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平成26年10月に、兵庫県内での感染が否定できない症例が報告されました。 |
デング熱について
アジア、中南米、アフリカなど熱帯・亜熱帯地域に広くみられる疾患です。日本では、海外で感染し帰国後発症する、いわゆる輸入症例が年間約300例報告されています(2014年:全国341例、本県7例)。
平成26年8月27日に、国内で感染した症例が約70年ぶりに報告されました。
デングウイルスに感染しておこる急性の熱性感染症で、発熱、頭痛、筋肉痛や皮膚の発疹などが主な症状です。
感染2から15日(多くは3から7日)後、突然の高熱で発症し、頭痛、眼窩痛、顔面紅潮、結膜充血を伴い、発熱は2から7日間持続します。初期症状に続き、全身の筋肉痛、骨関節痛、全身倦怠感を呈します。通常、発症後3から4日後、胸部、体幹から始まる発疹が出現し、四肢、顔面に広がります。症状は1週間程度で消失し回復します。ごくまれに重症化してショック症状や出血傾向を示すため、特に、妊婦、乳幼児、高齢者や糖尿病、腎不全の方には早めの受診をお勧めします。
デングウイルスを保有した蚊(ヤブ蚊類:ネッタイシマカ・ヒトスジシマカ)に吸血されることで感染します。
ヒト-蚊-ヒトの経路で感染し、ヒトからヒトへは直接感染しません。
蚊に刺されないようにすることが重要です。
主な予防策
屋外で活動する場合には長袖、長ズボンを着用するなど、肌の露出を少なくする。
特に、海外の流行地へ出かける際は、蚊に刺されないような対策を心がけましょう。
虫除けスプレーなどを使用する。
不要な水溜まりをなくすなど、蚊の発生を防ぐ。
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