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更新日:2025年10月14日

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知事記者会見(2025年10月14日(火曜日))

【発表項目】

  1. プレミアム付デジタル券「はばタンPay+」 第4弾 子育て応援枠の追加販売(PDF:6,173KB)
  2. 有機農業アカデミー入学願書受付開始~令和8年4月開講 第1期生募集~(PDF:1,509KB)
  3. 令和7年度兵庫県文化賞等四賞 及び 芸術奨励賞 受賞者の決定(PDF:730KB)

動画

知事会見を動画で見る(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

知事記者会見内容

1番目は、「プレミアム付デジタル券「はばタンPay+」第4弾子育て応援枠の追加販売」です。

食料品価格の更なる値上げなど長期化する物価高騰の影響が県民生活を直撃しております。

兵庫県としても「はばタンPay+」というものをこれまでさせていただいておりますけれども、今回、補正予算でも特に家計の影響において、食品等の支出が大きい子育て世帯を応援するために、補正予算を提出させていただきまして、もう既に全会一致で県議会でも可決いただいたという形になっております。

今回、第4弾の子育て応援枠というものを追加販売させていただくということになります。

来週の10月23日(木曜日)から申込みを開始いたします。

申込みの期限は、約1ヶ月後の11月17日までということになっております。

デジタル券の利用期間については、年間の最も家計の支出が大きくなるという年末年始にご利用いただけるように12月19日からの利用開始という形になります。

期限は年明けの2月28日までということになります。

そして、今回の対象者ですけれども、兵庫県内に在住される18歳以下のお子様を持つ世帯の代表者お1人という形になります。

マイナンバーカードや子ども医療費受給者証など、証明書類を提出されるという手続きを経て、申込みをしていただくという形になります。

そして、申込み時点で妊娠をされている方についても、母子手帳を証明書類として申し込んでいただくということが可能ですので、ご利用いただければと思います。

予算は約15億4000万円という形になります。

本人チャージ額とプレミアム額を合わせたデジタル券の発行総額としては57.5億円、申込みの口数としては、92万口を用意させていただいております。

プレミアム率は、これまでと同様に25%という形になります。

1口6250円分を5000円で販売するというものになります。

1世帯あたりの申込み上限は、子育て世帯の負担増加を考慮しまして、前回の一般枠の追加は2口とさせていただきましたが、4口に拡大をしたいと思っております。

18歳以下のお子さんがおられる世帯の約半数に相当する約23万世帯の利用を想定しております。

前回の実績を踏まえて十分な予算を確保させていただいておりますが、仮に応募が申込み数を上回った場合も何とかやりくりしながら、できるだけ多くの方に4口のご利用をしていただけるようにしたいと思いますが、場合によっては抽選という形になる場合もありまして、その場合には口数が4口から3口になるということもご理解いただきたいと思います。

申込みは先着順じゃなくて、十分な申込み期間を26日間確保させていただいております。

アクセスが集中するということもありますけれども、しっかり繋がるように、アプリやコールセンターを通じて、申込みやご相談をいただければと思っておりますので、よろしくお願いします。

周知についてもしっかりとやっていくということで、幼稚園や保育園そして小学校や中学校、高校などを通じて保護者の皆さんへの周知や、もう既に県内では約1万4000店舗の参加店舗がありますけれども、そこでの周知、それから市や町のイベントでもやりますし、県内約1000ヶ所の子育て中の親子が集まる「まちの子育てひろば」での周知など、様々な機会を捉えていきたいと考えております。

長引く物価高騰の影響を受けながら、子育てに奮闘されているお子様をお持ちの皆さんの家計をしっかりと応援していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

一方で、今後も物価高騰が続くというふうに予定されております。

この場でも申し上げていますけれども、「はばタンPay+」というものは、実効性、効率性、そして即効性の観点から、我々としては大変有効だと考えておりますので、ぜひ国の方においてもデジタル商品券事業などに使える物価高騰対策の交付金を、早く秋の補正予算で編成、そして成立をいただいて、さらに多くの皆さんに一般枠を幅広くご提供いただけるようにしたいと思っておりますので、国の方におかれても、交付金の拡充をしっかりやっていただきたいと考えております。

 

2番目は、「有機農業アカデミー⼊学願書受付開始〜令和8年4月開講 第1期生募集〜」です。

経営として成り立つ有機農業というものが大事になっています。

一方で、消費者の皆さんのニーズも有機農業や環境創造型農業へのニーズというものも高まっています。

そういった意味で、有機農業を担う人材を育成していくということが農業への新規就農や、新たな人材を育んでいくためには有効な切り口だと考えています。

そういった意味で、実践的なカリキュラムに沿って知識や技術を体系的に学ぶことができる有機農業アカデミーを県立農業大学校の方に来年度から正式に設立、そして入学者の受け入れをしていくということになります。

この度、有機農業アカデミーというふうに呼称させていただいておりますけれども、そこの第1期生となる学生の入学願書の受付けを開始したいと考えております。

5月の定例会見で、有機農業アカデミーの募集要項などについてもお知らせをさせていただきました。

このアカデミーは、1年間、基礎的な農業技術を有している方などを中心に対象とさせていただいて、個別に割り当てられたほ場で先進的な有機農業をされている農家の方などの指導を受けながら、有機農業のスキル・技術を学べる課程であるということになります。

オーダーメイドでどういった販売品目を希望に応じて選択できるなど、全国的にも先進的なカリキュラムにもなっていますし、10人からスタートしますけれども、ビニールハウスや生産するほ場も個別にご用意させていただいておりますので、そういった意味でも実践的かつ先進的な施設、学校となっております。

7月から先立って開講しておりますプレコースも大変多くの方に受講いただいておりまして、現在33名の方が受講されています。

応募は70名ほどしていただきましたので、大変有機農業に対するご関心というものはやはり高いものとなっております。

今回、受験内容については、こちらに書いてあるとおりですけれども、高校卒業以上の学力がある方で、有機農業に関心が高く、基礎的な農業技術・知識を有している方ということを中心にさせていただいております。

主には社会人経験者が本格的に有機農業を学んで、農業に関わっていただくことを想定しておりますが、もちろん農業高校であったりとか、社会人経験をされていない方でも農業のスキル、技術を有している方についてはもちろん対象になっていくということだと考えています。

募集人数は、10名で1年間の通学制という形になります。

願書は、10月29日、今月の末から受付を開始しまして、11月17日までとなります。

入学試験は、11月26日に加西市の県立農業学校で実施をしまして、筆記と面接を行うという形にさせていただいておりますので、QRコード(QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です)からぜひ概要については確認いただきたいと考えています。

兵庫県として初の有機農業を専門的に学べるアカデミー、学校の創設となり、今回が第1期生の募集という形になりますので、この1年間で学んでいただいて、同じ志や目標を持つ仲間と出会うということが、技術の習得のみならず、そういった機会になると思いますので、ぜひ有機農業アカデミーの卒業生が、兵庫県の有機農業をはじめとする農業を支えていただける人材となることを期待していますので、兵庫県のみならず全国からチャレンジをしていただくということを願っております。

 

3番目は、「令和7年度兵庫県文化賞等四賞及び芸術奨励賞受賞者の決定」です。

この度、県民文化の高揚や科学技術の向上、そして、スポーツ振興や地域社会づくりに貢献された11名の方と3団体の功績を讃えるということで、兵庫県文化賞、そして科学賞、スポーツ賞、社会賞を贈らせていただくということにさせていただきます。

