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更新日:2026年6月11日

意見書 第94号

1型糖尿病について難病指定などの支援の充実を求める意見書

 1型糖尿病は、生きていくために必須のホルモンであるインスリンを膵臓で作れなくなる自己免疫疾患であり、患者は生きていくために生涯にわたり毎日、注射薬によるインスリン補充が必要で、糖尿病という名前であるが体質及び生活習慣にも由来する2型糖尿病とは異なる病気であり、現在においては根治療法がない。

 小児期発症が多くみられるため小児糖尿病とも呼ばれ、この病気の唯一の医療費の公的な支援制度は、児童福祉法に基づく小児慢性特定疾病による医療費助成(18歳未満だが条件によっては20歳未満)であり、20歳を過ぎると支援制度がなくなる。このため、患者は生涯、高額な医療費という経済的負担に苦しんでいる。この経済的負担は医療の質の低下をもたらしかねず、慢性的高血糖を引き起こし、失明や糖尿病性腎症(人工透析の導入)など重大な合併症のリスクを高めることになる。

 20歳以上の患者への医療費支援制度を実現することにより、合併症が減少し、ひいては国民の総医療費の縮減につながると考える。

 このため国に対し、1型糖尿病が原因不明で根治療法がなく、生涯にわたり継続的な治療を必要とする疾病である実態を踏まえ、指定難病制度における位置付けについて速やかに検討し、難病指定を行うことを求める。

 なお、当面の対応策として1型糖尿病患者への医療費助成を25歳まで引き上げることを強く要望する。

 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。

令和8年6月11日

兵庫県議会議長 山口 晋平

衆議院議長 森 英介 様
参議院議長 関口 昌一 様
内閣総理大臣 高市 早苗 様
内閣官房長官 木原 稔 様
総務大臣 林 芳正 様
財務大臣 片山 さつき 様
厚生労働大臣 上野 賢一郎 様

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