耕地整理
耕地整理は明治35年から兵庫県農会の事業として始まりましたが、明治37年3月に兵庫県耕地整理期成会が明石郡役所で発足して事業の推進が図られ、以後、河川や用排水設備の整備を伴う大規模な耕地整理が行われました。
出石川の下流で重粘土質の一毛作地帯であった出石郡小坂(おさか)村(現豊岡市)では、洪水と水不足に悩まされていましたが、明治39年から耕地整理を実施し、同41年から44年にかけて水利工事等を行いました。
その結果、耕地区画は一筆7畝から1反2畝の整然とした耕地に変わるとともに、村内の耕地面積は226町余から240町8反に増加しました。