また、将来の活躍が期待される若手から中堅の芸術家を讃えるという意味で、芸術奨励賞を3名の方に贈ることを決定させていただきました。

いずれの方も、兵庫県を拠点に永年にわたりすばらしい活躍、そして若手の方はこれから期待されるという方ですので、心からお祝いを申し上げたいと思います。

受賞者についての功績の詳細は次ページに記載させていただいておりますけれども、文化賞ではマイム俳優の方であったりとか、能楽師、ヴァイオリニストなど、各界で活躍されている方、科学賞ではバイオやSPring−8の活用、そしてがん治療などに携わっておられる方、スポーツ賞はセーリングなど国内外で活躍されている方、社会賞としては、草の根の活動を長年消費者被害の防止も含めてされたという方、そして奨励賞については、いずれも作曲家、画家、そしてチェロ奏者として活躍いただいている方に授賞をしたいと考えています。

贈呈式は11月13日にラッセホールで行うことを予定しております。

今年はチェロ奏者の皆川さんに記念演奏してもらいまして、花を添えていただきたいというふうに考えています。

受賞された方の今後の更なる活躍を期待しておりますので、改めましておめでとうございます。

私からは以上です。

質疑応答

NHK:

2つ目の有機農業アカデミーの入学願書受付開始について伺います。

この有機農業アカデミー入学願書の受付を開始されたというところで、知事ご自身の思いとして、まず、有機農業を取り巻く課題とですね、こうした取組みを行う狙いについてまず教えてください。

 

知事:

農業全体としては、今回のコメ不足の中でですね、顕在化しましたけど、やはり担い手の高齢化、そして少なくなっているということが大変課題になっています。

一方で、有機農業の分野については、先般、夏のプレコースでも定員を大幅に超える方が応募していただいているとおり、有機農業への担い手としての関心というものは大変高いものがあります。

消費者においても、ニーズが多様化している中で、一般的な慣行農業というものがしっかり農業を支えつつも、ニーズとしては有機農業であったりとか、環境にやさしい農産物を食べたいという方も増えてきておられますので、農業のこれからの持続可能な形を目指す1つのあり方として、有機農業というものが1つの切り口になるというふうに私自身は思っていました。

2年来かけて検討会で議論を重ねてきましたが、有機農業というものは課題がグルグル回っていてですね、たくさん作ってくださいというと売り先がないですと、たくさん売ってくださいというと作る量が少ないですというふうに、鶏と卵の状況になっていますので、兵庫県としては、そういった意味ではここでですね、人材育成、担い手を少しずつでも増やしていくということが、有機農業をこれから活性化していくために大事な取組みなんだということで、有機農業アカデミーを今回、令和8年度から開設をさせていただくということにしましたので、まず、人材育成、そして農業の担い手を増やしていくということからですね、有機農業の振興からですね、農業全体の振興に繋がっていくようにしていくというのは私の思いですね。

 

NHK:

昨日ですね、半年間に及んだ万博が終了しました。

知事ご自身も、閉幕式の方に出席されたと思うんですけども、まずそもそも、半年間の万博、終了したことに対しての受け止めをお願いします。

 

知事:

もうあっという間の半年間だということです。

先日、閉幕を迎えました。

いのち輝く未来社会のデザインをテーマとして、各国が集まって、様々なイベントや行事をされたということです。

昨日、閉会式などに、そして関西パビリオンにも、閉幕セレモニーなどにも参加させていただきましたが、大変名残惜しいものがあるというのが、まずは率直な感想ですし、携わっていただいたすべてのスタッフの方、関係者の皆様に改めて感謝と敬意を表させていただきたいというふうには思っています。

兵庫県としては、万博会場での兵庫県ゾーン、それからEXPO TERMINALや楽市楽座、そしてひょうごフィールドパビリオンという万博内外での、様々なイベントやプログラムを展開させていただきまして、これについても本当にスタッフの皆さんにも感謝申し上げたいというふうに思っています。

これから万博が終わって終わりではなくて、これからレガシーとして何を繋いでいくかということが大事だと思いますので、兵庫県としては、ひょうごフィールドパビリオンなどですね、万博外でのイベントなどもさせていただいたということがありますので、これをソフトレガシーとして、しっかりこれから兵庫県内での産業や観光、交流人口、そして地域の活性化に繋いでいくということが大事だというふうに思いますので、今回の取組みの検証などをしっかりする形で、次なる取組みに繋げていきたいというふうに思っています。

 

NHK:

今、知事お話ありましたフィールドパビリオンについてなんですけども、弊社の取材でも、その万博をきっかけにですね、体験プログラムを通じて、地域の魅力を伝えることが有効だと気付けましたといったような声がある一方で、なかなかフィールドパビリオンというところで、体験プログラムをされた方はですね、横ばい、誘客については横ばい、もしくは減ったというような声も両方あるんですけども。

この260を超える体験プログラムを用意した中でですね、今、万博が終わった中で、県が独自として打ち出したフィールドパビリオンについての課題については、どういうふうにお考えでしょうか。

 

知事:

フィールドパビリオンについては、これからもしっかり繋げていくということが大事な取組みだと思います。

そのためにも、この半年間の取組みの成果、そして浮き彫りになってきた、洗い出されてきた課題をしっかり検証していくということが大事だというふうに思っています。

もちろん、約260ありますし、そのプログラムによっても、誘客の受け入れであったりとか、PRのですね、スキルの濃淡もありますから、誘客が盛んにいったところもあれば、なかなか思ったよりも伸びなかったというところもあると思いますけども、感謝申し上げたいのは、そんな中でも、260を超えるプログラムの方がやろうというふうに意欲をもって手を挙げていただいたということと、この間の準備や万博期間中にも取り組んでいただいたということには、感謝申し上げたいというふうに思いますので、いろいろな課題が出てきたものを、しっかりと受け止めて整理しながら、この後のですね、繋がりに意欲ある方を中心に、しっかり繋いでいきたいというふうに思います。

 

NHK:

あと、確認ですけども、フィールドパビリオンというのは、今後も継続して行っていくということでよろしいですか。

 

知事:

そうですね。

万博会場というものは、今回、撤収作業はスタートしていまして、あとは楽市楽座やひょうごEXPO TERMINALも、ハードとしてはもうなくなってしまうという形になります。

ひょうごフィールドパビリオンというのは、その後に繋いでいくという意味で、既にある既存の場所を活用して、発信して、誘客していこうというプログラムですので、万博後が大事だというふうに思っていますから、今後、2027年にはワールドマスターズゲームズとか、あとは2030年には神戸空港のさらなる国際化も予定されていますので、海外からのインバウンドの誘客、それから兵庫県をはじめとする国内の方の誘客をしっかり図っていくということが大事だというふうに思いますね。

 

NHK:

万博について、もう1点伺います。

それこそ知事、足を運ばれた会場の方には2000万人を超える方が万博会場の方にはいらっしゃった一方で、2つ目の質問にもちょっとチラッとお伝えしたように、県内のですね、観光地の中には、まずは万博やと、この半年間はというとこで、結構万博の方にお客さんとられてしまいましたというところを言われる観光地の方もいらっしゃるんですよね。

