ここから本文です。
阪神北県民局では、阪神地域のテーマである「共創(コ・クリエーション)」や創造的再利用「アップサイクル」などの新しい取組みを推進するため、多様なステークホルダーとのネットワークづくりを進め、「阪神北SDGsプロジェクト」として展開しています。
阪神地域の学校、企業、団体、行政など多様な主体が実践するSDGsの取組みが広域的で持続可能なものとなるよう、各主体それぞれが実践する取組みを紹介し、連携のきっかけの場を提供するため、SDGsネットワーク会議を開催しています。
令和6年8月8日(木曜)10時~12時
兵庫県宝塚総合庁舎1階第2会議室
学校 | 甲子園大学、園田学園女子大学、兵庫県立川西明峰高等学校 |
企業 | 尼崎信用金庫、川西阪急、宝塚阪急 |
団体 | エシカルな未来へバンビーノ、宝塚市社会福祉協議会、フードドライブ@たからづか |
行政 | 宝塚市、阪神北県民局 |
各団体の自己紹介・取組み紹介
意見交換
(1)企業がSDGs活動を継続する上での課題
(2)総合的な探究の時間での取組み
(3)フードドライブにおける課題
回収ボックスには、対象外の賞味期限1ヶ月未満のものが入れられたり、需要のある食品ばかりが集まる訳ではない。
回数を重ねる毎に回収量が減少しており、回収ボックスの設置場所を増やす等の取組みが必要。
家庭で余っている食品でなく、購入して寄付される方もある。フードロス削減の趣旨とは異なる部分をどう考えるべきか悩んでいる。
フードロスが減少すれば回収量も減少するが、地域では明日食べるものに困っている子どもたちや支援団体は増加しており、回収量は多い方が良い。フードロス削減と貧困支援の間でジレンマがある。
子ども食堂は、現在は間口を広く「誰でも入って良い交流の場」としているところが多いが、本当の貧困家庭には、情報を取りに行く余裕すらないこともある。
「誰かのために何かできることがないか」と考えている方にとって、フードドライブは取り組みやすい活動であり、行動に移すきっかけになれば。
(4)学生がSDGs活動に取り組んでみての気づき
昨年、初めてイベントを実施し、緊張もあったが多くの子どもや保護者の来場があり、子どもたちが笑顔で積極的に参加してくれる様子から、さらに多くのイベントに参加したいと思った。
(5)SDGsに関する啓発活動
フードドライブやリユース等の具体的な活動も大切だが、啓発活動によりSDGsへの理解を深めることが特に重要。
内容:各連携事業の実績報告及び次年度の取組み計画等
ネットワーク会議での提案をもとに参加者が連携して事業を実施し、その成果やネットワークを活かした今後の取組み等につなげます。
家庭で余っている食品を廃棄せず、それを必要とする福祉団体等に寄附します。
家庭で不要になった絵本・洋服・おもちゃを収集しきれいにした後、イベント等で来場した子どもたちにプレゼントします。
連携先 | 園田学園女子大学、兵庫県立川西明峰高等学校、川西阪急 |
県民局若手職員チームが、リユースプロジェクトに取り組む高校生に対し、どうしたら絵本・洋服・おもちゃがたくさん集まるかを考えていただく講義を行いました。
高校生が実際に収集ボックスを設置し、絵本・洋服・おもちゃの収集に取り組みます。
収集した絵本・洋服・おもちゃを、来場した子どもたちにプレゼントします。
阪神地域では、就労支援事業所等と連携して黒大豆枝豆の規格外品を活用した商品開発を進めるため、商品のブラッシュアップや販売促進の取組を支援しています。フィールドパビリオン「価値の手直し展」(県立人と自然の博物館)と連携し、未活用の資源や捨てられてしまう物を活かし、アイデアやデザイン・ストーリーを加え新たな価値を創出する「アップサイクル」の視点から、この取組を広く発信することで、身近なところで取り組めるSDGs活動や地域資源の魅力を伝えます。
お問い合わせ