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丹波市の里山に自生する低木ヒメクロモジを、多可町の山中に湧き出る名水「松か井の水」を使って蒸留し、エッセンシャルオイルを抽出しています。当社は通所介護施設を運営しており、3年ほど前に「ヒメクロモジから、香りにリラックス効果や抗菌作用のある成分が含まれる精油が取れるらしい」との話を聞いて、機械を自作し抽出してみることに。かんきつ類のような爽やかな香りで、施設の利用者さんにも使ってもらっています。緑豊かな丹波の里山の風景を思い浮かべながら、香りを楽しんでください。
(株式会社かどの代表取締役 八尾正幸さん)
伐採したヒメクロモジを持つ八尾さん(左)と取締役の今村邦夫さん。「数年で2、3mに育つため、定期的な伐採は里山の整備にもつながります」