そうした中で、もちろん良い面、レガシーを残していく、180を超える国が集まってという、良い面がある一方で、この万博をしたことによってわかった課題というかですね、観光という視点でいくと、周辺自治体の首長としては、どんな課題が残ったというふうに思われますか。

 

知事:

我々の狙いとしては、万博の会場外に、いろいろな観光地やフィールドパビリオンに誘客をしていくということを、おっしゃっていただいた2000万人を超える方が一堂に集まる機会ですから、それを横に広げていく拡張型万博というのが今回の万博の1つのコンセプトでもありましたし、それをしっかり体現していこうと、具現化していこうということでいろいろな取組みをさせていただきました。

一方で、それはある種、楽市楽座でも誘客が図られたという声も、もちろん課題もあると思いますけど、フィールドパビリオンでも、そういった良かった面もあったと思いますが、一方で、ご指摘のとおり、県内の観光地、特に温泉地については、想定よりも誘客が伸び悩んだという声があるということも、実は事実で、これは万博が始まった当初から、実は少しは、観光関係者から指摘がされていたという面はあります。

原因としてはおそらく2つあって、1点目は、本当にロジ的な話だと思いますけど、バスの運行関係者が万博関係などに対応したということもあって、バスにおける団体旅行が来なくなったということが大きな要因の1つだというふうに思います。

それから、特に関西を中心とする、兵庫県もそうですけど、国内観光の一定のマーケットというものが年間通じてあって、それが今回は、半年間の万博に行きましょうという形になったということで、相対的に他の観光地に行く方が、そのパイの中で一定濃淡があったということだと思いますので、そこを何とかカバーすべく、フィールドパビリオンなどをやってきたという面がありますので、そのあたりはこれから、我々としてもしっかり分析をしていくということが大事だと思いますし、長期間の大きなテーマパーク型の誘客の大イベントがある場合には、そういった国内の観光需要というものが、一定、大きなテーマパークであったり、テーマイベントに吸引されるということが、他の観光地にとって、こういった影響が出るということが今回見えたということもありますから、そういった意味でも、どういった対策ができるかということを、これからしっかり考えていくと。

その手始めとして、すでに補正予算でも計上させていただいたとおり、万博が終わった後に、観光のバス旅行のインセンティブというか、フィールドパビリオンなどを組み込んだツアーに支援をしていくということで、誘客の波をしっかり手当しておこうということをやろうとしていますので、そういったところも含めて、どういった対策が講じていけるかというのはこれから検証していきたいというふうに思いますね。

 

NHK:

最後1個確認させください。

先々週の会見で、万博を受けた県内の検証について、終わった後から検証していくことになると思うというふうにおっしゃいました。

それについての目途感は、まだ現時点でも、例えば年内にとか、年度内にとか、そこら辺というのは。

 

知事:

まだないですね。

万博協会や国の方も、一定の検証はするとは思いますけど、それも見ながらですね、県としても独自のフィールドパビリオンや様々な誘客の課題とか、そういったものをしっかりやっていくということは、やっていきたいというふうには思っていますね。

 

神戸新聞:

先ほどNHKからもあったんですけれども、万博の今後の検証作業についてなんですけど、先週の会見でもあったとは思うんですが、大体どういうふうな体制で今後の検証作業をしていこうというふうな、今のところのお考えがあればちょっと教えていただけますか。

 

知事:

万博については、我々も、特にフィールドパビリオンを中心にして、有識者の方数名からなる企画委員会というものが設置されています。

そこで、今回のフィールドパビリオンなどの企画もですね、しっかり積み上げてきたということと、全体としての推進協議会というものも、万博での全県推進協議会というものも設置していますので、この2つを中心にして、これから検証作業をしていくという形になるというふうに思います。

 

神戸新聞:

別の話で教えてください。

この定例記者会見なんですけれども、週1回程度で、県と県政記者クラブの共催で開かせてもらっているんですけれども、この場を通じてですね、斎藤さんが、情報であったりとか、思いであったりとかっていうのを、一番届けたいなというふうに思っている方々というのが、知りたいんですけども、それを教えていただけますでしょうか。

 

知事:

定例記者会見というものは、今、週1回水曜日を軸に、今日は火曜日ですけどもさせていただいているということです。

これまでから、今日もそうですけど、県の政策発表であったりを、記者の皆様、そしてネットでも中継されていますから、そういった形で県民の皆様などにですね、伝えさせていただくということで開催させていただいているので、大変私にとっても大事な機会だというふうに思っていますね。

 

神戸新聞:

その上で、先日、人事委員会から出された、給与等に関する勧告についてお聞きしたいんですけれども、こちら受け取られたと思います。

諸課題の項目に、昨年来の県政を取り巻く混乱の影響を最小限に抑え、公務組織を支える職員の能力を最大限引き出し、職員一人ひとりがやりがいを持って職務を遂行できる勤務環境を整備することが重要であるというふうな項目がありました。

昨年の勧告のときも、同様の似たような文言の記載がありましたけども、この勧告を受けての知事の、斎藤さんの受け止めを教えていただけますでしょうか。

 

知事:

先日10月10日に職員の給与等に関する報告、勧告というものを、県人事委員会から承りました。

メインポイントとしては、公民の給与格差を踏まえて、給与の、そして勤勉手当などの増額をですね、提言されたということとともに、優秀で多様な人材の確保をしっかり図っていくなどですね、人事行政に関する提言もいただいたということでございます。

本当に、働き方改革であったりとか職務環境をワークライフバランスをしっかり維持して、そして広げていく、そして職員の皆さんですが、一人ひとりがパフォーマンスをしっかり発揮していただくということは、大変大事なことだと思いますので、そういった意味でも、執務環境や職場環境のさらなる充実や風通しの良い職場づくりに向けて、私自身がしっかり対応していくということは大事だというふうに思っていますね。

 

神戸新聞:

その中に2回記された分で、先ほど県政の混乱という言葉がありました。

再選から間もなく1年になるかと思いますけれども、やはり県政の混乱というのは、今も続いています。

で、これも斎藤さんが何度もおっしゃっているんですけども、組織の長として、という言葉をおっしゃられていると思うんですけども、この組織の長として、やはりこの混乱を収める責任というのがあると思うんですけれども、その中で、今、記者会見でずっとお話いただいているように、個々の質問にはかなり具体的に、思いも含めて答えていただいていると思うんですけれども、やはりちょっと一定の質問に関しては、答えが同じようなことになってしまってるっていうのがあるかなと思います。

で、先ほどちょっとお伝えしたように県政の混乱を収めるっていうところで、

先ほども記者会見の意味合いをお話いただきましたけども、この混乱を収めるに向けた県民へのメッセージ、我々じゃなくて、県民へのメッセージというのがあれば、お願いできますでしょうか。

 

知事:

