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「第3回残しておきたい“ふるさと北播磨”写真コンテスト」の入賞作品が決まりました!!
入賞者に対して、2月5日(日)11:30~西脇市茜が丘複合施設Miraie(みらいえ)会議室1において表彰式を行います。
また、入賞作品(最優秀賞、優秀賞、佳作)は、2月6日(月)~2月19日(日)まで、西脇市茜が丘複合施設Miraie(みらいえ)ロビーに展示いたします。
なお、これらの作品は、北播磨管内の施設やイベント等で随時展示し、ふるさと「北播磨」の普及啓発に役立てることにしています。
ふるさと北播磨情報発信事業の一環として、北播磨県民局管内(西脇市、三木市、小野市、加西市、加東市、多可町)の「残しておきたい“ふるさと”の今」をテーマとした写真をコメント付で募集しました。
入賞者には、賞状と副賞が贈られます。
賞 |
受賞者数 |
副賞 |
最優秀賞 |
1点 |
3万円分の図書カード |
優秀賞 |
3点 |
1万円分の図書カード |
佳作 |
20点 |
5千円分の図書カード |
《審査員全体評》(廣岡審査員)
3回目ともなると、感性・技量ともさらに深まりが感じられ、審査とはいえ、眺めているだけ楽しくなります。ただ一方で、場所、季節も含め、いわゆる定番の被写体が繰り返されることも多くなっています。どうか過去の入賞作品をご覧頂き、新たな切り口を探していただければ幸いです。
また、いつもお話ししていますが、定番ではないふるさと発見も期待されます。神戸新聞の「まちかどスナップ」に見られるように明治、大正、昭和を経て今なお当時の面影を残す、残しておきたい景観があるのではないでしょうか。
また、景観に写し込まれる「人」も重要な素材ですが、プライバシーや肖像権の問題でどうしても後ろ姿になりがちなことも残念なことの一つです。
今年度も多くの応募をいただきました。年齢は83歳の方から17歳の高校生まで、女性の比率は22%でした。県外からの方も複数おられました。
さらなる応募をお待ちしています。
《審査員全体評》(冨居審査員)
少子高齢化による人口減少が進み、これまで以上に、地域の未来は地域で考えていかねばならない時代になりました。当コンテストは、そんな現状に一つの示唆を与えるものだと思いながら、いつも審査で作品と向き合わせてもらっています。
多彩な応募作品に、知らなかった風景を教えられるのは楽しいことですが、気になったのは、地元の北播磨地域からの応募が少ないこと。もちろん、応募点数と内容とが比例するとは限りませんが、もっと地元の方ならではの視点で、次代に残したい風景を紹介していただきたいと思います。一方で、神戸をはじめ周辺地域からの応募は毎年多数に上り、北播磨には魅力的な風景がたくさんあることを教えてくれます。
技術的なことでは、写真愛好家の方も、そうでない方も、応募前に作品をもう一度見直し、無駄を省くトリミングを考えてください。そして、画題にはもっとこだわってください。その写真から、見た人の心につながる物語を紡いでほしいと思います。
「地方創生」時代の地域を支えていくのは、ここに住んで良かった、ずっと暮らしていたいと思えるような「ふるさと愛」だと思っています。そのためのアイコンとして、このコンテストが、誰もが心の中に共有できる“ふるさとの原風景”を探し合って、さらに盛り上がっていくことを願っています。
【原風景】多可町:加美区岩座神の冬の棚田風景 |
横山 幹雄(よこやま みきお) |
棚田米は、美味しいと云われている。子供の頃を思い出す。残して欲しい風景です。 |
《審査員講評》 一見、モノクロに見まがう写真です。過去の最優秀賞とは趣の違ったものとなりました。新鮮だった、ということもありますが、表題にあるように、日本の「原風景」に潜む人々の、連綿と続く雪の日の営みを感じさせることが決め手になりました。題名の「原風景」はいろいろな風景にあてはまるものですが、やはり、この風景にもふさわしい、と思われました。(廣岡審査員) 先人から連綿と受け継がれてきた岩座神の美しい棚田の風景は、昔の人々が見ていたまま残されてきたのでしょうね。棚田の写真は毎年何点も寄せられますが、年に数度しかない積雪のチャンスをものにし、雪の積もり具合で棚田の重なりを分かりやすく表現できました。画題には工夫がほしいところですが、多くの人にとって原風景であり続ける象徴的な風景かもしれませんね。(冨居審査員) |
【ほとけさまの恵み】加東市:畑(つくばねの滝) |
田中 康祐(たなか こうすけ) |
