暖かい住まいで健康に暮らしてみませんか(健康・省エネ住宅の推進)
既存の住まいの多くは断熱性能が低く、冬に寒いことが、ヒートショックの発生など居住者の健康に様々な悪影響を及ぼしています。国の調査でも、住宅の断熱性能を高めることで血圧の低下や運動量の増加などにつながるとの報告がなされており、健康増進に様々な効果が期待できます。
そこで、室温と健康の関係、断熱性能向上の効果やその方法を広く知っていただくため「断熱リフォームのすすめ~暖かい住まいで健康に暮らしてみませんか~」を作成しました。住まいの寒さに悩んでいる方、リフォームを考えられている方など、住まいづくりの参考にしてください。
断熱リフォームのすすめ(PDF:2,228KB)
「断熱リフォームのすすめ~暖かい住まいで健康に暮らしてみませんか~」の構成
- 住まいの寒さが原因で多くの事故が起こっています
- 近年ヒートショック(急激な温度の変化により血圧が大きく変動し、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こすこと)による死亡者が増加傾向にあります。
- 寒い住まいでは、暖房している部屋としていない部屋の温度差が大きく、ヒートショックが起こりやすくなります。
- 住まいの寒さは、健康に大きく影響します
- 住まいの寒さが、血圧の上昇や活動量の減少など、居住者の健康に影響することが調査によって明らかになっています。
- 血圧が高いほど脳卒中や心筋梗塞、急性心不全などの循環器疾患にかかる割合が高くなり、死亡率も高くなります。
- あなたの住まいも冬に寒くありませんか
- 断熱性とは熱の伝わりにくさのこと。この性能が低いと、冬では室内の暖かさが外に逃げてしまい、寒い住まいになってしまいます。
- 日本の住まいは外国に比べて、この断熱性が特に低く、世界的にみても冬の室温が寒い国になっています。
- 断熱リフォームで寒さを解消して健康でおトクに暮らしませんか
- 断熱リフォームで住まいの寒さを解消すると血圧が低下するなどの効果が報告されています。
- 多くの人にとって住宅は一日で一番多くの時間を過ごす場所です。特にリタイア後は自宅で過ごす時間が長くなるため、住まいの寒さを解消することはとても重要です。
- 断熱リフォームを行うことで光熱費が節約できることに加え、健康な期間が延びることで医療費や介護費も節約でき、将来的にはおトクになります。
- 断熱リフォームにはいろいろな方法があります
- 断熱リフォームの方法は、屋根・壁・床であれば断熱材(グラスウール、ウレタンフォームなど)の追加、窓などの開口部であればサッシ・ガラスの交換や内窓の設置、浴室であれば断熱タイプのユニットバスへの交換などの方法があります。
- できるところから効果的に断熱リフォームを進めましょう
- 建物全体を高断熱化するのが理想的ですが、予算や住まい方に応じて、断熱リフォームの範囲や方法を選ぶことができます。
- 部分的な断熱リフォームや補助暖房の設置もヒートショックの予防に有効です。
- 断熱リフォームに関する支援制度
- 改修費に対する補助や税制優遇、業者登録制度や相談窓口の設置など、様々な支援制度があります。