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更新日:2022年5月1日

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県民だよりHYOGO 5月号

旬トピ! ~Timely Topics in HYOGO~

1丹波に続き淡路も!兵庫の恐竜化石が新種に

 

兵庫県で発見された恐竜化石のうち、竜脚類の化石が2014(平成26)年、ハドロサウルス科の化石が21(令和3)年に新種に認定され、それぞれ「タンバティタニス・アミキティアエ」「ヤマトサウルス・イザナギイ」と学名が付けられました。県立人と自然の博物館(ひとはく)の研究員、久保田克博さんに認定された理由や今後の新種登場の可能性などを聞きました。(インタビュー 本紙編集部)

 

ひとはく研究員 久保田克博さん

 

Q.それぞれの特徴は。

タンバティタニスは竜脚類の植物食恐竜で、2006(平成18)年に丹波市の篠山層群で最初の化石が見つかりました。長い首と尾が特徴で、尾骨の突起の形状が他の竜脚類と異なることが新種認定の決め手となりました。一方、ヤマトサウルスは長く平たいくちばしを持つハドロサウルス科の植物食恐竜です。化石が発見された約7,200万年前の地層は当時海底だったことから、海辺に生息していたと推測されます。歯の特徴から新種に認定されました。

丹波市にある丹波竜化石工房「ちーたんの館」では、タンバティタニスの全身骨格などを展示しています。
 

【JRでのアクセス】
丹波竜の里公園:福知山線「下滝」駅から徒歩約25分
ちーたんの館:福知山線・加古川線「谷川」駅から徒歩約20分

 

Q.2例が認定されたことは全国的に珍しい。
国内での新種認定は9例しかなく、福井県の5例を筆頭に、兵庫県が2例、北海道と石川県が1例ずつです。現在、ひとはくで調査中の篠山層群の恐竜化石のうち、角竜類とトロオドン科に「決定的な特徴が見つかれば新種に…」というものがあります。これらが認定されて4例となれば「恐竜王国」を名乗ってもいいでしょう。

Q.ひとはくで恐竜に親しむ機会は。

化石やパネルの展示のほか、化石のクリーニング作業を公開しています。また、篠山層群から運搬した岩石を使って化石の発掘体験も定期的に開催しています

 

クリーニング作業の様子。

 

県立人と自然の博物館 三田市弥生が丘6
TEL079-559-2001 FAX079-559-2007
「ひとはく」で検索

2電動バイクで初夏の小代を巡りませんか

日本の棚田百選に認定されているうへ山の棚田や久須部渓谷の要滝など、自然豊かな香美町小代地域をレンタル電動バイクで巡る「小代ぷちたび」に出かけませんか。緑のきれいな初夏が特にお薦めです。
(香美町小代観光協会 邊見裕作さん)
※電動バイクレンタル料:90分3,000円(保険代別途500円)

小代の絶景に出会えます!

香美町小代観光協会
TEL0796-97-2250 FAX0796-97-2307
「小代観光協会」で検索

3横尾の最新作は中国の僧がモチーフ

最近の横尾忠則は唐の時代の僧、寒山と拾得をモチーフに、自ら「朦朧体」と呼ぶ新たな描画スタイルで創作に取り組んでいます。近年患っている難聴と腱鞘炎がもたらした朦朧体は、自由にうねる線や輪郭のゆらぎが特徴。最新作と過去の作品を照らし合わせると、作画における格闘と模索の跡が見えてきます。
(横尾忠則現代美術館学芸員 小野尚子さん)
【横尾忠則 寒山拾得への道】
7月18日(月曜日)まで
一般700円、大学生550円、70歳以上350円、高校生以下無料

「寒山拾得 2020」2019年、作家蔵

横尾忠則現代美術館 神戸市灘区原田通3-8-30
TEL 078-855-5607 FAX 078-806-3888
「横尾忠則現代美術館」で検索

4趣向を凝らした啓発活動で県民のハートをつかめ!

