月22日(日)に、第27回城崎レガッタ大会(市民参加のボートレース)が開催され、地域から多くのチームが出場しました。県民局からも若手職員を中心として3チームが出場した結果、見事成年女子の部で優勝し、秋に琵琶湖で開催される全国大会への進出を果たしました。
普段はあまりボートに縁がない職員も、豊かな水量を誇る円山川のさわやかな風を楽しみ、リフレッシュできたとのことです。但馬地域では、さまざまなイベントが行われていますが、県職員も積極的に参加することで、地域を盛り上げていく一助になればと思います。
円山川は高低差が少なくボート競技の適地として、現在、東京オリンピック海外チームの合宿誘致に取り組んでいます。また、建設中の新・城崎大橋が完成すれば、国際クラスである直線2,000メートルのボートコースが実現し、今後は国際大会の開催を視野に入れたスポーツ・ツーリズムの振興が期待されます。
豊岡市の地場産業「杞柳(きりゅう)・かばん」の神として祀られる小田井縣神社「柳の宮」神社の夏の例大祭で、但馬三大祭りの一つとされている、豊岡柳まつりが8月1日、2日に開催されました。
1日の夕方から豊岡駅前の大開通で行われる豊岡おどりは、市内外から毎年2500名程度の方が参加し、それぞれ趣向を凝らしながら、踊り歩きます。但馬県民局でも、今年は91人の職員がおそろいの浴衣を着て、「コウノトリ、ジオパーク、みんなでつなごう夢但馬」と連呼しながら、約1時間半踊り続けました。
踊りの技術は?ですが、元気さをしっかりアピールし、見事「豊岡市商店街連合賞」を受賞しました。翌2日には、円山川河畔から焼く2000発の花火が打ち上げられ、2日間の柳祭りのフイナーレをかざりました。
8月3日(金)、夏休み中の子どもたちを対象に、但馬漁協津居山青壮年部が開催した少年少女水産教室で、兵庫県漁業調査船「たじま」に乗船し、船内や日本海でのトロール漁業の見学体験をしました。この日乗船したのは、豊岡市立港西小学校3年生から6年生の児童とその父兄たち約30名。朝8時半に津居山港小島岸壁を出港、約1時間で沖合の漁場に到着。そこでトロール網操業を見学。網が引き上げられると大きなタイなどがどっさりかかっていました。中には体長1メートルのネコザメもかかっていました。子どもたちはサメを持ち上げ大興奮。夏休みのいい思い出になりました。
但馬水産技術センターが所有する漁業調査船「たじま」は、全長44.5m、総トン数199トンで、海洋観測調査、トロール調査などの底魚調査、イカ類資源生態調査等を行う調査船です。全国一の漁獲を誇るズワイガニ、ホタルイカやハタハタ、夏を彩るスルメイカやケンサキイカなど、但馬は豊かな海の幸に恵まれた地域で、水産業はまさしく但馬地域の中核産業の一つです。安全安心でおいしい水産物を安定して供給できるよう、「たじま」は日夜頑張っています。
(但馬県民局長 古川 直行)
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