城崎麦わら細工
細かい手作業により美しい模様を作り出す城崎麦わら細工は、江戸時代享保年間(1716~1735)に因州(現在の鳥取県)の住人「半七」という者が城崎に湯治に来ている間、宿賃の足しにと麦わらを色とりどりに染めて、こま、竹笛などの玩具にはり付け、浴客の土産としたのが始まりで、売れ行きも良かったため糸巻き、指輪等新しいものが考案されたといわれています。
今日では、その模様は精巧豊麗な小筋模様のほか花鳥、山水図等もあり、他に類を見ない伝統的工芸品としてその独特の持ち味は高く評価されています。
■指定年月日 平成5年3月19日
■製造者
城崎麦わら細工振興協議会
■連絡先
〒669-6101 豊岡市城崎町湯島357-1
電話:0796-32-2575 FAX:0796-32-3005