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「第4回残しておきたい“ふるさと北播磨”写真コンテスト」の入賞作品が決まりました!!
入賞作品(最優秀賞、優秀賞、佳作)は、2月18日(日)午後~2月20日(火)午前中まで、嬉野台生涯教育センター ロビーに展示いたします。
また、2月18日(日)14:00~嬉野台生涯教育センター講堂において表彰式を行います。
なお、これらの作品は、北播磨管内の施設やイベント等で随時展示し、ふるさと「北播磨」の普及啓発に役立てることにしています。
ふるさと北播磨情報発信事業の一環として、北播磨県民局管内(西脇市、三木市、小野市、加西市、加東市、多可町)の「残しておきたい“ふるさと”の今」をテーマとした写真をコメント付で募集しました。
入賞者には、賞状と副賞が贈られます。
賞 |
受賞者数 |
副賞 |
最優秀賞 |
1点 |
3万円分の図書カード |
優秀賞 |
3点 |
1万円分の図書カード |
佳作 |
20点 |
5千円分の図書カード |
《審査員全体評》(廣岡審査員)
コンテストも4回を数えると、いわゆる定番の撮影ポイントも一通り行き渡ったのか、残念なことに応募が減少しました。あるいは手練れのカメラマンが、たいがいのポイントはもう撮り終えた、と控えられたのでしょうか?
とはいえ、今回は、定番であっても、視点と切り口を変えることで魅力を捉えた作品が上位を占めました。最優秀賞の五百羅漢の千灯会、優秀賞の三木市大宮八幡宮の宮入、東福寺の護摩行、それぞれ定番の撮影ポイントですが、過去の入賞作品とは趣が異なります。
一方、新たな視点もありました。優秀賞の三木ホースランドの乗馬。水濠を飛越する躍動感がテーマとなっています。佳作では、何ということのない、それでいて懐かしさを感じさせる北播磨の夏の道。この道を行き交った多くの人々の人生を感じさせられました。
なかなかお目にかかれないのが、町並みや街角の風景。残しておきたい光景があるようにも思えるのですが、いかがでしょうか。新たな撮影ポイントに期待します。
また、多くの作品の題名にやや物足りなさを感じました。行事や場所そのもの名称だけではなく、その瞬間に感じられた何かを伝えていただきたいのですが、難しいですね。
《審査員全体評》(岡本審査員)
当コンテストは4回目となりましたが、私自身は今回初めて審査を担当することになり、新鮮な気持ちで作品と向き合うことができました。豊かな自然や趣のある古刹、伝統が息づく営みの数々。多彩な応募作から北播磨の懐の深さを改めて実感する機会となりました。郷愁を感じさせる心の原風景を捉えたような作品に出合うと温かな気持ちになり、写真が持つ力を再認識させられます。
一方で入賞作品を選ぶ上で市町ごとに並べてみると、同じような場所、時期に撮影したものも多く見受けられました。名所の四季折々の表情や勇壮で厳かな神事は、もちろん魅力的な被写体ですが、過去の作品と照らし合わせると、どこか既視感を抱いてしまい、違う切り口を求めてしまいます。北播磨地域以外の方で、毎年、お気に入りの行事へ参加する方もいると思いますが、道すがらの景観にもアンテナを張って、新たな気付きが増えることも期待しています。
そして、地元の方ならではの、とっておきの場所がもっと出てきてほしいなとも感じました。「ふるさと」という言葉で、思い浮かべる風景は人それぞれです。この地に暮らし、日々の移ろいの中で心の琴線にふれるような場面に出合ったら、迷わずシャッターを。自慢の北播磨をご紹介下さい。
【千灯会】加西市:五百羅漢寺 千灯会
浜田 修身(はまだ おさみ)
五百羅漢さんの千灯会 女の子がゆかたを着てお参りに石仏の前にろうそくの火を灯し祈る。世代を越えて文化伝統が受けつがれる様に。
【水濠を駆ける】三木市:三木ホースランドパーク クロスカントリー競技
橋本 敏代(はしもと としよ)
森を走り、水濠へ飛びこむ。人馬一体で、水しぶきをあげ駆け抜ける迫力ある競技。是非続けてほしい。色々な馬術大会が開催されます。楽しいイベントもあり家族連れで賑わいます。 (入園料、駐車代、無料)
【執念場】三木市:本町 大宮八幡宮 秋祭り
荒木 孝允(あらき たかよし)
石段の中腹の頭上にどうしても写真に映り込んでしまう電線を地下に通してほしいです。
石段の一体感が黒い線の為にだいなしです。一番の見せ場ですので、お願いします。
【天空の護摩】加東市:東福寺 亥の子まつり
加藤 誠司(かとう せいじ)
東福寺では農作物の豊作を祝い感謝する伝統行事として、12月に亥の子まつりが行われます。柴燈護摩の後、火渡りがあり、希望者は参加することが出来ます。亥の子まつりが終わると山深い山村に本格的な冬が訪れます。
【娘の雪化粧】西脇市:黒田庄町大門
藤井 建(ふじい たつる)
黒田庄町大門グランドに隣接して栗の大木が在ります。雪が大好きだった娘さんが、お母さんが淋しくない様にと今年も技いっぱいに雪を積もらせこの朝はまるで桜が舞う様に雪化粧
【水辺の雪景色】西脇市:鹿野町 ゴールデンバレーGC
山口 康博(やまぐち やすひろ)
西脇市ではあまり雪が積もることがない。