親しみを持って取り組んでもらえる交通安全の啓発や音楽を通した触れ合い。「お堅い」イメージを払拭する、兵庫県警察のユニークな活動を紹介します。(取材・文 本紙編集部)

【生田警察署(神戸市中央区)】笑いを誘うピクトグラムのパントマイムで動画配信

昨年の東京オリンピックの開会式で話題になったピクトグラムパフォーマンスを参考に、交通安全を呼びかける動画を制作。
交通課員が全身青いタイツに身を包み、「シートベルトしめよ」をはじめ5ポーズを標識などを用いて表現、YouTubeで配信しています。思わずくすっと笑えるユーモラスな動きに注目です。
【問い合わせ先】
生田警察署交通課 TEL078-333-0110

【兵庫県警察音楽隊】県民と音楽でふれあう

毎月第3金曜の12時15分から、神戸市内にある北野
工房のまちで「金曜コンサート」を無料開催。「懐メロ」を中心に演奏しています(申し込み制)。
【問い合わせ先】
兵庫県警察本部県民広報課 TEL078-341-7441

【小野警察署(小野市)】横断歩道を模したケーキでおいしく楽しく伝える

交通課員が昨秋、イメージ画を作成し、地元の洋菓子店「ルージュフォンセ」と商品化。毎月11日の「横断歩道おもいやりの日」に販売しています。
購入者には、署員手作りの反射材付きアクセサリーもプレゼント。
【問い合わせ先】
ルージュフォンセ TEL・FAX0794-62-8858

 

5感染再拡大に警戒を!

県内の新規感染者数が若い人を中心に増加傾向にあります。ゴールデンウイークを迎え、移動や会食が多くなります。ワクチンの積極的な接種や感染防止策の徹底をお願いします。

基本的な感染対策の徹底

こまめな手洗いや手指消毒、人と人との距離確保、3密の回避など基本的な感染防止策を徹底してください。適切なマスク着用(不織布マスクを奨励)をお願いします(障害や病気などによりマスクの着用が困難な場合を除く)。飲食は短時間・少人数を基本に、会話の際はマスクの着用を徹底してください。

感染リスクの高い行動の回避

混雑している場所や時間を極力避けて、少人数で行動してください。感染対策が徹底されていない店や公園等での飲酒は控えてください。

ワクチンの積極的な接種

ワクチン接種は発症や重症化の予防に有効です。若い人も積極的に接種を検討してください。

6コアラ界の最長寿です

雌のコアラ「みどり」が2月1日で25歳になり、「史上最高齢の飼育されたコアラ」としてギネス世界記録®を更新しました!コアラの平均寿命15歳を大きく上回り、人間でいうと120歳以上に相当。会いに来るなら、11 時頃の餌交換の時が断然お薦めです。地面を歩いたり新鮮なユーカリを食べたりと、普段なかなか見られない姿に出合える確率が高まります。
(淡路ファームパークイングランドの丘飼育員 平山泉さん)
 

豪・西オーストラリア州生まれのみどりは、2003(平成15)年に同州から姉妹都市の兵庫県に寄贈されたのを機に来園。好奇心旺盛で、木の上からキョロキョロとよく周りを見ています。

淡路ファームパークイングランドの丘 南あわじ市八木養宜上1404
TEL0799-43-2626 FAX0799-43-2622
「イングランドの丘」で検索

7大人2人が余裕で寝られる軽キャンピングカーです

コロナ禍で人気のキャンプ。60歳を機に軽キャンピングカーの製造・販売会社を姫路市に立ち上
げた武木田純一さんにオリジナル車の魅力などを伺いました。(インタビュー 本紙編集部)

Q.会社設立の経緯は。
自動車整備士として働く傍ら、30年近く車中泊の旅を家族と楽しんできました。理想のキャンピングカーを作りたい思いが高じて2年前、定年退職とともに会社を設立。起業に当たっては「起業家支援事業※」などの助成金が役立ちました。
Q.こだわっている点は。
棚類は家具職人に発注しているものの、その設計や調整・取り付けなどはほぼ一人で作業して経費を削り、最上位モデルでも250万円程度に抑えています。かつ、冷蔵庫や電子レンジ、カーナビ、バックモニターなど、考えられる便利な装備は全て盛り込みました。
Q.発売以来、反響は。
半年以上、納車を待っていただいている状況です。昨年の豪雨災害で1カ月近く避難生活を強いられたという神奈川県のお客さんから、「電気も不便なく使えたおかげで快適に過ごせました」と感謝の手紙を頂き、災害時も力を発揮することを再認識しました。