加東市の国宝朝光寺境内の旧参道脇に、落差10mほどのつくばねの滝があります。水量の多い日だったので、その流れ落る美しさに感動して、是非残しておきたいと思い撮影いたしました。 |
《審査員講評》 定番ともいえる風景。落水の幾何学模様がイメージされがちな図柄ですが、周辺の木々の緑が雰囲気を変えました。水辺の木々や苔を潤すとともに、あらゆるものの「命の源」となる水の力が写し出されています。(廣岡審査員) 国宝寺院近くを散策すると出合える有名な滝ですが、スローシャッターで撮影することで繊細で優しい流れを上手く表現できました。画題とともに写真を見ると、水の流れが仏さまの両の手からこぼれ落ちてくるようにも見えてきます。露出をアンダーにし、色合いをシンプルにまとめたことで、流れの優しさが浮かび上がりました。(冨居審査員) |
【熱気球大空に舞う】加西市:鶉野 (鶉野飛行場跡) |
早川 満(はやかわ みつる) |
鶉野飛行場跡で北海道から宮崎県までの全国14大学の気球部、サークルに所属する150人が出場。大学日本一を目指し、熱気球が悠々と大空に浮かんだ。美しい熱気球今後もこの行事を毎年開催してもらいたい。 |
《審査員講評》 北播磨の新しい風景。新しいふるさとの景観への期待が感じられます。古いものと新しいものの共存。左方に流れていく気球。気球の配置もバランスがよく、静止画でありながら、風の流れが感じられます。(廣岡審査員) 穏やかな気候に、広い空と大地。加西市の気球ブームは最近、全国に知られるようになりました。飛行間近のものから、空高く浮かび上がったものまで、抜けるような青空に遠景に近景にと気球の配置が巧みな構図に配され、競技の醍醐味も伝わってきます。やがて、気球の浮かぶ空も、新たな原風景になっていくのでしょうね。(冨居審査員) |
【とんど風景】三木市:伽耶院(とんど) |
銀﨑 宜広(ぎんざき よしひろ) |
大勢が集まって家内安全や一年の無事を祈る、厳粛な気持ちになります。 |
《審査員講評》 斜め上からの俯瞰した画面の切り取りが印象を深めました。中央の「とんど」周辺の空間に差し伸ばされた棒がはっきりと見え、「とんど」に向かい合う人々の視線と祈りが感じられます。遠景ながらキリッとした画調も評価できます。(廣岡審査員) 正月飾りの餅やみかんを持ち寄り、厄除けのために長い竹の先に挟んで、とんどの火で焼いて食べるのだとか。木陰の暗部に重ねて炎を形よく浮かび上がらせ、斜光線で人々を輪郭に表現して、伝統行事の普遍性を表現できました。高い場所からのまとまったトリミングで、祭りの様子もよく分かります。(冨居審査員) |
【初夏の彩り】西脇市:西林寺(都麻乃郷あじさい園) |
徳岡 千津子(とくおか ちづこ) |
西林寺境内の一角に、大切に育てられた紫陽花(約10万本)が咲き誇ります。6月には(あじさいまつり)が開催され、大勢の人で賑わっています。 |
【十二星座のモニュメント】西脇市:テラドーム |
小林 保(こばやし たもつ) |
テラドームの入口横にある十二宮の星座のオブジェです。横尾忠則さんのデザインで、訪れた人は自分の星座を探し、見つけては楽しそうにしています。 |
【非日常の加古川線】西脇市:上比延町(黒田庄駅~日本へそ公園駅間) |
春風 直樹(はるかぜ なおき) |
雄大な加古川の隣を走るJR加古川線。普段は一両編成の列車が走りますが、この日は変わった試験用の列車がやってきました。加古川線の日常は、この列車によって保たれているのかもしれません。 |
【紅葉のトンネル・慈眼寺】三木市:慈眼寺 |
宮沢 徹(みやざわ とおる) |
しっとりとした紅葉のトンネル慈眼寺を写しました。規模は小さいが見ごたえがあり残しておきたい風景である。 |
【花とり】三木市:口吉川(蓮花寺 追儺式鬼踊り) |
斎寺 義則(さいでら よしのり) |
追儺式、鬼踊りの後、紙で造った花が沢山取り付けた小枝、天井から吊り下がっていて、少しずつ下ってきます。大勢の人々が小枝の花の取り合いになります「福花」だそうです。 |
【ひまわりの咲くまち】小野市:ひまわりの丘公園 |
堀内 千鳥(ほりうち ちどり) |
年々ひまわりが、小さくなっているのが淋しい。デッカク、元気が出る、夏らしいヒマワリに出会いたい。 |
【早起きのごほうび】小野市:王子町 |
久語 晶子(くご あきこ) |
早起きをしてウォーキング。ふと空を見ると透き通るような色。あ~こんな美しい空を見られてラッキー!宇宙から見た地球ってこんな感じの色なのかな? |
【夕暮れの公園】小野市:浄谷町(ひまわりの丘公園) |
