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県では、「誰も取り残されない社会」をめざし、年齢、性別、障害の有無、国籍などに関わりなく、一人ひとりの個性が大切にされる社会に向けた取組を推進しています。
「性」のあり方には、「身体の性」以外にも、しぐさや言葉づかい、好きになる性別など、人の数だけバリエーションがあります。
一方で、異性間の恋愛が当たり前といった固定観念が未だに存在し、性的マイノリティであることを理由とする偏見や差別により、苦しんでいる人々がいます。
性的マイノリティの方が安心して生活し、活躍するために、性的指向やジェンダーアイデンティティ(性自認)を理由とした偏見や差別を受けることなく、性別に関わらず、一人ひとりの個性が大切にされ、誰もが自分らしく暮らせる社会の実現が求められています。このため、県民の皆さんが、性の多様性について正しく理解し、認識を深められるよう、性的マイノリティの方の支援や性の多様性に関する啓発のため、県では以下のような取組を実施しています。
なお、国においては、令和5年6月に「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律(外部サイトへリンク)」が施行されました。
県では、性的マイノリティの方やその周りの方々の相談に応じるため、専門電話相談窓口を開設しています。ご本人、ご家族、ご友人、教員の方などどなたでもご相談いただけます。
令和6年4月1日から、「兵庫県パートナーシップ制度」を開始しました。
この制度は、お互いを人生のパートナーとして認め合った二人が、日常の生活において継続的に協力し合うことを約した関係(パートナーシップの関係)であることを県に対して届出し、県がその届出書を受理したことを証明(パートナーシップ制度届出受理証明書)するものです。
令和5年度人権のつどい(令和5年12月4日)において、公認心理師であり性的マイノリティ当事者である藤井航さんに「“自分の性”で生きること」と題して講演いただきました。
"ジェンダー・セクシュアリティ"と人権シンポジウム(「誰も取り残さない」公共トイレの話)を開催します
性の多様性を認め合う~誰もが自分らしく生きられる社会をめざして~
この物語の主人公・美由紀は、娘だと思ってきた笑花(尊)から自認する性が男性であることを告げられ、激しく動揺します。親としての感情ゆえに、はじめは拒絶する美由紀ですが、周囲の人々との交流などにより、性の多様性について少しずつ理解が進み、自分らしく生きようとする我が子の苦悩や願いに気づき、向き合っていこうとします。
性の在り方は多様で一人ひとりの人権に関わることであるため、性的少数者の存在や悩みに気づくことが大切です。この作品を性的少数者について理解するきっかけとし、その多様性を認め、互いの人権を尊重することは、すべての人が自分らしく生きていける社会につながっていきます。そのような社会の実現をめざすことを目的として、人権啓発ドラマを制作しました。
鈴木砂羽、坂本澪香、菊池麻衣子、菅原大吉ほか
販売・貸出等の詳細は、(公財)兵庫県人権啓発協会ホームページ(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)をご覧ください。
アウティング(暴露)は絶対にしない!
本人の了解を得ずに、本人が公にしていない性的指向や性自認を他の人に伝え、広めてしまうことを「アウティング」といいます。
アウティングは、重大な人権侵害です。絶対にしないよう十分注意しましょう。
※本人が表明することは「カミングアウト」と言います。
リーフレット「人権文化あふれる温かい共生社会をめざして」(PDF:1,530KB)
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