起業家支援事業

県内で起業・第二創業を目指す人に、事業に必要な経費を補助(上限100万円)。本年度の申請は6月30日(木曜日)まで受け付け中です。
【問い合わせ先】
(公財)ひょうご産業活性化センター新事業課
TEL078-977-9072 FAX078-977-9112

軽キャン工房Bamboo
TEL・FAX079-258-7570

8サンダリーノの歌ができたよ。みんな聞いてね

わたしは宇宙からやって来た「サンダリーノ」。三田市在住の世界的な造形作家、新宮晋先生が作った絵本の主人公だよ。大好きな三田のまちを世界中の人に知ってもらいたいという思いで名付けたんだって。絵本に続いて、今年2月には歌もできたんだ。作詞はもちろん新宮先生。かけがえのない地球を大切にしようというメッセージを感じてくれたらうれしいな。

サンダリーノ

 

県立有馬富士公園  三田市福島1091-2
TEL079-562-3040 FAX079-562-0084

9新しい総合病院が姫路市に開院します

県立姫路循環器病センターと製鉄記念広畑病院が一つになり5月1日(日曜日)、「県立はりま姫路総合医療センター」(愛称:はり姫)が姫路市にオープンします。県内の県立病院では最大規模を誇り、総合的な診療機能を生かして幅広い高度専門・急性期医療を提供します。JR姫路駅、アクリエ姫路(姫路市文化コンベンションセンター)、はり姫は歩行者デッキでつながっており、アクセスも抜群です。(県病院局企画課)

 

県立はりま姫路総合医療センター

県立はりま姫路総合医療センター  姫路市神屋町3-264
【問い合わせ先】県病院局企画課
 TEL078-362-3223 FAX078-351-2883
「はりま姫路総合医療センター」で検索

10高齢ドライバーの交通事故減少に向けて

5月13日(金曜日)の道路交通法の改正により、高齢運転者への新たな支援策が始まります。

交通違反者に運転技能検査を義務付け

【対象】75歳以上で過去3年間に信号無視や速度超過等の違反歴がある人
【受検期間】免許有効期限の6カ月前から何度でも受検可能。合格しなければ免許証を更新できません

 

サポカー限定免許の創設

衝突被害軽減ブレーキ機能などを備えた「安全運転サポート車(サポカー)」に限って運転できる免許です。運転に不安のある人は切り替えをお勧めします。

 

県警察本部運転免許課
TEL 078-912-1628 FAX078-917-0757
「兵庫県警察」で検索

 

兵庫県知事 齋藤元彦、今、みなさんと。


2021(令和3)年秋から22年春にかけて実施した「SDGsCHALLENGE 2021」に参加したスタートアップ*3社の代表と対談。各社が解決を目指す課題や、兵庫県の魅力について意見を交わしました。
*新たなビジネスモデルを確立し、短期間で急成長を目指す企業
 

SDGs CHALLENGE 2021 とは

兵庫県と神戸市などが連携し、SDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた社会課題の解決に挑戦するスタートアップの事業構築、海外展開を支援するプログラム。

お話をお伺いした方々

 


(株)uni’que よりそる事業代表
高本 玲代さん
更年期障害に悩む女性に対しメンタルケアを提供するアプリ「よりそる」を開発・運用。NHKや全国紙など40以上のメディアで紹介され、上場企業を含む1,200社の福利厚生サービスとしても採用されている。


ケイスリー(株)取締役兼プロダクト事業CEO
森山 健さん

はがき等で通知していた行政情報を、行動経済学を基に個人の特性や状況に合わせてSMS等で配信する「BetterMe」を開発。運用開始1年で、大阪市など16の自治体に導入されている。


