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カモミールで環境保全と地域活性化に取り組んでいます

姫路市夢前町山之内地区では、株式会社香寺ハーブ・ガーデンと地域住民が協力してカモミールを栽培し、さまざまな製品に加工しています。同社社長の堀内丈寧さんにお話を聞きました。(取材・文 本紙編集部)

ボランティアによるカモミールの収穫風景。

Q.取り組みの経緯は。

山之内地区は平均年齢80歳を超える限界集落です。多くの人に足を運んでもらえる名所をつくることで地域を活性化するとともに、環境保全にもつながればと11年前、休耕田3haを活用してカモミールの無農薬栽培を始めました。毎年5月初旬から下旬にかけて花が咲くので、ボランティアを募って収穫しています。

Q.製造の流れは。

摘み取り後すぐに畑の近くにある旧山之内小学校を活用した工場でエキスを抽出し、化粧品やお茶などに加工しています。その日のうちに作業をするので、香料を使わなくてもしっかり香りを楽しめるのが特長です。隣接する旧山之内幼稚園を改装したレストラン内で販売しており、一部の商品は「山之内ブランド」と名付け、利益の半分を地域に還元しています。

カモミールを中心にした多彩なハーブ製品を販売。

Q.今後の展望は。

近隣の地区にももっとカモミール畑を増やし、夢前町を一大生産地にしたいです。5月の第2、第3週の木曜から日曜と第4週の木曜から土曜には、キッチンカーや食べ物・物販のブースが並ぶマルシェを開催します。ぜひお越しください。

今回お話を聞いた株式会社香寺ハーブ・ガーデン社長の堀内さん。

カモミール収穫ボランティア募集中

【申し込み】前日までに電話またはEメールで問い合わせ先へ
【問い合わせ】香寺ハーブ・ガーデン【電話】079-232-7316 【ファクス】079-232-7306
※日時は香寺ハーブガーデンホームページ(外部サイトへリンク)で確認してください

お問い合わせ

部署名:総務部秘書広報室広報広聴課

電話:078-362-3019

FAX:078-362-3903

Eメール:kouhouka1@pref.hyogo.lg.jp