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7月(文月)になりました。
今年は史上最速の梅雨明けとなったようです。
猛暑の日が続いており、いよいよ夏本番です。
さて、7月10日は参議院議員選挙です。
ちょうど6年前の参議院議員選挙から選挙権は18歳以上に拡大されました。
その機会に始めたのが県選管による「選挙出前授業」です。
若者への選挙啓発を兼ねて、高校を中心に選挙の制度、仕組み、違反等について説明に回りました。
記念すべき第1回は加古川東高校でした。
学校側の素早い対応に呼応する形で実現しました。
一通りの説明を終えた後、質疑応答の時間に入り、一人の女子高生の質問に全身が凍り付いたことを覚えています。
「私は、選挙に行こうと思っています。でも、投票したい人がいない場合はどうすればいいのですか?」
回答を考えながら、マイクの前に向かったことを覚えています。
白票を投じるのも一つかとも思いながら、
当時の小職は
「選挙公報などを見て、一番、考えに近い人へ投票することが現実的ではないか」
とお答えしました。
この答えは正しかったかどうか、今なお自問自答しています。
いよいよ参議院議員選挙が近づいてきました。
あれから6年たった今、あの聡明な女子高生は今、どのような考えで、今回の選挙を迎えるのか、反省しながら考えています。
東播磨県民局長 小川 佳宏
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