知事として失職をして、そして選挙を経て、再選をさせていただいて、再選したのは11月の選挙になりますけども、失職したのはほぼ1年前という形になります。

この間、選挙などを経て再び県政を担わせていただくということになりました。

先ほどの人事委員会からの勧告というものも大変重要なご指摘だと思いますし、私もそういった意味で県政を前に進めていくというためには、やはり、何よりも政策というものを実行していくということが大事だというふうに考えておりますし、それは今回の万博でもですね、兵庫県ゾーンのみならず、他のプログラムも、何とか課題はありつつも、最後までやり遂げることができたということもですね、やはり職員の皆さんの懸命なご尽力のおかげですし、そういった意味でも、県政運営をしっかりやっていくためにも、首長のみならず、組織全体としてパフォーマンスをしっかりと発揮していくということが大事だというふうに思っていますので、そういったところはこれからもしっかりやっていくということが大事だと思いますし、その後も1年間ですね、補正予算、当初予算、そして各種、県民生活に繋がるような、不妊治療の条例とかですね、すべて、議会の方からもご協力いただきまして、可決成立しておりますので、今回の補正予算はもう全会一致で成立いただきましたので、そういった意味でも、今日のはばタンPay+も発表させていただきましたが、県民生活にとって大事な政策、そして予算というものはですね、着実に進んでいっていると。

そういった意味では停滞することなく、着実に県政は前に進めているというふうに考えておりますので、そこは県民の皆さんに、ご理解いただけるようにこれからも頑張っていきたいというふうに思っています。

 

神戸新聞:

その政策を進めていくことっていうことはこれまでもお話いただいていると思うんですけども、やはり停滞することなくとおっしゃったんですけど、やはり県政混乱している状況があると思うんですね。

政策以外、他、県議会の方で進められている知事の給与カットの分だって、今止まっていると思うんですけれども、その政策以外の分野で、知事の斎藤さんのお言葉として、混乱を収めていく、その覚悟みたいなものをちょっと教えていただきたいなという、ぜひこの場でお聞きしたいなというふうに思っています。

 

知事:

若干、繰り返しとかになってしまうかもしれないですけど、やはり私は組織の長で知事という立場ですから、様々なご批判やご指摘というものは、受け止めるということが大事な立場でもあります。

それは、県議会での議論の中でも、いろんなご指摘や声があるということも受け止めていくということが大事だと思います。

一方で、やはり県民の皆さんの大きな声としてあるものの1つが良い政策や良い県政、今回のはばタンPay+の物価高対策もそうですけど、県民本意で県政を進めていってほしいという声が一番強いというものです。

これは昨年の11月の選挙でも、大きな争点として、やはり政策を前に進めてほしいということが、県民の一番声の大きかったものの1つだというふうにとらえていますので、やはりそこは政策をしっかりやっていくということ、そのために、県庁内の風通しのよさも含めて、しっかりやっていくということが大事だと思いますので、そこはこれからも努力を続けていきたいというふうに思いますね。

議会側とも、今回の本会議一般質問など、議論もしっかりさせていただきましたし、今回は決算の議論もあります。

補正予算も全会一致で本当に成立いただいたということは感謝申し上げたいと思いますし、そういった意味でも、これからも引き続き、県政を前に進めていくということを、全力で取り組んでいきたいというふうに思っています。

 

神戸新聞:

組織の長としての言葉を尽くして、これからもいただきたいと思うので、また引き続き、場所を変えて質問させていただきます。

ありがとうございます。

 

読売新聞:

項目内はばたんPay+についてなんですけれども、今回、子育て世帯に対象を限定している理由というのを改めて教えていただけますでしょうか。

 

知事:

今回、子育て世帯に限定をさせて対応させていただきます。

いくつか要因はあります。

1つは、一般枠全体としてさせていただくこともひとつの選択肢としてありましたけども、これが財源の関係で、国の交付金を活用してやらせていただくという事業で、これは兵庫県としては全国の自治体の中ではですね、かなりやりくりを、財務が中心としてやっていただいて、大分前に配分された交付金をしっかりしかるべきときに使ってきたという面はあるんですけども、今回はばタンPay+を追加でやる際には、前回、全体としての一般枠をやるにはやはり財源がまだ十分ではないという面もあったということが1点と。

それから、その際に、薄く広くさせていただくということも1つの、前回の一般枠のようなやり方ではあると思いますが、今回は、先ほど申し上げたとおり、家計支出の中で、やはり子育て世帯というものが、非常に食料品を中心に、支出が大きいというふうにデータ上も出ています。

食料費の支出というものが、子育て世代については5ポイントぐらい支出の割合が、家計に占める食料費の支出が大きいというデータもありますので、今回は、子育て枠に絞って、支援をさせていただくということになっていますので、その点は、ご理解いただきたいというふうに思います。

 

読売新聞:

子育て世帯以外にも、生活困窮している方がいらっしゃるかと思うんですけれども、そういう方たちへのケアというところはどういうふうに考えていますでしょうか。

 

知事:

今回のはばタンPay+というものは、幅広い世帯に対応させていただいて、申し込みをしていただくということになりますけども、もちろん生活に困窮されている世帯というものは、県内のみならず、日本全体でも多数おられます。

そのあたりは、我々としても、これからですね、国や県や地元の市や町と連携する形で、しっかりやっていくということも大事だというふうに思っています。

現時点では、はばタンPay+というものはそこは世帯というものを、例えば年収などで所得を区分してやるということはしていませんので、そこは様々な世帯の方が、申し込んでいただけるという形になっていますけども、もちろん一定の所得以下の生活困窮世帯については国の方も、交付金や手当というものも、しっかりされるということも、かつてはありましたので、そういったところも踏まえて、我々としても対応は検討していきたいという思いはあります。

 

産経新聞:

万博関連で何点かお伺いします。

県立美術館のひょうごEXPO TERMINALについてですけど、来場者数の目標として、当初60万人というふうに設定されていたかと思いますが、実際10万人にとどまっていると聞いています。

この数字に対する受け止めをお願いします。

 

知事:

目標というものは設定させていただきましたが、そこについては届いていなかったということはあります。

そこは、これからしっかり検証していくということが大事だというふうに考えています。

やはり万博会場の外で、いかに誘客をしていくかということも、我々としてはやってきましたけども、当初のやはり万博全体の盛り上がりが後半になってすごくなってきたに従ってEXPO TERMINALも楽市楽座も、一定の集客がすごく出てきたというふうに思いますので、そういったあたりはしっかり検証していかなきゃいけないというふうに思いますけども。

現場レベルでは、本当にスタッフの方がSNSなどを中心にPRをしていただいて、本当に多くの子育て(世帯)やお子さんを中心に来ていただいて、本当に満足していただいたということも聞いていますので、目標の数値設定とともに、やはり満足度というものもしっかり検証していきたいというふうに思っています。

 

産経新聞:

60万人という目標は、どういった根拠で設定されたんでしょうか。

 

知事:

来場者数の、一般的な県立美術館への来場者数から、今回、企画展であったりとか、教育旅行を通じて増加がするということがあるだろうということで、60万人と設定したというふうには伺っていますね。

 

産経新聞:

EXPO TERMINALですけど、フィールドパビリオンへの誘客につなげようという趣旨だと思うんですけど、その趣旨に対してどの程度実際貢献できたのかというところと、検証作業の話も出ていますけど、そういった点も今後検証していくんでしょうか。

 

知事:

EXPO TERMINALには、フィールドパビリオンを中心に、展示物をワークショップなどの形式でやっていますので、播州織であったり、丹波の丹波焼、それから但馬の牛であったりとか、各地のフィールドパビリオンをフックとして、そこから知っていただいて、来るようにと誘客につなげるためにやらせていただいておりますので、そこがどのように実際の誘客や、商品の販売などに繋がったかというところはですね、これから先ほど神戸新聞の最初の質問にもあったとおり、企画委員会などをベースにして、しっかり検証していきたいというふうに思います。