古和田 昇二(こわだ しょうじ) |
菜の花、コスモス、ひまわりと季節折々の花を咲かせ市民の憩いの場となっています。このひまわりの丘公園にある「ひまわりの塔」は、市民のシンボルとして定着してきました。遠出の帰りに塔を見つけるとホッとします。 |
【鶏合せ】加西市:北条町(北条住吉神社) |
荒木 孝允(あらき たかよし) |
大変めずらしい鶏合せで写真を撮るには前に関係者が陣取ってしまいなかなかむずかしいです。 |
【始発列車】加西市:網引駅 |
濵田 修身(はまだ おさみ) |
北条鉄道網引駅のイチョーの木。下に落ちた葉の黄色のじゅうたんが最後に演じて見せてくれました。網引駅のシンボルとして残しておきたいです。 |
【可愛い羅漢様】加西市:北条町北条(千灯会) |
林 由喜夫(はやし ゆきお) |
こけしのような女の子が現れ、いい写真が撮れました。 |
【火もまた涼し!】加西市:万願寺町(金剛院 厄除祭) |
辻 昇三(つじ しょうぞう) |
一年の厄払いと、新年の祈とうの儀式で護摩を焚き、裸足で火を踏み渡り「心頭滅却すれば火もまた涼し・・」との心境で、厄払いと祈とうをする行事です。 |
【スタートダッシュ】加西市:善防町(トライアスロンレース) |
内山 義夫(うちやま よしお) |
同年代と思われる方々が大勢参加されていて元気をいっぱいもらいました。 |
【白鳥集う静寂の朝】加西市:水正池 |
芝本 智美(しばもと ともみ) |
加西市は国内最南端の白鳥の越冬地の1つです。近年、飛来数が減少し心配の声があがっています。水正池で見る白鳥のいる朝の風景は本当に美しくて心が洗われる光景です。ずっと見続けられることを願っています。 |
【秋津住吉神社の雨乞い踊り】加東市:秋津(秋津住吉神社 秋津百石踊り) |
加藤 誠司(かとう せいじ) |
秋津百石踊りは室町時代に始まったといわれている雨乞い踊りで、毎年4月29日に奉納されます。もとは住吉神社の氏子村が参加していましたが、今では西戸地区保存会だけが伝えているとのことです。 |
【散歩道】加東市:梶原(桜堤公園) |
橋本 利一(はしもと としかず) |
紅八重枝垂桜が、両岸に、植えられています。花の咲く頃には、家族づれで、賑わいます。 |
【鬼追まつり】加東市:畑(朝光寺) |
大槻 さかゑ(おおつき さかえ) |
伝統有るお祭り人々の無病息災を願って行われる行事残して頂きたい。 |
【虹の橋の向こう】加東市:播磨中央公園 |
藤本 香織(ふじもと かおり) |
第3駐車場近くの橋。公園も素敵ですが、この虹の橋もきれいです。 |
【ジュンサイ採り】多可町:曽我井(ジュンサイ祭り) |
白木 文枝(しらき ふみえ) |
昨年テレビで逆池のジュンサイ祭の様子を拝見しました。たらい舟に乗り、昔からのジュンサイを採る風景が新鮮でした。いつまでも残しておきたい風景と思い撮影しました。 |
【誇】多可町:中区糀屋(糀屋稲荷神社秋季例大祭) |
浅田 悠花(あさだ はるか) |
一丸となって屋台を差しあげている姿が誇らしげにみえました。 |
応募総数 72名 213作品
平成28年5月6日(金)~平成28年12月9日(金)
氏名 |
職業・役職 |
廣岡 徹 |
兵庫教育大学教職大学院非常勤講師(元教授) |
冨居 雅人 |
神戸新聞社編集局映像写真部長 |
貝塚 史利 |
兵庫県北播磨県民局長 |
日程 |
場所 |
平成29年2月6日(月) ~19日(日) |
西脇市茜が丘複合施設Miraie(みらいえ)《ロビー》 〒677-0057 西脇市野村町茜が丘16-1 TEL(0795)25-2800 |
平成29年2月20日(月) ~27日(月) 27日は午前中のみ |
イオン加西北条ショッピングセンター 《2階 通路(1階樫の木コート横エスカレータ上がる)》 〒675-2312 加西市北条町北条308-1 TEL(0790)45-3700 |
平成29年3月7日(火) ~13日(月) 13日は午前中のみ |
やしろショッピングセンターBio 《1階 情報プラザ(1階大型テレビ前)》 〒675-2312 加東市社1126-1 TEL(0795)42-6401 |
問い合わせ先
〒673-1431
加東市社字西柿1075-2
兵庫県北播磨県民局県民交流室県民交流課
「残しておきたい“ふるさと北播磨”写真コンテスト」係
TEL(0795)42-9516 FAX(0795)42-7535
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