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新型コロナの新規感染者数は、依然高い水準で推移しています。
第7波を乗り超えるためにも、引き続き、一人ひとりの基本的な感染対策の徹底や、積極的なワクチン接種とともに、医療逼迫の回避や保健所の負担軽減に向けた取り組みへのご協力をお願いします。
今月は、尼崎市の国道43号線以南の臨海地域について紹介します。
尼崎市の臨海地域は、重化学工業を中心に、日本の産業・経済をリードしてきましたが、近代化が進んだ反面で自然が失われ、また、公害の発生など環境面での課題が生じました。
そして、近年の産業構造の変化等により工場等の遊休地が発生するなど、地域の活力が低下し、その再生が急務となりました。
そこで、尼崎市の臨海地域を魅力と活力あるまちに再生するため、人々の暮らしにゆとりと潤いをもたらす水と緑豊かな自然環境の創出による環境共生型のまちづくりをめざして、兵庫県では平成14年3月に「尼崎21世紀の森構想」を策定しました。
この森づくり(まちづくり)は、この地域の貴重な資源である運河や工場の景観などの特徴も活かしながら、県民や企業など多くの主体の参画のもとで進められています。
近代化産業遺産にも認定されており、また、次代へ繋ぐ活動を他地域に先行して進めてきた尼崎市の臨海部。みなさんは、足を運ばれたことがありますか。
構想策定20年を記念して、阪神南県民センターではイベントをリレー開催します。是非、地域の「森や水辺の自然」と「歴史」にふれてみてください。
まず、9月23日、30日(いずれも金曜日)の夕方からは、北堀運河のキャナルベース周辺で「CANAL FRIDAY」を開催します。
心地よい風を感じられる尼崎運河のクルーズのほか、黄昏の水辺空間での料理や飲み物、ステージなどを楽しみながら、運河に沈むサンセットをご覧いただければと思います。
続いては、10月9日(日曜日)に尼崎の森中央緑地で「森のフェスタ2022」を開催します。
この中央緑地では「100年かけて森づくり」を進めていますので、森づくりの魅力を感じていただけるよう、郷土種の野草を使った体験イベントや間伐材のグッズ販売のほか、謎解きウォークラリーを実施します。また、キッチンカーや乗馬体験など、再生する森を楽しんでいただけるイベントです。
そして、10月16日(日曜日)には尼崎スポーツの森で「阪神南ふれあいスポーツフェスタ2022」を開催します。
泳法クリニックの体験や、フットサル大会、子どもラグビー大会観戦をはじめアイスホッケーの関西学生リーグ戦など、子どもから大人まで楽しんでいただけるスポーツイベントです。
この3つのイベントに全てご参加いただいた方には、記念グッズや特産品等のプレゼントを先着100名の方にご用意していますので、この秋は、尼崎のベイエリアの魅力を様々なシーンで感じていただければと思います。
「尼崎21世紀の森構想」は20年前につくられましたが、その内容は、現在の国際社会共通の目標である「SDGS」の考え方に沿ったものであり、環境学習や自然体験など様々な森づくり(まちづくり)活動に取り組むことが、SDGSの推進につながります。
未来に向けての森づくり。みんなで進めていきましょう。
こちらを是非ご参照ください。
「尼崎21世紀の森構想」策定20周年記念イベントの詳細はこちら
阪神南県民センター長 秋山 徹志
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