名塩紙
名塩紙は、西宮の北部、武庫川上流、名塩川に沿った名塩の里に、越前から抄紙技術が伝わったことから始まったといわれています。
雁皮に名塩周辺から取れる泥土を混入して漉くという技法により、シミができにくく、変色しないという特長があり、江戸時代には日焼けせず長期保存に耐えることができるため、藩札の地紙、高級な襖や屏風の上張り、下張り用として需要が多く、名塩は「名塩千軒」と称されるほどの繁盛ぶりでした。
現在では、箔打ち原紙、生漉間似合紙が主な製品であり、独自の技法を守り続けています。
■指定年月日 平成5年12月21日
■製造者
・馬場 和比古
〒669-1147 西宮市名塩1-21-18
電話:0797-61-2086 FAX:0797-61-2086
・谷徳製紙所
〒669-1147 西宮市名塩2-2-23
電話:0797-61-0224 FAX:0797-61-0224
・八木米太朗
〒669-1147 西宮市名塩2-2-6
電話:0797-61-0633