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更新日:2024年4月15日

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「デジCanコンテスト」について

デジCanコンテストは、新しい働き方推進プランの中で、県職員が新しい技術を活用・創意工夫して業務効率化に取り組み、一定の成果を出した事例を共有・賞賛するイベントであり、スマート兵庫戦略の行政のデジタル化の中で、ICTを活用した業務改革を行う「デジCanプロジェクト」の一環として実施されました。


デジCanコンテスト案内今後、庁内のDX推進の機運醸成はもちろんのこと、県下市町や民間事業者にも広がることを期待して、その成果を内外に発信していきます。

初回となる デジCanコンテスト2023 では、本庁だけでなく、地方機関からも多くの好事例がエントリーされ、最終的に25件の優れた取組が表彰されました。

  • 1 対象案件

令和5年度においてデジタルツールを活用し、業務効率化や県民サービスの向上に成果を出した取組

  • 2 エントリーの基準

事務フローを分析・見直した上で、定型処理や手作業を最適なデジタルツールに置き換え、作業時間の短縮や業務品質の向上を実現させていること

優れた取組に対する各賞の授与

令和5年度に成果を出した多くの取組のうち、企画部デジタル改革課が中心となって厳正に選考した結果、25件の取組が賞を受賞しました。

賞の名称、受賞基準と具体的な指標・評価ポイント(例)

知事賞が1件、情報戦略監賞が3件、デジタルツール賞、デジタル化推進員賞およびNext未来賞の3賞を合わせ21件が受賞されました。


知事賞(1件)

取組名(所属)

高齢政策課DX推進プロジェクト(福祉部高齢政策課)

取組内容と成果

所属で抱える多くの補助金事業、審査請求やケアマネージャの管理など、Webフォームや自動化ツールを活用し、多くの手作業や問い合わせ時間を削減した。

主な評価ポイント

課長・副課長が率先してデジタルツールを活用したDX戦略を推進したこと。各班の業務の特性に応じて、課題整理と解決策を組織全体で考え、情報共有がなされている。組織全体の取組として庁内のロールモデルとなることが期待されている好事例である。


情報戦略監賞(3件)

取組名

全県土の山間部の高精度3次元データ(点群データ)の公開

定期報告アプリの導入

宿日直手当算定業務の自動化

所属 農林水産部治山課
企画部情報政策課
まちづくり部建築指導課 兵庫県病院局地方機関
県立尼崎総合医療センター
取組内容
と成果
土砂災害対策計画のために3次元データを測量し、G空間情報センターにデータを公開した。
<主な利用実績>
○古墳発見の手法開発
○未知の遺跡発見
○森林資源解析
○山林部の境界確認
○治山事業優先度評価
○内水氾濫ハザードマップの作成
建築基準法に基づく防火設備の定期報告において、窓口提出や郵送での対応をオンライン化した結果、申請者側では提出時の順番待ちがなくなり、審査も迅速化するなど利便性が向上した。県庁側でも情報の呼び出しや入力支援、さらに、書類の再送や受け渡しも不要になり、大幅な効率化が実現した。 宿日直手当の算定において、紙帳票での処理や勤務時間の判定を自動化した。作業時間と作業ミスが大幅に減少した結果、年間1152時間の労働時間削減に成功。この業務効率化の成果が院内に広まり、他の業務にも同様の効率化が進められている。
評価の
ポイント
国や他の自治体にも当該データの利活用が広がっており、古墳発見に役立つなど優れた研究成果も認められる。今後も様々な分野での利活用が期待できる。 複雑な業務プロセスを適切に分析し、デジタルツールの機能を最大限利用している。定量的効果が極めて大きく、県民の利便性も向上し、満足度も大きいことが実証されている。アプリの説明資料や動画を作成し、積極的に庁内に情報公開していること。 作業負荷が大きく重要な業務を難易度の高いツールを活用して効率化している。定量的効果(作業時間の減少・ペーパーレス化)が極めて大きく、他の病院にも流用・応用が期待できる。

