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知事メッセージ
1 感染再拡大防止に向けた要請等について
(1) 区域 県内全域(但し、2.の営業時間短縮要請は神戸市、尼崎市、西宮市、芦屋市)
(2) 期間 3月8日(月曜日)から3月21日(日曜日)まで
(3) 内容
① 外出自粛:日中も含めた不要不急の外出自粛要請。特に感染拡大地域への不要不急の往来及び感染リスクの高い施設等の利用自粛要請
② 施設の使用制限:神戸市、尼崎市、西宮市、芦屋市の飲食店等に対し、5時から21時までの営業時間短縮(酒類の提供は11時から20時30分まで)を要請 ※協力金 支給額:1日あたり4万円/店舗×時短営業日数(定休日を除く)
また、県全域に業種別ガイドラインの遵守を協力依頼
③イベントの開催制限:
区分 |
収容率 |
人数上限 |
大声での歓声・声援等がないことを前提 ・クラシック音楽コンサート、演劇、舞踊、伝統芸能、芸能・演芸、公演・式典、展示会 等 |
100% 以内 |
5,000人以下 又は 収容定員の50% 以内(≦10,000人)
のいずれか大きい方 |
大声での歓声・声援等を想定 ・ロック、ホ゜ッフ゜コンサート、スホ゜ーツイヘ゛ント、公営競技、公演、ライフ゛ハウス・ナイトクラフ゛でのイヘ゛ント 等 |
50% 以内 |
④ 出勤抑制:「出勤者数の7割削減」を目指すことも含め、在宅勤務(テレワーク)、テレビ会議などの推進を要請
2 医療検査体制等について
(1) 入院医療体制の運用について
受入可能な病床の運用について、650床程度(うち重症対応120床程度)の体制に戻す。
宿泊療養施設についても、700室程度の運用体制とする。
(2) 宿泊療養施設への医師派遣について
① 派遣場所:ホテルヒューイット甲子園(西宮市)
② 派遣期間:令和3年3月6日(土曜日)~
③ 形態:県から兵庫県医師会に業務を委託
(3) 感染拡大の早期探知のためのモニタリング検査の実施について
本県では、3月5日(金曜日)から神戸市中央区で当面実施し、順次、検査場所を拡大
① 実施場所及び候補場所例
ⅰ)スポット型:検査スポットを設置し、来場者に対して検査又は検査キットを配布
・ショッピングセンター、駅構内 等
ⅱ)団体検査型:各団体に所属する対象者に対して、定期的に検査を実施
・民間事業所、県の関係機関 等
② 対象者:無症状者 1,000人/日程度を目途(当面100件程度から実施)
③ その他
ⅰ)結果は、検査会社から直接本人に通知
ⅱ)陽性の場合、新型コロナ健康相談コールセンター・保健所を通じて医療機関を受診
(4) ワクチンの接種スケジュール等について
国からの情報等により県で想定しているスケジュールは資料のとおり。
記者:
(営業時間の短縮要請について)継続の期間を2週間とされた根拠について教えてください。
知事:
大阪府が2週間の3月21日までなので、期限を合わせました。
記者:
昨日も、人事異動に伴う歓送迎会、卒業・入学に伴う行事への懸念を示されていましたが、21日より延ばす検討はしましたか。
知事:
状況を見て、21日までの取り扱いをしっかりと検討した上で、呼びかけをする必要があるのではないか、と思っています。
特に、昨年の例を見ると、3月下旬の人出と4月の初めの人出により、結局第1波のピークが4月の中旬になった、ということがあったので、そのあたりをよく確認し、二の舞にならないように注意していきたい、と思っています。
記者:
イベントの開催の(人数)制限について変更されました。7日までは、屋内と屋外で分類されていましたが、今回は、屋内外を問わず、という理解でよいでしょうか。
知事:
イベントの場合、宣言から外れると、要請するのかしないのか、という状況になりますが、とりあえず1週間は宣言下における要請を継続しました。
8日からは、イベントの対応を考えると、屋内だと定数を半分にすることは、ディスタンス、密にならない、ということで合理性があります。屋外のオープン施設だとすると、そのあたりの配慮をする必要もないこともあるで、「屋外、屋内」という切り口は、1つの切り口ではないか、と思っています。
また、屋内であっても、もともとイベントの性質そのものが、飛沫が飛ぶような状況(大声での歓声・声援)を作らないような環境だとすると、定員を100%認めても、大きなリスクにならないのではないかと考え、今回のように配慮しました。これは大阪府と同じです。やはり、先行しているところに、合わせざるを得ないところを合わせた、ということもあります。
宣言下は、(上限)5000人でしたが、10000人にして、統一しました。
記者:
21日以降は、「また状況をよく確認して」ということでしたが、今回4市、特に飲食店で言うと、時短営業の要請を続けられますが、どのような指標がどの程度改善すれば、さらなる緩和の対象になるのでしょうか。
知事:
