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うつ病は、弱さや怠けではなく、誰もがかかる可能性がある病気で、一生のうちに15人に1人がかかると言われています。
早期に適切な治療を受ければ回復することが多い病気です。
はっきりしたきっかけがない場合や、心配事や過労、ストレス、または環境の変化(死別、離婚、昇進、結婚など)が引き金になる場合があります。
また女性は、出産を機にうつ病になる場合もあります。
うつ病の疑いがあると、受診を勧めても、すぐに受診するとは限りません。
「私は病気ではありません」「原因は分かっていますから」「疲れているだけ」「問題が解決されなくてはどうにもならない」「前にもこんな感じで何とかなった」と、病気を否定するかもしれません。
その背景には、「うつ病」という病気に対する誤解や、精神科の病院にかかることへの抵抗が大きく影響しています。
また、病気によって決断が難しくなっていることも考えられます。
まずは、本人の気持ちをしっかり受け止め、早めに専門の精神科を受診したほうが良いことを伝えてください。
すぐに精神科にかかることに抵抗がある場合は、かかりつけ医などに相談することも一つの方法です。
うつ病は休息することが大切です。
「疲れているだけではないか」「大丈夫、気のせいだ」などの、軽はずみな励ましや、安易な気分転換の勧めは症状を悪化させます。
身近な人の様子がいつもと違うことに気づいたら、医療機関や地域の保健所(健康福祉事務所)などに相談するように勧めてください。
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