更新日:2014年2月21日

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第322回兵庫県議会 知事追加提案説明(平成26年2月21日)

ただいま上程になりました追加議案について、その概要を説明します。

最初に、平成25年度予算の補正です。

この度の補正予算は、年度を通じた事業の進捗、国の補助事業の確定等所要の調整を行うとともに、年度内に措置すべき事業について計上しています。

まず、県税収入について、景気の回復基調が続き、株価の上昇や法人収益の好転から、当初予算計上額に対して、県民税株式等譲渡所得割で120億円、地方法人特別譲与税で89億円の増収見込みとなるなど、県税収入全体で、市町への税交付金を除いた実質的な増額は200億円となる見込みです。
普通交付税については、当初予算額を15億円上回りました。しかしながら、基準財政収入額の算定に対して、地方法人特別譲与税が89億円上回るため、普通交付税が過大となっており、後年度に減額の精算が発生する見込みです。
このため、県税の増収分について、後年度の財政需要に対応するため、過大算定に伴う普通交付税の精算に備えて89億円、また、平成24年度に発行した減収補填債80億円のうち交付税措置のない25%相当額20億円、25年度に発行した緊急防災・減災事業債242億円のうち交付税措置のない30%相当額73億円とをあわせた182億円について、県債管理基金に積み立てることにしました。

これらの対策と事業の確定を反映させた年間の財政収支は、当初予算時に比べ126億円改善しましたが、依然、609億円の収支不足が生じます。このため、退職手当債を当初予算どおり200億円、行革推進債を当初予算より30億円抑制した170億円発行するとともに、県債管理基金を当初予算比96億円減の239億円活用して対応します。

続いて、補正予算の主な内容を説明します。

小規模保育運営支援等事業では、市町事業として行う小規模保育施設の改修等に必要な経費について、安心こども基金を財源として支援します。

県立こどもの館については、来年度より指定管理者制度を導入する予定ですが、築後24年が経過し、老朽化が進んでいることから、防水補修や、木とのふれあいワールドの修繕などを行います。

長期保有土地については、第3次行革プランの改革の基本方向に従い、今年度、先行取得債の償還期限を迎える宝塚新都市の大原野(おおはらの)・下佐曽(しもさそ)利(り)・切畑(きりはた)・玉(たま)瀬(せ)、小野市山田(やまだ)、篠山市小多田(おただ)の各用地について、県有環境林として適正管理していくこととし、交付税措置のある地域活性化事業債等を活用して取得します。

このほか、中小企業制度融資、公共事業、災害復旧事業など、事業の確定等に伴う既定予算の精算的な補正を行います。

この結果、平成25年度補正予算の規模は、
一般会計で、758億8,600万円余の減額
特別会計で、1,222億2,300万円余の増額
企業会計で、37億1,400万円余の減額となりました。

条例案件は、2件です。

このうち、「兵庫県立但馬飛行場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」は民間の能力を活用した国管理空港等の運営等に関する法律に基づき、民間事業者に一体的に兵庫県立但馬飛行場の運営等を行わせることができるものとし、この場合の民間事業者の選定の手続、飛行場の運営等の基準及び業務の範囲、利用料金に関する事項等を定めるなど、所要の整備を行います。

その他の案件は、ひょうご経済・雇用活性化プランの策定 等11件です。

以上で、提出議案の説明を終わります。
議員の皆様におかれましては、よろしくご審議のうえ、適切なご議決をいただきますようお願いします。

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