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更新日:2022年9月14日

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(東播磨地域)高砂みなとまちづくり構想の推進

播磨沿岸の東部に位置する高砂市の臨海部は、播磨工業地帯の中枢を担い、戦前・戦後、高度経済成長期においては周辺地域の活力を支えてきました。

しかし、一方では、市民にとってなぎさが遠い存在となるとともに、臨海部の企業活動も停滞傾向にあります。

このような背景をうけ、将来の高砂臨海部のあり方を検討する為に高砂みなとまちづくり構想策定懇話会を設置し、市民のみなさんの参画と協働により「高砂みなとまちづくり構想」をとりまとめました。

 

本構想は、高砂市臨海部に、快適で美しくにぎわいのある水辺空間を提供し市民生活にいやしと安らぎを与えるとともに、港湾・道路などの社会基盤や地域資源を活用し、産業と地域の活性化を図ることを目的としています。

そのため、市民・企業、行政が融和、連携を深め、参画と協働により輝くみなとまちをつくり上げることを基本理念とします。

また、構想の推進を図る為3つの基本方針をたて、それらが調和する「ミュージアム」の実現を目指しています。

 
「ミュージアム」とは・・・「地域全体が博物館である」という考え方に基づく住民主体の地域づくりであり、地域が受け継いできた資産を保存・再生するとともに、新たな拠点を創出し、地域全体の中で展示していこうとするもの。

3つの基本方針

 

【基本理念】

市民・企業・行政の調和、連携、参画と協働により高砂みなとまちをつくり上げる

~輝く高砂みなとまちミュージアム構想~

【基本方針1】高砂ウォーターフロントミュージアムづくり

高砂臨海部で市民の身近な憩いの場をつくる。

 

(展開方向)

1.市民の憩いの場であるなぎさの再生

2.市民の暮らしとなぎさの距離を縮めるアクセスの強化

3.周辺地域との連携による一層の水際線利用

 

(先導プロジェクト)

・高砂海浜公園、向島公園の再生

・パブリックアクセス事業の活用による水際線の開放

【基本方針2】高砂産業ミュージアムづくり

臨海部のにぎわい・活力の向上を図り、産業活性化によるにぎわい空間をつくり出す。

 

(展開方向)

1.港湾・道路などの社会基盤の充実による産業の支援

2.産業の活性化によるにぎわいの空間の創出

3.漁業の活性化によるにぎわいの空間の創出

 

(先導プロジェクト)

・高砂西港リニューアルによる臨海部企業の物流拠点と親水空間の一体整備

・産業ツーリズムの推進と産業支援に向けたソフト施策の充実

【基本方針3】高砂歴史ミュージアムづくり

 

高砂の深い歴史を継承・再現していく。

 

(展開方向)

1.みなとの発展に関連深い歴史的資源の保全・再現

2.歴史ある高砂の祭りの保全と観光資源としての活用

 

(先導プロジェクト)

・堀川まちなみの保全と水路の景観形成

・高砂神社秋祭り船渡御神事の継承と祭りの保存

 
先導プロジェクト・・・構想検討の過程で市民のみなさんの期待がより強かった施策については、構想の実現化を先導するプロジェクトとして位置付け、構想の中に、ある程度具体的な取り組みまで盛り込まれています。

荒井地区におけるパブリックアクセス事業

先導プロジェクトの1つに、荒井地区におけるパブリックアクセス事業の推進があげられており、臨海部への企業進出により、近づくことが出来なかった海辺を県民に開放するため、臨海部民間企業の協力を得て、県がその用地の一部を借り上げ、親水緑地「あらい浜風公園」が平成18年11月19日にオープンしました。

お問い合わせ

部署名:東播磨県民局 加古川土木事務所

電話:079-421-9183

FAX:079-421-0072

Eメール:kakogawadoboku@pref.hyogo.lg.jp