 

産経新聞:

知事の感触として、EXPO TERMINALがフィールドパビリオンの誘客に繋がったという点は、どう考えていますか、効果あったと思いますか。

 

知事:

県民の皆さんを中心に来ていただいた面があると思いますけども、やはり兵庫県に住んでいても、自分が住んでるところ以外の地域に、県産品や県のすばらしいものがあるということは、なかなか知らなかったりすると思いますので、そういった意味でも、EXPO TERMINALをきっかけにして、県内外の方が、兵庫県の様々な魅力に触れていただいて、そこに今度行ったり、その商品などを買ってみようというきっかけ作りになったという面があると思いますので、そういった意味では、これからさらなるそういった活性化につなげていくということにしていきたいなというふうに思います。

 

毎日新聞:

副知事の人事のことを伺いたいと思います。

9月議会でもですね、副知事の補充する議案というのは出てきませんでした。

まず、副知事選任の現状どのような状況にあるのかを教えてください。

 

知事:

これまで述べてきたことと繰り返しになってしまうのは恐縮なんですけども、副知事というものに2人体制になっていまして、現在は服部さん1人になっているという状況ですので、やはり複数の2人体制というものが定数としてあるので、その2人になるべくですね、時期や人選も含めて、引き続き熟慮を重ねているという状況でございます。

 

毎日新聞:

副知事がですね、1人体制なってからもう1年以上過ぎまして、知事おっしゃるように、また新たな方という方がですねなかなか見つからないっていうのも、これはなかなか難しいところだと思いますけれども。

ただ、そうであれば服部副知事が1人でですね、やはりどう考えても、業務が過重になっていると思われますので、それを補うような、副知事じゃない方で服部さんの業務をですね、一部肩代わりするような、例えば新たな何でしょう、役職の方、理事職なんかは分かりませんけれども、そういう方を置くような、例えばそういうようなですね、そういう何かフォローするような取り組みって何かされないのでしょうか。

 

知事:

すでに若者Z世代担当理事として置かせていただいておりますし、現在の理事というものも、一般職でいうと事実上一番上という形になりますし、そういった対応は、今の枠組みの中でもありますから、副知事1人体制ですけども、あとは部長さん含めて、私も含めて全体で、業務をしっかりカバーできるように、これからも努めていきたいというふうに思っていますね。

 

毎日新聞:

当然カバーしてらっしゃるんでしょうけども、それがもうすでに1年以上過ぎているということであれば、何らか全体でカバーするということじゃなくて、何らかの具体的に措置をとる必要があると思うんですがそのあたり知事はどうお考えなんでしょうか。

 

知事:

そこは特に考えてはいません。

 

関西テレビ:

万博の1日前に終わりましたひょうご楽市楽座について伺います。

我々、8月28日に楽市楽座についての放送をしましてですね、その時は大体1日1500人~1600人ぐらいの入場者だったのが、放送したその週の週末にいきなり神戸WEEKで2300人だったりとか、1.5倍になったりとかかなり増えていて、その後も好調だったというふうに聞いておりまして、我々取材していて職員さんたちが非常に苦労されていたり、努力をされていたので、好調なのは非常にうれしい限りなんですけども。

実際、最終の方で知事もいらっしゃったようですけれども、楽市楽座の結果についてどういうふうに受け止めているかというのを教えてください。

 

知事:

楽市楽座の来場者数については、まずは、楽市楽座に携わっていただいたスタッフの皆様はじめですね、来場いただいた方に本当に心から感謝申し上げたいというふうに思います。

今おっしゃっていただいたとおり、前半の方はなかなか誘客の伸びがですね、苦慮した面もありますけども、後半に従って来場者数は大変伸びてきたということになっています。

この辺りはイベントであったりとか花火とかですね、そういったものが万博じゃなくても楽しんだり、雰囲気を味わえる、見れるということもあって、徐々に認知度が高まっていってですね、あとは、パークアンドライドの利用者も、元々それを見込んでやっていたんですけど、最後の方はパークアンドライドの予約もほぼ埋まったということで、そういったこともあって、最後は急に伸びていったということもあるとは思いますけども。

出展された方や来場者の方からもですね、喜びの声ですね、万博会場には入れなかったけど、楽市楽座で万博の雰囲気を感じられてよかったという他県の方もおられましたし、それから出展者の方もですね、やはり大変多くの方が、商品や取組みを知ってもらったということで、本当に参加してよかったと。

こういった、県内全体の様々なものが集まって発信して、集客できるようなイベントというものは、ぜひ今回だけじゃなくていろいろな機会で作って欲しいという本当に強いご要望もいただいたりしましたので、そういったプラスの評価、それからいろいろな課題もあったと思いますので、全体としてやはりこれからしっかり検証して、次に繋げていきたいというふうに思います。

 

関西テレビ:

最後の2日間とか何人ぐらい入ったかというのは、知事のお手元に何か数字ありますか。

 

知事:

最後の2日間は、ちょっと手元にデータがないですけども、5000人以上入ったというふうには伺っていますね。

本当に体感としても駐車場が満杯状態で、花火も皆さんが楽しんで見ていただいていましたということですね。

 

関西テレビ:

この楽市楽座というのは、そもそも万博と違って入場が無料ですし、黒字とか赤字とかそういう類のものではないんだと思うんですけれども、やはり目的としては県内の産品とか産業をいろいろ知ってもらって、経済効果が上がったらいいなというのがあるんだと思うんですけども。

この目的が達せれたかどうかというのを、どういうふうに今後検証していくのか。

その検証方法というのは知事どういうふうにしていったらいいというふうに考えていますか。

 

知事:

これからの課題だと思いますけども、1つはひょうごフィールドパビリオンの発信というものもありましたので、ひょうごフィールドパビリオンに万博の楽市楽座から実際に見て、そこに行ってみようという方が、どのように繋がってきているかという面と、やはり集客ができたところ、それから天候の関係でなかなか来られなかったというところとか、いろいろな集客のこの波をしっかり分析していくということも大事だと思いますし、県として県費を投入してやらせていただいたものでもありますから、しっかりその辺りの効果と課題については検証しながら、次に繋げていきたいというふうに思っています。

 

関西テレビ:

今、その県費の投入という話もありましたけれども、県民局通じて出されていた出店の仕方についての何か案内の要綱などを見ますと、出店料も光熱費も無料で、さらに交通費も一定額支給をするという、かなり県としては出店者に非常に大盤振る舞いをするような形の運営だったと思います。

多分、このあたり経済効果はどうだったんですかということを、出店したお店の方に聞いただけだとすると、多分、お店としては、感謝しか言わないんだろうなという感じもしたりするので、その辺検証方法というのをしっかりやらないといけないんだろうなと思うんですが。

出店者の中には普段、常設の店舗がないというような、ここで初めてこういう店を出しているというような方もいらっしゃるので、何か出店した人に聞くだけではない何か効果がどうだったのかというのを測るやり方みたいなのというのはどういうのがあり得るんだと思いますか。

 

知事:

そこをこれから、どのように効果検証していくかというのはあり方としては、しっかり考えていくということが大事だと思いますし、私も伺ったときには確かに出店料はなかったけども、出店料を払ってでも出店してもいいという声もありましたから、それは出店者側からも様々な声や課題というものを聞いていくということが大事だと思いますね。

