兵庫県として初となる『スタートアップビザ』による外国人起業家の受入・支援を実施 ~在留資格「経営・管理」の認定を受けた外国人起業家が県内で創業準備を開始~
記者発表日時:2024年10月18日10時
担当部署名/産業労働部新産業課新産業創造班
直通電話/078-362-4157
兵庫県では令和2年7月、大阪・京都とともに国の「スタートアップ・エコシステム拠点 グローバル拠点都市」へ選定以降、スタートアップの創出・育成に向けた取組を強化しています。
その一環として、令和4年に内閣府から「国家戦略特別区域外国人創業活動促進事業(通称:スタートアップビザ)」の認定を受け、外国人起業家による県内での創業を支援してきました。
令和6年6月3日付で、本県としては初めて、外国人起業家に対するスタートアップビザの確認証明書を交付し、国より在留資格「経営・管理」が認められました。
この度、認定を受けられたAli氏が入国し、兵庫県内を拠点に活動を開始することとなりました。引き続き、当該外国人起業家の事業活動をサポートするとともに、多様な方々が起業しやすい環境の構築に努めてまいります。
外国人起業家について
- 氏名
Seyed Mohammad Ali Motahari(モタハリ・サイード・モハメド・アリ)氏
- 国籍
オーストラリア
- 所在地(予定)
兵庫県神戸市
- 事業内容
医療カルテ、その他医療関係の証明書などの翻訳をデータで提供、既往症や
受診履歴などの確認作業を言語バリアを除くことで、シームレスにサポートするサービスの開発・提供
<Ali氏からのコメント>
特別なご支援のもと、初めてスタートアップビザが認められたことを大変光栄に思います。設立予定のMedic Translateは、外国人居住者や観光客のために医療のアクセスを向上させることを目指すとともに、医療機関が正確な情報と書類を基に正確な診断を行えるよう支援していきます。神戸の活気あるスタートアップ・エコシステムに参加できることを嬉しく思い、今後の協力を深め、地域社会の発展、経済の活性化、医療の向上を通じて、兵庫県がより国際的に魅力的な地域となることを目指していきたいと考えています。
「国家戦略特別区域外国人創業活動促進事業」(スタートアップビザ)について
- 事業目的
外国人起業家の受入を促進することにより、ひょうご・神戸スタートアップエコシステムのさらなる推進を図るとともに、県内の産業の国際競争力の強化及び国際的な経済活動拠点の形成を図ることを目的として、令和4年12月に内閣府の認定を受けて事業を開始
- 事業概要
事業の実現性・継続性等の確認を受け一定の基準を満たす外国人は、通常在留資格「経営・管理」の要件として、事務所開設や、常勤職員2人以上の雇用か、資本金の額または出資総額500万円以上などが求められるが、特例でこれらの要件を入国後6ヶ月猶予するもの
- 対象者および対象事業
次のいずれかに該当する事業において、兵庫県内で新たに事業を始める外国人
(1) IT、ロボット、健康医療・福祉、環境、物流、水素等新エネルギー(蓄電池含む)、航空(ドローン、空飛ぶクルマ含む)の産業で、高度技術を活用した事業
(2) 既存産業の高付加価値化やイノベーションを誘発する事業
(3) 中小企業の経営基盤の強化・持続的な発展に資する事業(AI、IoT、ロボット)