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森林動物研究センターが兵庫県下のドングリ類(堅果類)の豊凶調査を実施したところ、今秋のドングリ類の実りは、全体としては14年ぶりの「大凶」であることが判明しました(資料1参照)。
また、今秋のツキノワグマ(以下、クマ)出没数は、但馬地域や西播磨地域、丹波地域などのクマの生息地域の多くでは、過去5ヶ年平均の2~4倍になると予測され、冬眠前のクマが餌を求めて人里へ大量出没する可能性が危惧されます(資料2参照)。
一方、近年では、恒常的な出没や分布域も拡大傾向にあることから、これまで出没の少なかった地域においても、ハイキングや登山、キノコ採集などに出かける際はもちろん、人里やその周辺においても、クマの被害に遭わないように、十分な注意をお願いします。
ブナ | コナラ | ミズナラ | 3種全体 |
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大凶 | 凶 | 大凶 | 大凶 |
県民等から報告された今年度のクマの目撃・痕跡情報数は、8月31日現在で449件と同時期としては過去最高値※となっています(過去最高H22:386件、過去5ヶ年平均:262件、過去10ヶ年平均:302件)。特に、北但地域253件(過去5ヶ年平均139件)、南但地域は97件(過去5ヶ年平均45件)が非常に多くなっています(資料3参照)。
※過去最高値…本県が調査を開始した平成13年度以降
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