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コウノトリ(Ciconia boyciana) EXランク:野外絶滅(やがいぜつめつ) |
兵庫県の県鳥(けんちょう)。但馬地方(たじまちほう)が日本最後の繁殖地(はんしょくち)でした。
2005年から飼育個体(しいくこたい)の試験放鳥(しけんほうちょう)が実施(じっし)され、現在では豊岡盆地(とよおかぼんち)の広い範囲で飛んでいる姿をみることができます。
原因(げんいん)の1つは、田んぼで使われていた強力な農薬(のうやく)に汚染(おせん)された魚などをコウノトリが食べたことだと考えられています。このため、コウノトリがせっかくたまごを生んでも、たまごがふ化しなくなりました。また、農薬にふくまれる水銀による中毒(ちゅうどく)でコウノトリが死んだこともわかっています。
豊岡(とよおか)のコウノトリの郷(さと)公園が中心になって、飼育(しいく)しているコウノトリを野外(やがい)にもどそうという野生復帰(やせいふっき)計画を進めています。現在おこなわれている試験放鳥(しけんほうちょう)はそのひとつです。今は昔のように強力な農薬(のうやく)が使われていませんので、以前のことをくりかえす心配はありません。
しかし、田んぼの水はけをよくする工事が行われたので、昔に比べて魚などの餌(えさ)がずいぶんとへっています。コウノトリの餌(えさ)となる魚と、餌(えさ)が取れる川の浅瀬(あさせ)や、魚のいる田んぼや湿地(しっち)を昔のように増(ふ)やす必要があります。
さらに詳(くわ)しく調(しら)べたい場合(ばあい)は、兵庫県立コウノトリの郷公園(こうのとりのさとこうえん)ホームページへ(外部サイトへリンク)
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