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ミヤマアカネ(Sympetrum pedemontanum) Cランク |
小川や用水路(ようすいろ)など浅くゆるやかに水が流れているところにすんでいます。池や沼(ぬま)のそばで見かけることは少なく、兵庫県で見られるところは数えるほどになってしまいました。秋に産まれた卵はそのまま冬を越(こ)し、次の年の春に幼虫となります。
ミヤマアカネの幼虫(ようちゅう)は、池や水たまりではなく川や水路にすんでいるので、田んぼの水路がコンクリートになってしまったり、自然の川原が少なくなったのが原因(げんいん)と考えられますが、くわしい理由はよくわかっていません。
人と自然の博物館では、県内のいくつかの小学校といっしょに、ミヤマアカネが、その地域(ちいき)のどこにすんでいて、どういう生活をしているのかをくわしく調べています。それによって、みんなの関心が高まり、情報(じょうほう)も集まれば、その地域(ちいき)でミヤマアカネと共存(きょうぞん)するにはどうすればよいか、具体的に考えることができます。そういう調査(ちょうさ)をやってみたいみなさんは、担任(たんにん)の先生や校長先生に相談してみてください。
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