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南あわじ市内の飲食店主など10人による異業種グループ、南あわじTENTENTENでは、傷や変形のある2等品や規格外品の淡路島産タマネギを使ったキムチを開発。2020(令和2)年11月の発売以来、人気を集めています。取り組みについて、代表の町口匡貴さんに聞きました。(取材・文 本紙編集部)
そろいのオリジナルTシャツを着たメンバーたち。前列左が町口さん。 |
メンバーで直売所店長の「味は同じなのに売れ残る2等品のタマネギをなんとかしたい」という声から始まりました。幾つかの候補からキムチに絞ったものの、タマネギの独特のえぐみを引き出してしまい、みんなが納得する味にたどり着くまでに1年半を要しました。
日本人好みの甘みやうまみを引き出しつつ、シャキシャキした食感を残すことです。通年販売できるよう日持ちし、常温で保存できることにもこだわりました。
島内の農家から直接仕入れている原料のタマネギ |
手間がかかるためたくさんは作れなかったのですが、メンバーの一人が製造会社を立ち上げ、量も販売先も少しずつ増やしつつあります。淡路島土産の定番として愛される存在に成長させたいです。また、第2弾として島のレタスを使ったキムチを試作しており、8月からクラウドファンディングで先行販売する予定です。畑で捨てられている茎や外葉を使うので、よりSDGsの考えに近い商品になると思います。
「キムチの玉様」は100g入り600円。農畜水産物直売所「美菜恋来屋」をはじめメンバーの店舗や、道の駅「うずしお」などで販売中。
インターネットでも販売しています。(外部サイトへリンク)
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