デジタルツール賞・デジタル化推進員賞・Next未来賞(21件)

部局名 所属名 業務・手続き名
総務部 管財課 kintoneを活用した受付システム構築(本庁舎お困り
ごと・横断幕受付)
デジタル化推進員賞
Next未来賞
総務部 市町振興課 政治資金規正法に基づく政治団体の収支報告書・諸届
の受付事務
デジタル化推進員賞
企画部 統計課 兵庫県推計人口データの作成 デジタルツール賞
企画部 統計課 兵庫県鉱工業指数の指数計算・公表用資料作成の
自動化
デジタルツール賞
企画部 総務課 定型的照会・周知業務の自動化 デジタルツール賞
デジタル化推進員賞
Next未来賞
財務部 県政改革課 サテライトオフィス予約・管理業務
新しい働き方に関する職員アンケート
デジタルツール賞
Next未来賞
県民生活部
地方機関
男女共同参画
センター
プロジェクト掲示板を活用した面接相談の予約簿
電子化
デジタルツール賞
Next未来賞
保健医療部 健康増進課 歯周病・妊婦・後期高齢者歯科健(検)診データ
集計の効率化
デジタル化推進員賞
農林水産部 林務課 森林情報の閲覧窓口対応の電子化
森林資源情報のオープンデータ化
デジタルツール賞
Next未来賞
土木部 技術企画課 職員でも作れる備品等予約管理アプリの構築 デジタルツール賞
デジタル化推進員賞
まちづくり部 設備課 オンライン現地中継を活用した業務効率化 Next未来賞
出納局 工事検査室 工事検査業務の改善 デジタルツール賞
Next未来賞
出納局 物品管理課 物品管理の業務改革(不用書類廃棄予約) デジタルツール賞
デジタル化推進員賞
Next未来賞

兵庫県病院局
地方機関

県立西宮病院 院内物品要求オンライン化 デジタルツール賞
デジタル化推進員賞
Next未来賞
兵庫県病院局
地方機関
県立尼崎総合
医療センター
放射線治療の品質管理・品質保証業務の自動化 デジタルツール賞
神戸県民
センター
神戸土木
事務所
経営事項審査予約受付業務の改善 デジタルツール賞
阪神北県民局 県民交流室 産業廃棄物収集運搬業許可業務 デジタルツール賞
東播磨県民局 加古川県税
事務所
公印使用簿、住基ネットの管理業務の改善 デジタルツール賞
東播磨県民局 加古川土木
事務所
来庁予約システム デジタルツール賞
西播磨県民局 龍野健康福祉
事務所
Teamsを活用した健康福祉事務所業務の効率化
と大規模災害等対応力強化
デジタル化推進員賞
Next未来賞
丹波県民局 県民交流室 加古川線利用促進イベントにおける業務効率化 デジタル化推進員賞

 

デジCanコンテスト2023授賞式の開催

式典には受賞者のほか、企画部役職員や報道機関も含め、約40名が参加しました。

  • 授賞式看板○日時:令和6年3月22日(金曜日)
  • ○会場:ラッセホール5階「ハイビスカス」
  • 【式次第】
    1. 開式(13時30分)
    2. 賞状の授与
    3. 企画部長お祝いの言葉
    4. 情報戦略監お祝いの言葉
    5. 受賞者代表プレゼン
      (知事賞を受賞した高齢政策課)
    6. 閉式

 

 

 

 

授賞式の様子(右が受賞者、左が企画部役職員)

表彰風景(知事賞の授与)

受賞者集合

受賞者の方々からは、来年に向けての意気込みが聞こえてきました。これからも職員一人ひとりのモチベーションを高めながら、県民サービスの向上と業務効率化に全庁一丸となって取り組んでいきます。

 

お問い合わせ

部署名:企画部 デジタル改革課 小倉

電話:078-362-3062

内線:2289

FAX:078-362-9027

Eメール:digital@pref.hyogo.lg.jp