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更新日:2020年12月8日
令和2年12月8日配付
文教常任委員会付託
全ての子供たちへの行き届いた教育を目指し、35人以下
学級の前進、教育の無償化、教育条件の改善を求める件
1 受理番号 第32号
2 受理年月日 令和2年12月1日
3 紹介議員 入江次郎
4 請願の要旨
新型コロナウイルス感染症の拡大により、兵庫県で臨時休校が3月から5月末まで延長された。約3ヵ月にわたる臨時休校によって、児童生徒・保護者の不安と混乱が増すばかりで、子供たちの命と健康を守ることと学習権を保障することが大きな課題になった。そうした中で学校を再開するに当たり、感染拡大防止対策として教室の「密」を避けるための少人数学級・授業、学校規模の縮小などが必要である。そのためには教職員を増やすことが不可欠である。現行の40人学級では子供たちの命と健康を守ることができない。教室に社会的距離を確保するには20人程度で授業できるようにすることが必要である。
子供たちは、明日の兵庫を担う地元の宝である。少子化や兵庫からの人口流出が危惧される今、豊かな学校教育や子育てしやすいまちづくりのための方策は喫緊の課題である。
特に、学校教育における少人数学級は、子供たちの健やかな成長発達のために必要不可欠な教育条件である。兵庫県における少人数学級(35人学級)は小4までであるが、全国的には様々な工夫と努力で大きく広がっている。中1の少人数学級に限れば、全国で実施していない都道府県は、兵庫県を含む4府県のみとなっている。
子供の家庭における経済格差が教育格差にならないような保護者負担の軽減も行政の大きな課題である。安心して子育てできるようになれば、兵庫の未来も明るいものになるであろう。私たちは、「こころ豊かで自立した人づくり」を目指す兵庫県だからこそ、全国に先駆けた教育予算増と教育条件の改善を一層進めてほしい。
よって、下記事項について要望する。
記
1 小学校4年生まで実施されている35人学級を、県の責任で小・中・高まで、計画的に拡充すること。教室の「密」を避けるためにも、20人以下学級の早期実現の展望を示すこと。当面、中学校1年生の35人学級を実現すること。
2 お金の心配なく学べるよう、学校教育に関わる保護者負担を軽減し、教育予算を増額すること。
3 高校の学費無償化を実施すること。
4 私学助成を増額して、父母負担を軽減すること。
5 必要とする全ての高校生・大学生に対する返済不要の県独自の「給付制奨学金」をつくること。
6 過大、過密を解消できるよう特別支援学校を更に増設すること。また、施設、設備を充実させること。小・中学校では、特別支援学級の定数を更に改善すること。
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