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更新日:2023年6月16日

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フェニックス防災システム

フェニックス防災システムとは?

阪神 淡路大震災の教訓を踏まえた実践的なシステム

フェニックス防災システムは、阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ、地震災害だけでなくあらゆる災害に迅速に対応できる総合的な防災情報システムです。このシステムは、災害情報や気象観測情報の収集・提供、被害予測などの機能や需給推計・タイムライン機能を持ち、迅速で的確な初動・応急対応を支援します。

 

災害対策本部の意思決定を支援

気象観測情報の提供に加えて、被害予測、災害速報、災害状況図表示機能など災害対策本部の意思決定を支援するトータルシステムです。

 

地域社会全体で支える開かれたシステムを指向

インターネット技術(Web技術)を全面的に採用してシステム構築し、県民に対してはホームページにより防災関係情報を提供しています。

 

防災関係機関との連携強化と情報の共有化

災害時の初動・応急対応を円滑に進めるため、県の関係機関をはじめ、市町、消防本部、警察本部、警察署、消防庁、自衛隊、海上保安本部、ライフライン事業者等に防災端末を設置し、関係機関との連携を強化するとともに、情報の共有化を図っています。また、本システムを防災関連情報の共通基盤とするため、県庁内防災関連システムと積極的に連携を図っています。

 

Lアラートとの連携

兵庫県内の市町が本システムに入力した避難指示などの情報(高齢者等避難・避難指示、避難所開設)は、即座にLアラートに発信されます。Lアラートに発信された情報は、地上デジタル放送テレビのデータ放送などを通じて、いち早く県民へ伝達されます。

(参考)

地デジデータ放送による災害関連情報の提供(Lアラート)について

平常時からの行政活用

電子メールや電子掲示板などのコミュニケーション支援機能により、防災関係機関間における柔軟な情報共有に寄与しています。

ソフト面の機能

  • 観測情報収集機能
    気象庁、気象情報配信事業者からの気象情報及び河川情報・土砂災害警戒情報を収集・蓄積し、加工・処理した結果を防災端末に提供します。
  • 震度情報収集機能
    県内に設置した震度計からの情報を収集します。
  • 被害予測機能
    県内に設置する地震計からの震度情報及び250mメッシュ毎の建物・人口等の基礎データをもとに、震度分布図、建物倒壊数や死者・負傷者数等の被害予測を行い、防災端末に表示します。
  • 需給推計機能
    被害予測結果等から、災害対応に必要な防災物資・要員等の応援必要計画数を防災端末で分析します。
  • 災害情報機能
    防災関係機関から報告される事務所被害、災害速報や災害総括などの各種被害状況を、地図や画像と共に報告し、防災端末に表示します。
  • 映像情報システム
    ヘリテレ・高所カメラ・河川カメラ等の災害情報映像及び防災端末に表示される内容を、災害対策本部室の大型マルチスクリーンに表示し、各種会議等を支援します。
  • 情報通知機能
    気象警報・注意報等の情報を、各防災端末にポップアップで通知し、防災関係機関に一斉に注意喚起します。
  • 地理情報システム(GIS)
    県内地図を管理し、被害地域等の各種情報を表示します。
  • コミュニケーション機能
    県民向けに、インターネットを活用した防災気象情報のホームページを配信します。また、「ひょうご防災ネット」では、携帯電話のメール機能を利用して、緊急情報(気象警報・注意報等)をいち早く発信します。

ハード面の機能

  • 電源の確保
    無停電電源装置(UPS)と非常用発電機を整備し、停電による影響を受けないようにしています。
  • 県域を網羅する防災VPN(Virtual Private Network)
    県庁と県の地方機関、県内の防災関係機関を、兵庫情報ハイウェイや県庁WANといった光専用線を活用して接続していますが、セキュリティを確保するため防災専用VPNを構築しています。
  • バックアップ回線の確保
    県庁(サーバ)へのメイン回線に障害が発生しても、別ルートに迂回し、接続可能な構成にするとともに、万が一各光専用回線が利用不可になっても、バックアップ回線を使用可能としています。
  • 免震床構造
    各種サーバ等を設置しているネットワーク管理室などは、免震床構造を採用しています。
  • バックアップセンターの設置
    大規模災害により災害対策センターが利用不可になった場合でも、県庁から北西16キロ離れた三木市の兵庫県広域防災センターにバックアップセンターを設置し、利用可能な構成としています。

情報ネットワーク

  1. 兵庫情報ハイウェイ
    県域の情報化を推進する基幹的な情報通信基盤として整備された総延長1,100kmの大規模なネットワークで、県内主要拠点を光ファイバで結んでいます。10Gbpsの高速大容量かつ24時間365日の監視・保守体制、ネットワークのループ化、回線の地中化等により高信頼性を実現しています。また、アクセスポイントは多様なアクセス回線により接続できます。
  2. 防災VPN
    基幹伝送路として兵庫情報ハイウェイや県庁WANを利用して県総合庁舎、県地方機関等の拠点をデジタル専用線でループ状に接続しています。各アクセスポイントから各市町、消防本部等へは光専用線で接続し、県内全域をカバーしています。また、セキュリティを確保するため、通信は防災専用VPN(Virtual Private Network)をネットワーク上に構築しています。
  3. 兵庫県防災行政無線(衛星系・地上系)
    県と全市町・消防本部等を衛星通信回線で結んでいます。また、県庁と県民局・土木事務所等を地上無線回線で結んでいます。防災無線電話や一斉同報FAX機能、画像伝送などの平常時活用を行っているほか、災害時にはヘリテレ映像の受信や送信等に活用しています。

関連メニュー

お問い合わせ

部署名:危機管理部 災害対策課 防災情報班

電話:078-362-9811

FAX:078-362-9911

Eメール:saitai@pref.hyogo.lg.jp