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森林大学校 > 授業紹介 > カリキュラムについて

 

更新日:2026年3月5日

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カリキュラムについて

カリキュラムの体系図

本校では、ひとと自然が共存できる林業を実践するために必要な知識や技術を身に付けるため、林業に必須である森林技術に加え、森林サイエンスや森林マネジメントなどについて学びます。

演習林で林業機械実習中の写真

森林技術では、近年の林業に欠かせない重機の操縦やデジタル技術などを学びます。重機の仕組みから実践までもれなく学ぶことで、卒業後に林業の現場で働くための基礎がしっかりと身につきます。林業会社や森林組合、製材所等へのインターンシップなど、実際の現場を体験する機会も豊富で、将来の選択肢を広げる機会となっています。

樹木学の実習中の写真

森林サイエンスでは、生態学や生理学、分類学などを総合的に学習し、科学的な視点から林業をとらえる力を養います。また、樹木が病害虫や気象などによってどのような生理現象を起こすのか、それによって森林全体がどう影響を受けるのかなどを学ぶことで、卒業後は樹木医補の資格が取得できるようになります。

OA室で学ぶ学生の写真

森林マネジメントでは、数十年という樹木の成長期間を考慮し、経済活動と環境保護の両面から林業を計画する方法を学習します。航空レーザー測量などのデータを解析して、地形を3Dでとらえるデジタル技術も学ぶことで、最新の計画方法も身に付けることができます。

地域活動に参加する学生の写真

また、上記の実践的な学びを支える知識として、基礎教養の習得や地域活動も実施します。

基礎教養では、森林技術に必要な物理学・化学や、社会と林業を結び付ける経済学・法学などの基礎知識を身に付けます。地域活動では、地域のイベントの手伝いや森林関係のイベントブース出展などを通じて、地域貢献力や林業の魅力の発信力を鍛えます。

これらの体系的な授業には実習のある科目も多くあり、机上での学習だけではなく、実際に身体を動かして学ぶことが可能です。

自然豊かな兵庫県の地で、森で働くための技術や知識を身に付け、森とともに共存できる林業の在り方を学ぶ場所として、多角的な視点から学べるカリキュラムを準備しています。

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各科目の解説

森林サイエンス

生態―森の生き物と環境のつながりを学ぶ―

森林に生息する植物、動物、菌類、細菌類などの生物群と、土壌や気象などの環境との間の相互作用を学び、地域における森林の働きから地球規模の相互作用まで総合的に学びます。それにより、自らの行う林業が地域や地球にどのような影響を与えるのかを理解します。

科目例:森林生態学、森林機能保全、森林土壌学、造林学※、里山論※

※は実習あり

環境―樹木の仕組みを理解し、森の健康を守る―

樹木の分類や生理的な仕組みが、土壌や大気などの環境、あるいは病原体や昆虫、母乳類、鳥類などの生物と、どのような相互作用を及ぼし合うのかを学び、樹木ひいては森林の健全性を維持するための知識と技術を身に付けます。また、森林が人に与える科学的な影響を学び、林業として木材を生産する場だけではない、森林と人との関わり方を学習します。

科目例:樹木学※、樹木医学、森林保護学※、造園学、保健休養学、野生鳥獣被害対策※

※は実習あり

マネジメント

計画―長期的な視点で、森づくりの計画を立てる―

林業を営むためには、将来どんな山にしたいか、どんな手順で整備をするかなど、長期的な視点で計画を立てる必要があります。将来のビジョンを持ち、持続可能な林業のための適切な計画を立てられる知識と技術を身につけます。

科目例:森林林業概論、森林情報論、森林計測学※、森林計画※

※は実習あり

経営―持続可能で採算の取れる施業プランを提案―

林業を営むためには、森林に関わる政策や経営に関するノウハウが必要です。森林行政の考え方から、林業にかかるお金の知識まで広く学び、経営の成り立つプランを提案できる知識と技術を身につけます。

科目例:森林政策、森林経営、森林会計学、森林施業プラン作成

林業機械―現場で即戦力のスキルを磨く―

林業機械―現場で即戦力のスキルを磨く―

近年の林業は、林業用に特化した大型の重機を使用します。これらの操作を学び、安全でより効率的な林業を実施できる知識と技術を身に付けます。

科目例:林業安全衛生、林業機械学※、林業架線学※、素材生産総合※

※は実習あり

就業訓練―リアルな現場で働く体験―

将来の就職先をリアルに体験し、自らのキャリアを考える機会を設けています。1年生では林業と木材業にインターンシップに行き、2年生では自ら選択した森林組合や民間事業体で実際の仕事内容を就業体験します。また、キャリアデザインでは、専任の教員による指導に加え、就職支援ナビゲーターとの面談もあります。

科目例:学外就業体験、インターンシップ、キャリアデザイン、技術定着

森林土木―山を知り、丈夫な作業道を作る―

木材を生産するためには、森林に重機が入り、丸太を運び出すための道が必要です。山を削って道をつけるために、森林の地質を把握し、丈夫な道づくりに必要な土木作業に関する知識と技術を身につけます。

科目例:森林地質学、測量学※、制図学、作業道作設

※は実習あり

木材利用―木材の加工・流通・建築まで。価値の高い木材の生産につなげる―

木材が販売された後、どのように流通し加工され、利用されるのか、また木材にはどのような物理的性質があるのか、それを知ることで樹木の伐採の仕方も変わってきます。より価値の高い木材を生産できる知識と技術を身に付けます。

科目例:木材物理学、木材加工学※、木材流通、木造建築・木材コーディネート、木材利用教育※、里山資源利用論

※は実習あり

体験研修―林業先進地から地域とのふれあいまで―

実際に林業の先進地を訪れ、最新の林業を学びます。また、特別講師を招いてのセミナーや地域のイベントへ参加し森林や林業の魅力を伝える活動も行います。また、自ら興味を持った分野を1年かけて研究し、卒業時に発表します。

科目例:先進地研修、体験研修、特別活動、基礎セミナー、卒業研究

一般教養―林業の基礎力になる教養―

専門分野の学習以外に、大学編入時にも役立つ一般教養もあります。特に、数学や生物学、物理・化学などは、林業でも必要な基礎知識です。本校では、林業に特化した知識に集中して、これらの分野を学ぶことができます。

科目例:国語、英語、情報処理学、数学、生物学、物理・化学、社会学、経済学、法学、保健体育、救急救命

シラバス及びカリキュラムの詳細

本校のシラバス及び各学年のカリキュラムの詳細については、以下のリンクからご確認ください。