(株)Compass 代表取締役社長
大津 愛さん

LINEを使って中低所得者向けの転職相談に応じるサービス「CHOICE!」を提供。コロナ禍でオンライン実施が必要となった自治体の就職氷河期世代への就労支援と合致し、神戸市、宝塚市、京都市などから業務を受託している。

 

 

スタートアップはこうして誕生した

【齋藤】今の事業を始めることになったきっかけを教えてください。
<高本さん> 数年前、更年期障害でつらい思いをした時、夫婦げんかが増え、人間関係にも影響がありました。当時、自分自身が更年期だと気付いていなくて。世間一般でも同じような女性が多く、男性はなおさら、という状況でした。そこで、LINEを通じて更年期について情報を提供するほか、人工知能(AI)やプログラムがカウンセラーの役割を果たすことでコミュニケーションをサポートし、トラブルを解決するサービスを開発しました。
<森山さん> 妻の父ががんで亡くなり、「がん検診は無料なのに、なぜ受けなかったのか」と考えた時、通知がはがきだったことが一つの原因だと思い、はがきをショートメッセージ(SMS)やLINEによるメッセージに置き換える事業を始めました。デジタルであれば、「最寄りの医療機関はこの3つです」「30分で済みます」など、個々人に合わせたメッセージを送れます。その人がどんな情報を求めているのかを予測し、適したメッセージをマッチングするところは、AIを使っています。
<大津さん> ワーキングプアや中低所得者を対象に、キャリアカウンセリングの提供と、AIを使った就労支援を行っています。前職のキャリアカウンセラーの経験から、ワーキングプア状態にある人が時間や場所に縛られず、気軽
に就労支援を受けられるインフラをつくりたいと思ったことが起業のきっかけです。
 

21年11月に実施された、知事と「SDGs CHALLENGE 2021」参加企業との交流会の様子。

 兵庫県とスタートアップ

【齋藤】 事業を広げていく上で、兵庫県を選んだ理由は何ですか。
<森山さん> 子どもが3人いるので、妻とどこが子育てしやすいか話し合った結果、兵庫県は山も海も、都会も田舎もあるので教育に良いと思いました。実際に住んでみて、本当に暮らしやすいと感じます。
<大津さん> スタートアップ支援に力を入れている都道府県は他にもありますが、いろんな情報がもらえるという点で、断然兵庫県が魅力的でした。起業家同士のつながりもありますし、メンター*や投資家にも会えます。*手本となって助言・指導を行う人

3人がプログラム参加期間中に活動拠点とした

「起業プラザひょうご」


【齋藤】 スタートアップ支援において、最も重要視されているのが、そうした〝接続性″だといいます。兵庫県には横のつながりや、異業種が交流しやすい環境があります。
<高本さん> 私たちのようにSDGsに関する事業に取り組む企業は、地域と一緒に何かやっていこうという思いが強いです。また、一昔前は「それってビジネスになるの」と言われていた事業が、今は「SDGsだよね」と受け入れられやすくなっています。その最先端を行くのが兵庫県ではないでしょうか。社会を良くしたいと思っている企業には、兵庫県をおすすめしています。
【齋藤】 これからの社会課題の解決には、官民連携の取り組みが必要です。そのために、今後もスタートアップを応援したいと思っています。また、本年度、中高生も対象にした「ひょうごスタートアップアカデミー」を開設します。起業に挑戦をする人を支援する環境づくりに取り組んでいきます。

兵庫県の取組み

起業プラザひょうご
起業に興味のある人や起業したばかりの人に対し、オフィススペースを提供。さまざまな専門家の紹介やセミナー、起業仲間とつながるコミュニティーづくり等のサポートも行っています。
【所在地】神戸市中央区浪花町56 三井住友銀行神戸本部ビル2階
TEL 078-862-5302

 マンスリー・インフォ

この情報は4月20日現在のものです。
新型コロナウイルス感染症の状況により内容等が変更になる場合があります。最新情報は事前に問い合わせ先にご確認願います。

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お問い合わせ

部署名:総務部秘書広報室広報広聴課

電話:078-362-3016

FAX:078-362-3903

Eメール:kouhouka1@pref.hyogo.lg.jp

 

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