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杉原紙を白くする真冬の川さらし

多可町加美区では寒の入りとともに、杉原川の水で杉原紙の原料であるコウゾをさらす、川さらしの光景が見られるようになります。杉原紙の歴史は古く、文献に初めて登場するのは平安時代。大正末にいったん途絶えたものの、1970(昭和45)年に伝統の技法が再現され、現在は杉原紙研究所がその技を受け継いでいます。漂白剤を一切使わず、地元産のコウゾの質と川さらしなどの工程により自然な白さを実現。当研究所では紙すきの様子を見られるほか、紙すき体験もできます。自然が生み出す優しい白に、ぜひ触れてみてください。(杉原紙研究所 藤田尚志さん)

杉原紙の伝統技法


冷たく澄んだ水がコウゾをさらに白くします。


紙すき体験では、コウゾを細かくした紙料と水、ネリ(トロロアオイの根から取った粘液)を混ぜたものを木枠ですくい、紙料を均等に広げていきます。

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杉原紙研究所 

【場所】多可町加美区鳥羽768-46
【電話・ファクス】0795-36-0080
詳しくは杉原紙研究所(外部サイトへリンク)のページへ

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