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国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界ジオパーク」に認定されている「山陰海岸ジオパーク」が、4年に1度の再認定審査を8月に受けました。
「山陰海岸ジオパーク」は、山陰海岸国立公園を中心に、京丹後市の東端から鳥取市の西端まで、東西約120km、京都府(京丹後市)、兵庫県(豊岡市・香美町・新温泉町)、鳥取県(岩美町・鳥取市)にまたがる広大なエリアで、日本列島がまだ大陸の一部であった時代から、日本海の形成、そして現在に至る様々な地形や地質が存在し、それらを背景とした生き物や人々の暮らし、文化・歴史に触れることが出来る地域です。
ユネスコの再認定審査は、8月6日~9日までの4日間、スペインと中国の審査員が、山陰海岸ジオパーク館や玄武洞など、3府県約20カ所を視察し、ガイドや住民と対話を行い、ジオパークの理解や活用がなされているかを確認されました。
審査結果は、来年1月頃に発表される予定ですが、二人の審査員からは、ガイドの育成強化など高い評価をいただいており、いい結果が出るものと期待しています。
「山陰海岸ジオパーク」では、来年1月31日まで、「山陰海岸ジオパークAR観光ガイドアプリ」を利用したスタンプラリーと、スマホがなくても参加できる「キッズチャレンジ・スタンプラリー」を開催中です。スタンプを集めて応募すると抽選で、温泉宿ペア宿泊券、但馬牛、松葉ガニなど豪華賞品がもらえますので、是非お越しください。
今年で7回目をむかえる山陰海岸ジオパークを巡る自転車ツーリング大会「コウノトリチャレンジライド」が、9月2日、開催されました。北は北海道、西は広島県から、15歳~79歳までの総勢717人の方たちが出走し、682人の方が完走されました。
朝8時に城崎温泉をスタート、北上して日本海を眺めながら走行、その後南下し、神鍋高原、コウノトリ但馬空港を抜け、出石、玄武洞を経て城崎温泉に戻る全長約120km、高低差400mの激しいアップダウンのコースで、満足感は200km級です。コース途中には、3ヶ所のエイドステーションがあり、おこわや出石そば、ちくわなど地元の特産品が振る舞われました。またフィニッシュの城崎中学校では、但馬牛カレーで出迎え、参加した皆さんは大満足の様子でした。
(但馬県民局長 古川 直行)
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