更新日:2023年2月9日

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児童虐待の防止

児童虐待防止の推進(オレンジリボン運動)

こども家庭センター(児童相談所)で受け付けた児童虐待に関する相談件数は依然として増加傾向にあり、子どもの生命が奪われるなど痛ましい事件も後を絶ちません。
2004年9月、栃木県小山市で二人の幼い兄弟が虐待の末、橋の上から川に投げ入れられて亡くなる事件が起きました。
その事件をきっかけに児童虐待防止を推進するオレンジリボン運動が始まりました。
国は児童虐待防止法が施行された11月を「児童虐待防止推進月間」と定めており、兵庫県においても、この問題に対する社会全体の関心と理解を深めるため、民間と行政が協力し、さまざまな広報・啓発活動を展開しています。
また、こどもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的に、毎年5月5日の「こどもの日」から1週間を「児童福祉週間」と定めています。

 

令和4年度「児童虐待防止推進月間」標語
「『もしかして?』 ためらわないで! 189(いちはやく)」

 

令和5年度「児童福祉週間」における標語の決定について

令和5年度「児童福祉週間」標語
「小さなて みんなではぐくみ 育ててく」

 

 

オレンジリボン運動公式サイトへは下のバナーをクリックしてください。

 

 

1.児童虐待通告シートについて

被虐待児童を発見した医療機関及び学校、幼稚園、保育所は、下記の通告シートにより、児童福祉法第25条に基づく通告を行ってください。
その際、こども家庭センターから通告機関へ、通告シートの情報について問い合わせさせていただくことがあります。

2.ひょうご児童虐待防止サポーター『オレンジリボンはばタン』

ひょうご児童虐待防止サポーター「オレンジリボンはばタン」

県では24年10月、県マスコット「はばタン」と全国的な児童虐待防止のシンボルマークである「オレンジリボン」のコラボレーションにより、本県の児童虐待防止シンボルマーク「オレンジリボンはばタン」を作成しました。本県が実施する啓発事業等で活用します。
「オレンジリボンはばタン」は、はばタンの原著作者である、金成俊(キムソンジュン)氏にデザインを依頼し、作成しました。

3.県内協賛企業、団体(ひょうご児童虐待防止サポーター)について

児童虐待防止に熱意のある県内の団体、企業の皆様に「ひょうご児童虐待防止サポーター」として、啓発にご協力いただいております。

主な取り組み

  • 新聞、ノエビアスタジアム神戸での児童虐待防止の広報
  • 啓発ポスターを協賛企業の店頭等に掲示等

協賛団体・企業

  • 団体:(公社)兵庫県保育協会、(一社)兵庫県私立幼稚園協会、(公社)神戸市私立保育園連盟、(一社)姫路市保育協会、(一社)兵庫県社会福祉士会、猪名川町子ども会連絡協議会、(一社)兵庫県児童養護連絡協議会、兵庫県乳児院連盟
  • 企業:アスタッフ(株)、楽天ヴィッセル神戸(株)

協力

  • 神戸新聞社

今後さらに協賛企業、団体を募ることとしています。

4.ヴィッセル神戸試合会場での普及啓発活動

ヴィッセル神戸との協働で試合開始前に児童虐待防止に関する広報啓発を行いました。

日時

令和3年11月3日(対ベガルタ仙台戦)

場所

ノエビアスタジアム神戸

5.医療関係者等を対象とする児童虐待対応実践研修会(県医師会委託事業)

医療機関での受診や学校等での検診において、児童虐待を早期に発見し、こども家庭センターや市町等に通報できるよう、医師、養護教諭、保育士、保健師等を対象に、研修会を実施しました。

令和3年度開催

  • 令和3年12月16日(木曜日):兵庫県医師会館(神戸市)

6.その他の事業

県内主要駅の掲示板に啓発ポスターを掲示

県総合庁舎、こども家庭センターに懸垂幕・横断幕を掲出

7.過去の取り組み

「児童虐待に関する県民意識調査」について

兵庫県内のこども家庭センターで受け付けた平成24年度の児童虐待の相談件数は2,418件で、児童虐待防止法が施行(平成12年11月)される前の平成11年度(518件)と比べ、約5倍に増加しています。
県では、児童虐待に関する県民の意識、理解について調査、分析し、今後の相談支援など県の施策のあり方を検討するとともに、その結果を情報発信することで、県民の児童虐待防止の機運のさらなる醸成を目指します。

あなたの未来をひらくノート

施設入所する子ども等に子どもの権利条約に準拠した冊子を配布し、こども家庭センター職員が読み聞かせをすることで、権利と義務・責任の関係について理解を深め、主体的に生きる力を育むことができるよう支援します。

児童虐待防止24時間ホットライン

ご相談は24時間受け付けております。お近くのこども家庭センターまでご連絡ください。

こども家庭センター
電話番号 管轄市町
中央こども家庭センター 078-921-9119

加古川市、高砂市、稲美町、播磨町

洲本市、南あわじ市、淡路市

尼崎こども家庭センター 06-6494-0505 尼崎市
西宮こども家庭センター 0798-74-9119 西宮市、芦屋市
川西こども家庭センター 072-759-7799

伊丹市、宝塚市、川西市、三田市

猪名川町、丹波篠山市、丹波市

加東こども家庭センター 0795-48-9300

西脇市、三木市、小野市、加西市、加東市、多可町

姫路こども家庭センター 079-294-9119

姫路市、相生市、たつの市、赤穂市、宍粟市、神河町

市川町、福崎町、太子町、上郡町、佐用町

豊岡こども家庭センター 0796-22-9119 豊岡市、養父市、朝来市、香美町、新温泉町
神戸市こども家庭センター

078-599-7300

神戸市

明石こどもセンター 078-918-5726

明石市

兵庫県児童虐待防止委員会

兵庫県では、県内で発生した児童虐待事例の検証を行い、今後取り組むべき課題や方策を検討し、再発防止を目的として、第三者委員で構成する児童虐待防止委員会を設置しています。

県こども家庭センターから平成31年4月に明石市に移管した事案について、令和3年2月2日、同年5月25日に委員会を開催し、課題と対応方策について検討を行い、その結果を令和3年6月18日に公表しました。

 

子どもの権利擁護のための意見表明支援

令和3年6月18日に公表した兵庫県児童虐待防止委員会の提言を受け、一時保護や入所措置等に係る子どもの意見表明権を保障するため、兵庫県弁護士会に委託し、「意見表明支援員」を派遣する事業を令和3年10月1日から実施します。