陽性者が減っていくことです。率がどうか、というより陽性者数が減っていくことが一番のポイントです。そのため、増えていく場合の段階も、陽性者数で区切りをつけていたので、陽性者数が減っていく状況で判断をしていくことになります。
また、対象エリアについて、例えば、阪神北エリアの陽性者数が増えていく状況だとすると、そこも含めて要請をしていくことも、柔軟にあり得ると考えておく必要がある、と思っています。
記者:
今回は、神戸と阪神南というエリアですが、神戸市以外で言うと、それぞれ各市町で網をかけるのではなく、エリア単位の陽性者数を見ていくのでしょうか。
知事:
市町で行動されるより、かなり広範囲で行動されている方々に対し、どのように要請していくかが基本になるので、保健所単位でも、少しエリアが小さいのです。そのため、このような切り口で指標をセットしてみました。
経過もあるので、宣言が出る前に、県独自でお願いをしていたエリアと同一なので、ご理解を得られるかな、と思いました。
記者:
今回、全面的な解除には、まだ至らなかった、という結論になったわけですが、県内の感染状況について、知事はどのように見ていますか。
知事:
感染状況は、急速に減少してきたと思っていますが、3月2日、3日が44人、40人という数字でした。実を言うと、今日(の感染者数)を非常に気にしていましたが、21人と半減しているので、このような傾向を続けていってほしい、と思っています。
記者:
やはりまだまだ予断を許さない状況にある、という認識でしょうか。
知事:
今の状況はかなり順調ですが、これから、先ほども何度か懸念を述べたように、年度末や年度初めの行事の多い時期、それから花見などの時期を迎えます。、やはり県民の皆さんや事業者の皆さんに、今の時期も踏まえて、行動については十分に注意してもらうように、呼びかけていかなければならない、と思っています。
記者:
先ほど、神戸と阪神南について、指標上で8日以降も継続的な時短要請が必要だと言うことをお聞きしました。もう少し全体的な視点で、8日以降もこの4市では時短要請が必要だ、と判断された理由をお聞かせください。
知事:
尼崎市、西宮市、芦屋市、神戸市は、大阪との交流が多いのです。しかも10万人あたりの発症者数が全県平均を超えている状況です。
また、大阪との交流が多いのは、川西市、宝塚市など、伊丹市も入るかもしれません。ただし、全県平均を超えているようなエリアではないので、今の時点では、その4市に限ってお願いをしていこう、ということにしました。大阪との関連があるような地域に絞って対策を行った方が望ましいのではないのか、と考えました。
京都府や大阪府(の営業時間短縮の地域)は、京都市、大阪市だけです。本県は、神戸市だけだと、大阪との関連や交流を考えると、尼崎市、西宮市、芦屋市のウエイトが大きいのです。現状から見て、一体的に取り扱った方が望ましいのではないか、と判断しました。
記者
3月は、歓送迎会が多いなど、再拡大を食い止めなければならないと思うのですが、そういう意図も今回の継続にはあるのでしょうか。
知事:
当面21日までにしましたが、継続という事も(今後の)状況によってはお願いせざるを得なくなるかもしれない、と思っています。
記者:
(営業時間の短縮を)4市に絞った理由について。大阪府との交流が多い点のほか、県内でも姫路市など他の市もあるかと思いますが、感染者数を照らした時に、上から順に(とった)というわけではないのでしょうか。特に多い地域という言い方は間違っているのでしょうか。
知事:
先ほどの資料を見ればお分かりだと思いますが、エリア別で見ると、(人口10万人あたりの)感染者数は、(神戸と阪神南(5.80人)の)2つ(の地域)が平均より多いのです。そこを選びました。資料7の2ページですが、姫路市は、中播磨地域ですが2.81人。西播磨でも3.24人。東播磨でも1.68人。阪神北でも3.07人ですので、やはり有意な差があると言えるのではないかと思います。
記者:
今回、ボウリング場や劇場など、資料上は「働きかけを行う」とは書いてないので、これは全面的に解除と考えてよいのでしょうか。
知事:
そうです。
そのかわり、業種別の感染症対策をしっかりとやってください、ということや、特に換気です。呼びかけの中に記載していますように、CO2センサーにこだわりませんが、換気に注意をしてもらうことを強調したい、と思っています。
記者:
先日のオンラインの知事会の際、冒頭にも説明がありましたが、(イベントの上限を)1万人以上(に緩和を)という要請がありましたが、諦めたのでしょうか。
知事:
諦めました。高野連自身が、そのような相談に来られていません。主催者がそうであれば仕方がありません。できれば、と思いましたが、サインを送っても反応がありませんでしたので、やむを得ません。
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