この日はかなり雪が降り、その後晴れてきた。ゴルフ場の池の周囲に積もった雪がとても綺麗であった。
雪がない時でも四季折々の美しさがある。この景色がいつまでも残ってほしい。
【あばれ太鼓のコテコテ】西脇市:高田井町 春日神社
黒﨑 隆志(くろさき たかし)
私の住む和田町と高田井町で練り出すあばれ太鼓は、4人の乗り子を載せた屋台を約50人の担ぎ手によって左右に揺さぶられる様をコテコテと呼んでいます。勢いと豪快な動きは、とても圧巻です。
【正法寺山棚田の夕焼け】三木市:別所町 正法寺
都倉 重忠(とくら しげただ)
不毛の急傾斜地であった正法寺山の山裾は灌漑用水が整備されたおかげで豊かな水田へと変わっています。現在も農家によって、お米作りが続いています。
【馬上の一矢】三木市:本町 大宮八幡宮 流鏑馬2017
荒木 恵子(あらき けいこ)
古式にのっとり、馬上での弓矢を射るむずかしさに、走る馬上でのタイミングが合うかで決まることでしょう、大宮八幡宮の伝統にと受け継いで下さい。
【伝承の技】三木市:古式鍛錬場 金物古式鍛錬
松本 高年(まつもと たかとし)
ふいごを使い、鍛冶の伝統技術を伝える古式鍛錬は、後世に伝えてほしい日本の職人技です。
【祈りへの径】三木市:蓮花寺
上嶋 正彦(うえしま まさひこ)
参拝に来られたご夫婦が、勾配のきつい階段をゆっくりと登っていきます。その後ろには、木洩れ日に照らされた紅葉が輝いていました。何か人生を感じさせる一瞬でした。
【神秘の藻】三木市:伽耶院
大槻 さかゑ(おおつき さかえ)
太陽と時間のタイミングでとても不思議な光景で神秘的です。
【鬼のもちつき】三木市:大宮八幡宮・月輪寺 鬼追い修正会
河合 正雄(かわい まさお)
毎年1月第3日曜日に行われる鬼追い修正会(追儺式)でもちをつく鬼です。
【ホースランド秋景色】三木市:三木ホースランドパーク
岡田 忠良(おかだ ただなが)
三木ホースランドパークは、関西でも馬術大会が見学出来る貴重な場所ですが、そのパークにメタセコイア並木があり、横を馬が進む光景は北播磨の残しておきたい景色です。
【炎、炸裂】三木市:蓮花寺 鬼踊り
斎寺 義則(さいでら よしのり)
追儺は良鬼が儺を払い疫病を除く儀式です。
蓮花寺は春の新緑、秋は紅葉と季節を通じて楽しめます。
【朝日と北条鉄道】小野市:粟生駅から網引駅の途中
砂川 美喜(すながわ みき)
ふと踏切りで立ち止まり、この場所に北条鉄道の列車と朝日、心に染み渡りました。いつまでもこの風景が残され、列車も走り続けて欲しいものです。
【桜花爛漫】小野市:おの桜づつみ回廊
早川 満(はやかわ みつる)
加古川、東条川の堤防に沿って全長約4kmものスケールを誇る西日本屈指の桜並木。ソメイヨシノやエドヒガンなど5種類約650本の桜が咲き乱れる姿は壮観です。
【頑張って!】小野市:ひまわりの丘公園 ひまわり畑
田中 康祐(たなか こうすけ)
どうしたら良い写真が写せるかと、いろいろな体勢で、大変苦労をされているのが目に映り、シャッターを切りました。
【向日葵ゆれる葉多駅にて】小野市:神鉄 葉多駅
芝本 智美(しばもと ともみ)
昭和のにおいが残る古い駅舎に1970年代製造の神鉄の赤い車両がある風景が好きです。
人々の暮らしに寄り添い、2つの時代を走りぬけてきたこの電車と葉多駅の姿を、ずっと見続けていられることを願っています。
【よいこらせー】加西市:八王子神社 秋祭り
繁田 利成(しげた としなり)
高く持ち上げられた神輿と、それを見ていた子供も一緒に手を上げている様子をスナップしました。きっとこの子の脳裏に祭りの神輿が焼きついたことでしょう。
【青く蒼く】加西市:北条鉄道網引駅周辺
片島 康広(かたしま やすひろ)
田植え前の田んぼに映る青い空、緑の木々は決して都会では見ることのできない自然豊かな北播磨だからこその風景です。
【大好きな夏がやって来た】加東市:平池公園 水生植物園
鳥居 竹夫(とりい たけお)
初夏には大賀蓮、花蓮、睡蓮が美しく咲き憩いの場となります。時には園児達がザリガニ、おたまじゃくしなどの自然とふれ合う機会となります。この自然はいつまでも残していかなければと思いました。
【豊作の前に・・・】多可町:岩座神 植付の前に
辻 昇三(つじ しょうぞう)
玉石で高く積み上げられた石垣に守られた、小さな棚田の連続。秋の豊作を祈って心を込めて耕運する赤いトラクターに、昔ながらのお百姓さんの心意気を、瞼に蘇らせてくれる。お疲れさん!!!
【地元の宝もの】多可町:加美コミュニティプラザ 播州歌舞伎
小笠原 利文(おがさわら としふみ)
「農村歌舞伎」は歴史と高い技能が認められ、国内各所から招かれているとの事です。
小学校でも歌舞伎クラブや教室があり、後継者育成に努められ又町のサポート体制も整い地元の宝ものとして大切にしてほしい。
〒673-1431
加東市社字西柿1075-2
兵庫県北播磨県民局県民交流室県民交流課
「残しておきたい“ふるさと北播磨”写真コンテスト」係
TEL(0795)42-9516 FAX(0795)42-7535
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