ここから本文です。

協働のための広報 兵庫県 広報ガイドライン Hyogo Public Relations Guidelines

 

U5H解剖(1)

視点変更と内側の熱量。

兵庫県は多様性の県だと言われます。確かにそうなのですが、「多様性」って、すべてをひとまとめにした「上から目線」の表現なんじゃないか。この想いが当プロジェクトのスタートです。

だったらそのスタンスを変えようと。

「いわゆる多様性」を表現するにあたり、視点変更をしてみようということです。みなさんに「自分ごと」で地域を語っていただく。そんな自らの地域を語るシーンを思い浮かべたときに自然と出てきたのが「あるある」だったわけです。

そして、もうひとつ。徹底的に内側で盛り上がろうということも考えました。

自画自賛も、独りよがりも、自虐もOK。そういった内側の熱量があって初めて外部へ拡散するんじゃないか。ある企業のパンフレットには「自社製品・自画自賛座談会」というコンテンツがありました。結果、これが想定以上の反響と効果。やはり、最初から俯瞰して、対象に寄せた表現では何も伝わらない。内側の熱量を蓄え、それを放出してこそ、伝わり、拡散が生まれるんだと思います。

以上2つが、U5Hプロジェクトの根っこの部分です。決して、プロの漫画家さんに協力いただいたキャラクター企画ではないのです。(プロジェクトスタート当初、ここの誤解を解くのは大変でした)

内側で盛り上がる。

▼ステッカー

▼ピンバッジ

口火を切る。

▼ポスター

 

次のページ:2章 実例『U5H解剖(2)』