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平成31年2月15日に、「兵庫美方地域の但馬牛システム」が、農林水産省により日本農業遺産に認定され、さらに国連食糧農業機関(FAO)が認定する世界農業遺産への申請が承認されました。
日本農業遺産は、100年以上歴史のある、伝統的な農林水産業と、それに関わって育まれた文化、自然などが一体となった地域のシステムのうち、未来に残すべき、歴史的及び現代的重要性を有するものが認定されます。
「兵庫美方地域の但馬牛システム」は、全国に先駆けて牛籍簿を整備し、地域固有の但馬牛を長年にわたって飼育し、放牧や畦畔野草の利用など、牛と人と自然が共生するシステムを構築していることが評価され、畜産分野では初めての認定となりました。
今回の認定を契機として、兵庫県全体の但馬牛のPRや生産振興に、また、但馬地域の活性化や観光振興につながるよう、広くアピールしていきたいと考えています。
(日本農業遺産認定懸垂幕掲出式)
(日本農業遺産認定懸垂幕掲出式【拡大】)
先日、県立コウノトリの郷公園にて、コウノトリ写真コンクールの審査会を開催しました。今回で第14回目を迎える本コンクールですが、過去最多となる216作品の応募がありました。
撮影場所もバラエティに富み、コウノトリがここ豊岡から全国へ広がっていることを強く感じました。審査にあたっては、動物写真家の宮崎学先生をはじめ、コウノトリファンクラブ会長である柳生博さんなど、私を含む総勢6名の審査委員で臨みました。どれも趣向をこらした素晴らしい作品ばかりでした。
審査会の後は、コウノトリ文化館にて、柳生博さんとコウノトリファンクラブの会員がコウノトリについて語り合う「コウノトリファンクラブのつどい」が開催されました。県内外から参加された会員の皆さんは、各々コウノトリに対する思いや野生復帰のための取り組みについて会長とお話され、和気藹々とした時間を過ごされました。
(コウノトリ写真コンクール審査会)
(コウノトリファンクラブのつどい)
(但馬県民局長 古川 直行)
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