更新日:2024年10月25日

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靴下

概要

  • 奈良県・東京都とともに全国三大産地を形成
  • 組合員の相互の努力と協力で「品質の兵庫」としての地位を確立

起源・沿革

靴下

播磨地域での靴下製造業の発祥は、明治19年に印南郡志方町の住民が上海から手廻しの靴下編立機を持ち帰り、製造を始めたことによると言われている。
当産地での靴下製造は大阪の靴下工業の勃興に遅れたため、その製造問屋の傘下に発達した。当初は農家の副業であったが、明治中期に煙草が官営事業となるに伴い転廃業者の資金が流入し、産地の基盤ができあがった。
大正初期に半自動式靴下編立機、さらに大正13年には自動編立機が輸入されるなど技術革新が進み、また大正12年の関東大震災により当時第一の靴下産地であった東京が致命的な打撃を受けるなどの情勢変化もあって、播磨の産地規模は急速に拡大するとともに、東南アジアや中国等にも輸出されるようになった。
また、昭和初期の金融恐慌、戦時の軍需統制などにより業界は大きな打撃を受けたが、戦災を免れたため他産地よりも立ち直りは早かった。
その後、ナイロンを始めとする合成繊維の開発により素材が大きく変わったため、それに合わせて生産形態においても、設備の近代化、技術水準の高度化が進んだ。
現在では、奈良県、東京都とともに全国三大産地を形成している。産地の企業形態は、1.繊維商社的有名ブランドメーカーの協力工場として生産を行い、百貨店や量販店に商品を供給するもの、2.他メーカーの下請として半製品や賃加工品を製造するもの、3.卸売業務に特化したもの、などの3つに大別される。生産工程図(PDF:30KB)

問い合わせ先

兵庫県靴下工業組合

住所:高砂市神爪1-13-20
電話:079-432-3665
FAX:079-432-3634
産地ブランド:「キップス」・「ロンセ」・「カントリー」・「Hyogo Quality」の推進
URL:http://www.hyogosocks.or.jp(外部サイトへリンク)

事業活動

  • 地元住民への認知度向上のため、例年11月に「靴下まつり」を開催
  • 加古川靴下のPRのため、加古川市内で「くつしたの店」かこがわ工房Kipsを運営
  • Kipsオンラインショップの運営
  • 産地ブランド:「キップス」・「ロンセ」・「カントリー」・「Hyogo Quality」の推進
  • 情報、資料の収集提供
  • 産地PR事業

お問い合わせ

部署名:産業労働部 地域産業立地課

電話:078-362-3331

FAX:078-362-3801

Eメール:chiikisangyorichi@pref.hyogo.lg.jp