何よりも今回大事だったのは、パークアンドライドの横のところに、県としての広いスペースがありますので、そこを有効活用させていただいて、万博の期間中に兵庫の魅力を地域ごとに発信をしていこうということで、半年間やらせていただいたものですから、アクセスを考えても電車が通っているわけでもないので、そこは元々、条件的に、難しい中でのトライアルということもありましたので、そこは一定、出店料などは考慮させていただいたという面があると思いますけども、そういったあたりも含めて、これからの検証が重要だというふうに思っていますね。

 

関西テレビ:

終わったのにその検証のやり方がまだ決まっていない、どう検証するかはこれからというのはそんな感じでよいのでしょうかというのはちょっとありますがいかがですか。

 

知事:

KPI設定とかすでにしていましたし、入場者の目標値に対する実際の入り込み、それから集客の波とかというものはこれまでも、すでに把握するというやり方はしていましたので、あとはそれを補完する形で、定性的な形そしてそれがどう波及していくかというのを把握していくというのは、我々が元々想定していたやり方だけじゃなくて、いろいろなやり方というものはあると思いますので、それは当然、終わってからさらに検討を進めていくということは当然、あり得るやり方だというふうには考えていますね。

 

朝日新聞:

知事選での掲げられた公約についてです。

知事が掲げた3つの約束と掲げられたうちの1つの文書問題の真相究明と改善策の徹底の部分なんですが、これの進捗への知事の評価を教えてください。

 

知事:

知事選の後に、第三者委員会などですね、報告が出たということをしっかり受け止めていくということなどを通じて、風通しの良い職場づくりに向けて、先ほど人事委員会からの指摘もありましたけども、県政の組織風土や組織のあり方などですね、そういったところをしっかりやっていくということは、大事なことですし、もう既にそれについては、いろいろな形でやらせていただいておりますので、これからも引き続きやっていきたいというふうに思っています。

 

朝日新聞:

特にまだ、ちょっとここが不十分かなと感じていらっしゃる部分というのはどこかありますでしょうか。

 

知事:

やはり、人事委員会からも指摘いただいたとおり、組織のあり方、そしてパフォーマンスを発揮できるような組織づくりというもの、風通しのよい職場づくりというものは、これは終わりがないものでもありますので、引き続き、継続的に取り組んでいくということが、県民の皆さんにとっても大事な政策立案能力を高めていくことになりますから、これは引き続き努力を重ねていきたいというふうには思っていますね。

 

朝日新聞:

文書問題の真相究明についてなんですが、これはもう、知事のご認識としては完了したというふうにお考えか、それともまだ不十分な部分があるとお考えかいかがでしょうか。

 

知事:

公益通報の関係の法律の趣旨や今回の法令の見直しに伴う対応についてはこれからしっかりやっていくということが大事だというふうには思っています。

文書問題についてはこれまで会見等でも述べさせていただいたとおり、県としては適正、適切そして適法に対応してきたということでございます。

 

共同通信:

大きく3つ伺います。

ずっと質問に上がっている万博についてなんですけれども、知事の今日の回答でも万博様々成果や課題等ありましたが、知事としては成功だったといえるものか、なかなかそうは言えないものかというと、どうお考えなんでしょうか。

 

知事:

数値目標でいうと、先ほどのEXPO TERMINALとか、達成できていない面もあるとは思います。

これ万博そのものも、元々の数値目標はクリアできていないという面もあると思いますけども、全体として、個々の多くの皆さんが兵庫県ゾーンや楽市楽座、EXPO TERMINALそしてひょうごフィールドパビリオンにも訪れていただいたということもありますし、それぞれ、現場レベルでも大変満足いただいているものがありますから、数値だけで表れない成果というものは当然あるというふうに思いますし、問題はそれをソフトレガシーとして、これから繋いでいくということが大事だと思いますので、我々としてはこの万博については本当にやってよかったというふうには思っています。

 

共同通信:

話題変わりまして、先日、公明党が自民党との連立政権離脱を表明しました。

仮に自民党単独政権となれば、補正予算の成立や経済対策、税制改正など大きく影響するという指摘もあります。

県としての懸念もあると思いますけれども、離脱への受け止め、また求めることなどあるでしょうか。

 

知事:

長年続いてきた自公連立政権が解消したということになりますので、私としても大変驚きを持って受け止めているという形になります。

日本政治の大きな転換点になってきますので、これからは誰が総理になられるかというのは、来週中に明確になってくるとは思いますけども、先日もガザの停戦に関する大きな動きもありましたように、国際情勢の動きを含め、国内情勢も物価高対策とか山積している中ですから、政権運営をしっかりと進めていただけるような、そんな枠組み、体制を築いていただくということが大事だというふうに思っていますね。

 

共同通信:

あと1点、最低賃金についてなんですけれども、県内では今月4日から最低賃金が1116円ですかね、引き上げられました。

全国的にも過去最高水準となっています。

ただ、上昇に関しては、生活改善に繋がる一方で、体力の弱い中小企業の経営を圧迫するという指摘もあります。

既に補正予算などで支援策を打ち出している自治体等もあるんですけれども、県としてそういう支援策についての考え方、検討していることなどあればお願いします。

 

知事:

最低賃金については賃上げ、労働される方の生活の安定のためにやってきたというものでありますが、兵庫県としてもこれまでの経緯でもですね、政労使がしっかりと合意形成しながら賃上げなどにも対応してきたというところです。

中小企業への影響というものは、指摘されるとおりあるというふうに思いますけども、そこは、今回のトランプ関税などでもですね、対策をさせていただきましたが、やはり販売や価格の多様化とかですね、そういったDX支援など、中小企業、小規模事業者の経営体力をしっかり、経営体質をですね、戦略的に高めていただけるような、そんな取組みをこれからもしっかりやっていくということが大事だというふうに思っています。

 

共同通信:

トランプ関税のときには会議を設けたりとかそういう対策をしていたかなと思うんですけど、今回に関してはそういうのは行わないで、トランプ関税のときの対策を引き続き実施するそういう理解でよろしいでしょうか。

 

知事:

産業労働部の方で経済雇用関係の戦略会議というもの、これは経済界の方、それから学者等有識者の方などですね、多様な方に入っていただいている場がありますので、そこで、経済戦略、雇用戦略というものは、議論を進めていますので、そこで出てきたあり方ですね、販路の拡大のみならず、多様な働き方や人材確保など、県内の中小企業、小規模事業者がこれからも持続可能な形で経営を続けていって、かつ、競争力を維持できるようなそんな対策というものは議論していますので、そこから具体的な予算措置であったりとか、様々なものに繋げていくということをこれからもやっていきたいというふうには思います。

 

共同通信:

頭の中には補正予算とかでの予算措置は考えているということですね。

 

知事:

そうですね。

 

フリー記者A:

先ほど出てる万博関連なんですけれども、フィールドパビリオンは、斎藤さんは2021年の最初の選挙のときから、かなり前面に打ち出した肝入り事業としてかなり力を入れてやってきたと思うんですけども、それにしては、あまり成果が上がってないように、誘客数という意味ではですね、と聞いています。

なので、かなり注力して予算もつけてきた事業なので、もう少し厳しい課題評価といいますか、事業評価が必要なのかなと思っているんですけども、例えば、先ほどから、これをきっかけに始まった、万博をきっかけに始まって、今後も続けていくことが重要だという話がありました。

