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シロヒレタビラ

魚類(ぎょるい)

シロヒレタビラ

シロヒレタビラ(Acheilognathus tabila tabila) Aランク

河川の下流域や田んぼにつながる水路(すいろ)のやや深いところにいて、卵は二枚貝に産み付けます。貝のすむ川底から砂や泥(どろ)がなくなり二枚貝が住みにくくなって、兵庫県で見られるところは数えるほどになってしまいました。

なぜ減(へ)ったのかな

シロヒレタビラは、二枚貝(にまいがい)にたまごをうみつけます。川や用水路が、コンクリートで固められたりして、それらの貝がへり、たまごを産めなくなったことが主な原因(げんいん)です。また、農薬(のうやく)、肥料(ひりょう)、生活はい水が川に流れ込んで、水質(すいしつ)が悪くなったことも関係しています。
さらに、外来魚のオオクチバス(ブラックバス)やブルーギルによって食べられてしまい、シロヒレタビラをはじめタナゴの仲間(ヤリタナゴ、カネヒラ、イチモンジタナゴ、アブラボテなど)は数が大変少なくなってきています。

なにができるかな

川や用水路の工事は、こう水をふせぎ効率(こうりつ)良く農業を行うために必要ですので、すぐにやめることはむつかしいでしょう。
みなさんにできる第一歩は、近くの水辺の生き物のことをまずよく見ることです。そして、「いろんな生き物たちが住んでいるこの水辺をなんとしても残したい」という気持ちを、学校の先生や近所の人に伝え、身近な自然を見直して大切に守ることです。
また、バスやブルーギルを見つけたら、みんなで協力してつりあげて退治(たいじ)しましょう。その魚を別の池や川に放すことは法律(外来生物法)でしてはいけないことになりました。放している人を見つけたら注意しましょう。

 

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