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感染症発生動向調査に基づく状況や、感染予防についての注意喚起等をお知らせします。
感染症発生動向調査気になる感染症海外渡航予定の方へ被災地での活動予定の方へ結核を知ろう麻しんに気をつけて
順位 | 感染症の種類 | 定点あたりの報告数 | 増減 | |
2024年 第14週 |
2024年 第15週 |
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1 | COVID-19 | 3.67 | 3.67 | ➡0.00 |
2 | 感染性胃腸炎 | 2.50 | 1.50 | ⬇1.00 |
3 | 水痘 | 1.00 | 0.50 | ⬇0.50 |
3 | A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | 0.50 | 0.50 | ➡0.00 |
3 | 突発性発しん | 0.00 | 0.50 | ⬆0.50 |
6 | インフルエンザ | 2.67 | 0.33 | ⬇2.34 |
報告はありませんでした。
臨時休業の報告はありませんでした。
2024年第15週での兵庫県全体の定点あたりの患者数は、1.33人となり、流行期レベル基準値(定点あたり患者数1.0人)を超えています。
同時期の芦屋健康福祉事務所管内は0.33人となりました。
インフルエンザの予防には、ワクチンの接種、手洗いが有効です。
感染が疑われる場合には、マスクの着用、咳エチケット、早めの受診が重要です。
細菌やウイルスなどの病原体による感染症で、嘔吐や下痢などが主な症状となります。ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルス感染が多く、毎年秋から冬にかけて流行が見られます。
また、冬期はノロウイルスによるものが多くなります。
ノロウイルスは、患者の大便や吐物中に大量に含まれており、感染力が非常に強いウイルスです。
エタノールなどの消毒剤はあまり効果がないため、吐物などは次亜塩素酸ナトリウムを使用し、使い捨て手袋、マスク、エプロンを着用して処理しましょう。
カキなどの二枚貝類は十分加熱して食べるなどの注意が必要です。
2024年第15週での兵庫県全体の定点あたりの患者数は3.37人で、前週より減少しました。
同時期の芦屋健康福祉事務所管内は3.67人で、横ばいです。
3密(密接・密集・密閉)の回避、手洗いや手指消毒、効果的な換気、マスクの適切な着用といった基本的な感染対策をお願いします。
兵庫県のホームページにて、新型コロナウイルス感染症に関する情報を発信しています。下記のリンクからご確認ください。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する情報(別ウィンドウで開きます)
アデノウイルスの感染により、発熱(38度~39度)、のどの痛み、結膜炎などを主な症状とする小児に多い感染症です。
主な感染経路は飛沫感染あるいは手指を介した接触感染です。
予防には手洗いの励行や咳エチケットが有効です。
感染症との密接な接触を避け、タオルの共用はしないよう注意してください。
A群溶血性レンサ球菌を病原体とする急性咽頭炎で、突然の発熱、咽頭痛、全身倦怠感によって発症し、しばしば嘔吐を伴います。
幼児期から学童期の小児に多く見られます。
患者との接触を介して広がるため、ヒトとヒトとの接触の機会が増加するときに起こりやすく、家庭、学校、保育施設などでの集団感染が多いです。
予防には手洗いの励行や咳エチケットが効果的です。
麻しんウイルスによって引き起こされる急性の感染症で、一般的には「はしか」と呼ばれています。
空気感染、飛沫感染、接触感染と様々な感染経路があり、その感染力は非常に強く、免疫を持たない人が感染すると、ほぼ100%発症します。
免疫を獲得するには、ワクチン接種が有効です。
定期予防接種についてはお住まいの市町担当窓口へお問い合わせください。
定期予防接種対象以外の方については、かかりつけ医等にご相談ください。
麻しんに関する情報は、厚生労働省や兵庫県庁のホームページに掲載されていますので、下記のリンクよりご確認ください。
麻しんについて(厚生労働省のホームページ)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
麻しん(はしか)について(兵庫県庁のホームページ)(別ウィンドウで開きます)
海外においては流行が報告されており、特にヨーロッパ地域における症例報告数は前年度の30倍以上に急増し、入院を要する重症例や死亡例も確認されています。海外渡航を計画されている場合は、下記の「海外渡航を計画されているみなさまへ」も併せてご確認ください。
海外では、日本国内では発生のない感染症や、日本国内よりも高い頻度で発生している感染症が報告されています。
海外滞在中にこれらの感染症への感染を予防するためには、その予防方法等の情報を知っておきましょう。
厚生労働省のホームページに情報が掲載されていますので、下記のリンクよりご確認ください。
【海外へ渡航されるみなさまへ】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
【厚生労働省検疫所FORTH】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
厚生労働省から、がれきの撤去等の作業に従事する際に特に注意すべき感染症への対策についての注意喚起がありましたのでお知らせします。
令和6年能登半島地震におけるがれきの撤去等の作業での感染対策について(PDF:81KB)(別ウィンドウで開きます)
リーフレット(感染対策)(PDF:283KB)(別ウィンドウで開きます)
リーフレット(清掃作業時)(PDF:152KB)(別ウィンドウで開きます)
また、国立感染症研究所のホームページでは、より詳細な情報を入手できます。
令和6年能登半島地震に関する感染症関連情報(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
かつては著しいまん延状況で、その死亡率も高く恐れられていました。
しかし、医療の進歩や国を挙げての結核対策により、結核は薬を飲めば治る病気となり、発生についても低まん延化となりました。
ただ、今でも年間10,000人近くの発生があり、1,600人を超える方が命を落としている感染症です。
決して過去の病気ではないのです。
縦軸:罹患率、横軸:年
芦屋健康福祉事務所管内は、増減を繰り返しながら減少しています。
令和2年と令和3年には、低まん延の指標である罹患率10.0以下を達成しましたが、令和4年は増加し、11.7となっています。
70歳以上の高齢者の割合は徐々に減少し、約7割となっています。
令和4年は70歳以上の割合が大きく減少し、50~60歳代の割合が増加しました。
結核は、高齢者の病気ではなく、40~50歳代の働き盛りにも発生が見られます。
また、芦屋健康福祉事務所管内では多くはありませんが、全国的に20歳代に発生の増加が見られます。
つまり、年齢を問わずに発生する病気です。
痰のからむ咳、微熱、身体のだるさが2週間以上続いている場合には、医療機関を受診しましょう。
他にも、急激な体重の減少や胸の痛み、食欲不振などの症状にも注意が必要です。
下記のサイトをご覧ください。
公益財団法人結核予防会結核研究所ホームページ(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
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