ひょうごフィールドパビリオンウィークの時に、アドバイザーの橋爪さんもそんなことをおっしゃっていたんですけども、もともとの話では、万博期間中にもっと人がどんどんきますよと、兵庫のいろんなことを巡っていただきますよという話だったと思うんですけど、いつの間にか、今後も続けることが重要だという話にシフトしていったように思えるんですけども、当初からそうでしたか。

 

知事:

当初からそうでしたね、はい。

 

フリー記者A:

これを機に始めて、今後も続けていくと。

 

知事:

そうですね。

 

フリー記者A:

いつまでこれは、フィールドパビリオンというのは続ける目算というのか、半永久的にやるということですか。

 

知事:

それは、まずは万博までに仕組みを作って、そして万博のレガシーが大事だという議論は、このフィールドパビリオンを立ち上げたときから議論をしていましたので、万博が終わったからすべて終わりということにはならないと。

もちろんハード関係は撤去したりとかしていますけども、今回のひょうごフィールドパビリオンというのは、どちらかと言うとソフト面での取り組みになってきますので、ソフトレガシーというものは、やはりこれからも続けていきたいという思いでいますし、2027年にはワールドマスターズゲームズ、それから2030年には神戸空港のさらなる国際化などありますので、我々としても、地域振興の観点から、大事な取り組みとして続けていきたいというふうに思っていますね。

 

フリー記者A:

先ほどからいろいろ出ている質問に関連してなんですけども、これ、大分古い話で、もう10年近く前、2016年に斎藤さんが総務省におられたときに、こういう趣旨の文章書かれているんですね。

組織を回していくには、自分1人の力だけではなく、様々な役割や専門性を持った仲間の力を結集させることが必要だと。

上司と部下とか、行政と民間企業、マスコミなど様々な力をつなぐ力が重要です、というような組織論を述べておられて、非常にいいことを言っておられると思うんですけども。

先ほどから出ていますが、例えば、この文書問題以降のですね、組織のガバナンスというのが、非常にその文書問題が尾を引いていることもあり、なかなか問題が改善されないままに来ているように思います。

その1つが副知事が1年以上空席になっているということもあると思うんですけども。

この辺の自己評価はどのようにお考えですか。

 

知事:

副知事については、先ほど申し上げたとおり、適宜、適切に熟慮を重ねて対応させていただいているというとこですね。

県政全体については、今日の発表したはばタンPay+含めて、物価対策補正予算も成立していますし、政策運営についても、全く停滞することなく前に進めていっているというふうに思っていますね。

これは議会にも感謝申し上げたいというふうに思います。

 

フリー記者A:

政策を進めることが重要だということを繰り返されるんですけども、その組織の長としてのガバナンスですね、例えば、職員とのコミュニケーションであるとか、文書問題で指摘されたコミュニケーション不足だとか、パワハラの問題もそうですけれども、そこが改善したというような職員とのコミュニケーションの機会が増したとかいうような話は、正直聞きません。

むしろ、別に変わってないという話を聞くのですが。

そういう組織の中からの指摘については、いかがですか。

 

知事:

幹部職員のみならず、若手職員などとの個別の意見交換の場とかも作らせていただいたりしますので、自分としても、やれることを1つずつやっているというところですね。

大事なのは、政策というアウトプットをどのように出すかということが、県民の皆さんにとって大事なことですから、もちろんこれからも先ほど人事委員会からのご指摘もあったとおり、組織のあり方というものは、これは不断の取り組みですから、終わりはない取り組みですので、風通しの良い職場づくりに向けた取り組みというのは、当然ずっと続けていかなきゃいけないというふうには思っています。

 

フリー記者A:

斎藤さんとしては、兵庫県の組織の運営、組織ガバナンスというのは、非常に問題なく、今、できているというご認識だということでよろしいですか。

 

知事:

そうですね。

もちろん人事委員会からも指摘されているとおり、不断の取り組みが必要だというふうに思っていますけども、アウトプットとしての政策というものは、全く問題なく、予算や事業、施策というものは、着実に進んでっていますので、そこは職員にも心から感謝申し上げたいというふうに思いますね。

 

フリー記者A:

分かりました。それを、また取材をしておきたいと思います。

 

フリー記者B:

10月9日に東京地裁が、ツイッター、Xのアカウント画像や投稿の内容は、どのような形であっても著作物であるという判決を出しました、兵庫県政には直接関係ない話ではあるんですが。

ツイッター、インスタグラム等々の投稿の著作物は、著作権であり盗作等々に関しては、損害賠償の対象になるという判決が出ました。

この判決に基づいてお尋ねするんですが、X上にある斎藤元彦さんのアカウントの投稿内容の著作権は誰に帰属するんですか。

 

知事:

私が運営していますので、私に帰属するんだとは思います。

 

フリー記者B:

分かりました。

ということは、アカウントは、知事の個人のアカウントだということですね。

著作権は、斎藤元彦さん個人に帰属するということですね。

 

知事:

そうだと思います。

フリー記者B:

分かりました。

ということは、斎藤さんは業務であのアカウントを使うと、業務上に私的利用しようということになるんですか。

 

知事:

個人としてのアカウントで使用させていただいております。

 

フリー記者B:

分かりました。

県の職員さんが、あなたのために写真を撮って投稿に用いているということはありませんか。

 

知事:

それは、県として、私の業務に関する記録として適宜写真を撮ったりするという形で。

 

フリー記者B:

ということは、業務上のリソースの私的流用ということですね。

 

知事:

県政のPRのために使わさせていただいているということで。

 

フリー記者B:

著作権はあなたに帰属するんですよね。

 

知事:

ですから、今申し上げたとおり全く問題ないです。

 

フリー記者B:

いや、全く問題ないかどうかの判断ではなく、著作権があなたに帰属しているものの政策を、なぜ公務員たる県の職員がやっているんですかと聞いているんです。

 

知事:

ですから、公務に関連する写真について、県の方で職員が記録用として保存させていただいているものを、私自身が県政のPRとして使わせていただいているもので、全く問題ないです。

 

フリー記者B:

ということは、著作権は県に帰属するんですか。

 

知事:

ですから、今申し上げたとおりですね、全く問題ないです。

 

フリー記者B:

いや、著作権の話を聞いているんです。

著作権は誰に帰属するんですか。

 

知事:

それは、県の方に聞いていただければと思います。

 

フリー記者B:

あなたのアカウントについて、県に聞くんですか。

 

知事:

ですから、県で、私は公務中に行動したものについて、県の職員が記録用として写真撮影して保存したものを・・・。

 

フリー記者B:

そうすると、写真は県の資産なんですか。

 

知事:

PR用に使わせていただいているもので、全く問題ないです。

 

フリー記者B:

だとすると、写真は県の資産なんですか。

 

知事:

そこは県が記録保存用として使っているものをですね、私がPRとして使わせていただいているので。

 

フリー記者B:

分かりました。

著作権の概念について、ご理解ないということがよく分かりました。

 

知事:

それについては、我々としては・・・

 

フリー記者B:

分かりました、分かりました。

普通の社会人としての話ができないのはよく分かっているので、大丈夫です。

無理しなくて大丈夫です。

 

知事:

そろそろ時間が。

 

フリー記者B:

