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更新日:2009年6月4日

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平成12年9月 東海豪雨災害について

平成12年9月11~12日に名古屋市を中心として発生した豪雨は、高度情報化時代における大都市部で発生した、近年希に見る異常気象災害です。

 自治省消防庁の平成12年10月2日現在のまとめによりますと、本災害による全国の被害は、表-1のようになっています。特に愛知県での被害が目立ち、床上・床下浸水では、愛知県の被害が全国の92%を占めています。名古屋市西区の庄内川水系新川で長さ約100mの破堤が生じたのをはじめ、愛知県内の少なくとも10ヶ所で破堤、各地で越流や内水氾濫が発生し、名古屋市周辺から知多半島北部を中心に、多数の浸水被害が生じました。

 

表-1 平成12年9月豪雨による全国の被害概要

 

人的被害

 

住家被害(棟)

 

 

死者

(人)

全・半壊

一部破損

床上浸水

床下浸水

茨城県

0-

00-

00001

00024

栃木県

0-

00-

 

00040

群馬県

0-

00-

00003

00035

埼玉県

0-

00-

00033

00106

神奈川県

0-

00-

00008

00039

福井県

0-

00-

 

00001

山梨県

0-

009

00101

00549

長野県

0-

001

00056

00148

岐阜県

01

028

00108

00375

静岡県

01

00-

00001

00033

愛知県

07

239

26531

38879

三重県

01

002

00283

02806

和歌山県

0-

031

00045

00992

大阪府

0-

00-

 

00012

兵庫県

0-

00-

 

00016

徳島県

0-

001

00003

00028

沖縄県

0-

001

00007

00028

全国

10

312

27180

44111

自治省消防庁資料 2000年10月2日現在

 

写真-1~4に新川の被害状況を示します。

 

平成12年9月11~12日の名古屋地方気象台における降水状況は、図-1に示すように、日降水量が428mmであり、明治29年に観測が始まって以来の最大の降水量です。

図-1表示

図-2は武庫川流域と平成12年9月豪雨の総雨量等雨量線図を同スケールで並べたものです。最大総雨量は600mmにも達しており、総雨量400mmの範囲が武庫川流域より上回っており、かなりの広範囲な豪雨であったことがわかります。

図-2表示

参考文献:・国土交通省ホームページ

・東海豪雨災害パンフレット(愛知県建設部)

・東海豪雨の概要と教訓について

・(近畿地方整備局河川部・河川管理課長補佐 高倉俊吉)

・既往豪雨災害事例との比較から見た2000年東海豪雨の特徴

・(京都大学防災研究所 牛山素行他)


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Eメール:Takarazukadoboku@pref.hyogo.lg.jp

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