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更新日:2024年10月25日
令和6年9月30日配付
健康福祉常任委員会付託
PFASの実態把握の徹底検査をし、国に基準見直し、対応策を求める件
1 受理番号 第26号
2 受理年月日 令和6年9月19日
3 紹介議員 庄 本 えつこ 丸 尾 ま き
4 請願の要旨
PFAS(有機フッ素化合物)の汚染が全国的に広がっている。
兵庫県は7月30日、発がん性などが指摘されているPFASの一種であるPFOA、PFOSについて、2023年度の調査結果を発表した。河川では神戸市の3地点、明石川とその支流で指針値の1.4~3.4倍の濃度を検出した。地下水では、西宮市で330ナノグラム、神戸市灘区、尼崎市で180ナノグラムと高濃度の数値を示していた。明石川で水道法に基づく暫定目標値の660倍ものPFASが検出、神戸市内の事業所が製造するぺットボトルから目標値を超えるPFASが検出、神戸市西区にある産業廃棄物処分場からPFOAがにじみ出している可能性など、人体に影響を及ぼすPFASに、県民は不安に思っている。
PFOSやPFOAによる健康影響については、妊娠高血圧、妊娠高血圧腎症、精巣がん、甲状腺疾患、潰瘍性大腸炎及び高コレステロール血症などが指摘されている。特に、こどもへの影響として出生時の低体重、免疫への影響が指摘されている。明石川流域に住む明石市民33人についてPFASの血中濃度を調べたところ、約半数が健康へのリスクが懸念される米国の指針値を上回ったことが分かった。
よって、下記事項について要望する。
記
1 実態把握のために、河川など公共用水域、地下水及び水道水の徹底的な汚染実態の調査をすること。
2 国に、水道水のPFOS及びPFOAの規制基準値の見直しをはじめ、PFAS被害をどう防ぎ、命をどう守るのか対応策を要望すること。
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