都合悪いからって時計を巻くのはやめましょう。あなたの回答が端的じゃないからこうなっているだけであって、巻くのやめましょう。

もう一個あるんです。

 

知事:

はい、お願いします。

 

フリー記者B:

文書問題についてお伺いするんですが、県の文書問題の対応は、公益通報者保護法に照らして、適法であるという解釈は変わってないんですよね。

 

知事:

文書問題については、これまで述べさせていただいたとおり、適切、適正そして適法に対応しております。

 

フリー記者B:

昨年9月6日の百条委員・・・

 

知事:

これで終わらせて・・・

 

フリー記者B:

ちょっと待ってください。言論弾圧やめてもらえません。

 

知事:

あと1問でお願いいたします。

 

フリー記者B:

その1問、まだ続いてるんですけど。

 

知事:

幹事社さん、何かあれば。

あと1問でお願いします。

もう時間が迫っておりますので。

 

幹事社:

クラブと県との共催でやっているので、司会は広報課になります。

進行は、記者クラブが同時なので、斎藤さんの方からですね、時間を、1時間程度というのももともとあるかもしれないですけど、こちらの質問する数も皆さんで決めていますので、人数を決めているので、それを途中でというのは。

 

知事:

分かりました。

1時間程度ということでやらせていただいておりますし、過ぎていますので、私としても、当然質問については、適切に答えさせていただいておりますけども、1時間過ぎた段階で指摘をさせていただいたということで、それはご理解いただきたいと思います。

 

幹事社:

ただ、主催としてはこちらにもあるので。

 

知事:

共催という形でやらせていただいておりますので、こちらの方としての考えも述べさせていただいているというところです。

 

フリー記者B:

その適法性について確認なんですが、県民局長が文書を各所に配布したのは、昨年3月12日で、文書の存在を斎藤さんがご存知なったのが3月20日。

翌3月21日に徹底的に調べろと指示をされて、片山当時の元副知事が、連絡なしに西播磨県民局に現れて、公用PCを回収したのが3月25日という時系列です。

県の顧問弁護士の藤原弁護士に、相談しているのが4月1日なんですね。

事後に弁護士に相談しているんですが、いつ適法であるという判断を下されたんですか。

 

知事:

文書問題については、これまで述べさせていただいてるとおり、初動の対応から懲戒処分まで、適正、適切、適法に対応しているというふうに答えさせていただいておりますので、この問題は最終的な司法が判断すべき問題でもありますが、県としては、適正、適切そして適法に対応しているという繰り返しのお答えになるということはご理解いただきたいというふうに思います。

 

フリー記者B:

僕は「What」を聞いてないんです、「When」を聞いてるんです。

いつ適法だと判断されたんですか。

 

知事:

ですから、文書問題については、適切、適正そして適法に対応してきたというのが、これまでの答えでございます。

 

フリー記者B:

分かりました、分かりました。

ということは、昨年9月6日の百条委員会での斎藤さんの答弁である、違法性については今後確認していただいて、文書で必要であれば提出させていただきますという答弁は、まだ生きてるってことですね。

「When」についてお答えになれないということは、まだ適法の判断を下されてないってことですよね。

 

知事:

文書問題については今、先ほど申し上げたとおりですね。

 

フリー記者B:

いつ下したか分からへんけども、判断を下したということですか。

 

知事:

適正、適切そして適法に対応した、最終的な司法の問題ということですけども。

 

フリー記者B:

違うと思いますけど。消費者庁からメール届いていますよね。

 

知事:

適正、適切そして適法にやってきたということを、引き続き・・・

 

フリー記者B:

消費者庁からメール届いていますよね、県政改革課に。

 

知事:

これからも繰り返し答えさせていただくという点はご理解いただきたい。

 

フリー記者B:

あなた行政マンなのに法律を守らないのはよくないと思いますよ。

 

知事:

ご指摘は真摯に受け止めます。

 

フリー記者C:

最近、知事の公務にふくまろというYouTuberが中継のために参加していると思います。

まず、知事がふくまろ、もしくはふくまろネットニュースチャンネルというYouTuberについてその存在を認知しているでしょうか。

知ってるか、知らないかで、お願いします。

 

知事:

公務等に関する取材についてはですね、マスコミの皆様などにオープンにしている場合、オープンにしない場合あると思いますけども、オープンにしている場合については、適時取材されるということがあるということでございます。

 

フリー記者C:

ふくまろという人を知ってるか知らないかという話を聞いているんですけど、知ってるか知らないかでお願いします。

 

知事:

ですから、公務になどにおいてですね、オープンになってるというものについては、各社さんが取材を適切にされてるということで、私もその場合にですね、適時、適切に対応させていただいております。

 

フリー記者C:

一応確認なんですけど、ふくまろというYouTuberが知事の公務に同席できているのは、県が撮影者として依頼しているということではなくて、普通に取材に来ているということでいいんでしょうか。

 

知事:

ですから、取材の場合については、イベントや行事等で、オープンにさせていただいている場合などもありますし、そこに取材しに来ていただいてる方に対して、取材については、適切に対応させていただいてるというとこですね。

 

フリー記者C:

ふくまろというアカウントを含めて、一般的にYouTubeというものが、広告収入でその配信者に収益を得る仕組みだということはご存知でしょうか。

これ、一般論で。

 

知事:

県としては、取材をオープンにさせていただいている中で、来られている方に対して、適切に対応しているということです。

メディアの方は、それぞれの形で収益を上げられているというのは、これはテレビ新聞に関わらず同様の状況だとは思います。

 

フリー記者C:

YouTubeについて質問しますけど、YouTubeについての仕組みというのは、広告収入が入るということは分かっているかという質問なんですけども。

 

知事:

ですから、取材としてオープンされている中で、メディアとして来られているという方は、適時適切に取材を受けていますし、それぞれのテレビ、新聞、メディアの方は広告収入も含めて、様々な形で収益を入れているということはご理解いただいていると思います。

 

フリー記者C:

そのテンプレートがすごいんですけども。

これ最後の質問にします。

知事は、利害誘導罪で刑事告発されてると思いますけれども、このふくまろというYouTubeチャンネルは、昨年11月の兵庫県知事選の際に、斎藤知事の街頭演説をすべて中継した、いわば功労者だと思います。

その人間が、公務の中継をしているということで、利益を得ているということになると思うんですけども、こうすると何かしら問題が発生するんじゃないかというところをちょっと危惧しているんですけれども、現時点で、これは適法適切だとお考えでしょうか。

 

知事:

ですから、先ほど答えてるとおり、取材については、オープンさせている状況があったりなかったりする中で、適時、適切に取材に来られた方に対応しているという状況です。

 

フリー記者C:

これ今、何か僕の質問にQ&Aで答えられていると思いますか。

 

知事:

私としては適宜答えさせていただいております。

 

フリー記者C:

今答えられているという認識で。

 

知事:

適宜適切に答えさせていただいております。

 

フリー記者C:

私に答えたという認識だということですね。

 

知事:

繰り返しになりますんでよろしくお願いします。

 

幹事社:

最後に1つだけ。

先ほど話のあったですね、1時間というのは、特に、記者クラブとして別に今飲んでいる状況ではないので、そのあたりのご認識だけよろしくお願いします。

 

知事:

ですけど、共催という形ですから、こちらも公務がございますので、ですので、できる限りのところで1時間で、今対応させていただいているという点はご理解いただきたいと思います。

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