3章 制作 実践編 > 民間企業と協働する > プロポーザルで、協働相手を選ぶ。

更新日:2022年9月13日

ここから本文です。

協働のための広報 兵庫県 広報ガイドライン Hyogo Public Relations Guidelines

 

プロポーザルで、協働相手を選ぶ。

随意契約の一種であるプロポーザル方式は、専門性等が要求されるなど「誰が行うかで成果が異なる」ことが予見される事業について、複数の事象者の中から企画・提案・遂行能力のある者を選ぶことで、成果の品質確保を狙うものです。

「コンペ方式」が「企画」そのものを選定するのに対して、「プロポーザル方式」は「企画者」を選定します。提案審査会で出された案は事業者を決定するための参考情報であり、その案自体が採択されたという意味合いではなく、随時協議しながら事業を遂行していきます。

「随時協議しながら、最大限効果的に事業を実現する」ことを目的とした、事業者と出会うためのプロポーザル仕様書作成のポイントをお伝えします。

(1) プロポーザル方式の効果を最大限に引き出す仕様書作成のポイント

成果確保

丸投げせず、主体性をもって、要件を定義する

①事業の最終目的、今回の目標を明確にする

②今回のプロポーザル発注の目的を明確にする

③発注者の視点に偏らない、バランスが取れた有識者・審査員を手配する

④評価基準・評価項目をできるだけ明確にする

⑤発注後の事業遂行体制や条件を、事前に明確にする

公平さの確保

応募者が同じスタートラインに立てるようにする。

⑥事業の背景や事前調査結果等の情報を提供する

⑦十分な準備期間を確保する

⑧プレゼンテーションの際の評価基準を(内部的に)明確にする

 

※なお、評価基準・評価項目を、できるだけ明確にしておくと、

「何を重視する」という県の意向がしっかり伝わりやすくなります。

(プロポーザル参加者は、ここを最大限に重視して、企画提案をします)

 

次のページ:3章 制作『プレスリリースは、2つのポイントで劇的に変わる。』