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兵庫県では、臓器移植に関する法律に基づき、臓器提供及び移植を希望される方の意思を最大限に尊重し、その実現に向け県民への正しい知識の普及と理解を深めるよう普及啓発活動を行っています。
臓器移植とは、重い病気や事故などにより臓器(心臓、肺、肝臓等)の機能が低下もしくは機能しなくなった人に、他の方の健康な臓器を移植して、機能を回復させる医療です。臓器移植には健康な家族からの肝臓・腎臓など部分提供による生体移植と亡くなられた方からの臓器提供による移植があります。医療技術や医薬品だけでなく、皆さん一人ひとりの善意による臓器の提供、並びに広く社会の理解と支援により成り立つ医療です。
臓器の提供は、脳死後あるいは心臓が停止した死後に行うことができます。
多くの方々によって支えられている臓器移植。しかし、善意による臓器提供がなければ、この医療は成り立ちません。平成22年7月の改正臓器移植法の全面施行により、生前に書面で臓器を提供する意思を表示している場合に加え、ご本人の臓器提供の意思が不明な場合もご家族の承諾があれば臓器の提供が可能となり、これにより、15歳未満の方からの脳死後の臓器提供もできるようになりました。ご自身の意思を尊重するためにも、臓器提供について考え、家族と話し合い、「提供する」「提供しない」どちらかの意思を表示しておくことが大切となっています。提供しない意思については、15歳未満の方の意思表示も有効です。
意思表示方法について:意思表示カード・運転免許書・健康保険証・マイナンバーカード・インターネット
例:意思表示カード
兵庫県における臓器移植の迅速かつ円滑な実施とともに移植医療の普及啓発を図ることを目的に、『兵庫県臓器移植コーディネーター』を設置しています。
主に臓器提供事例発生時のあっせん業務及び県民・医療従事者への普及啓発活動を行い、県内の移植医療の普及活動を行っています。
神戸市立医療センター中央市民病院に2名、神戸大学医学部附属病院に1名設置し、県民のみなさんや医療機関への普及活動に取り組んでいます。
また、県内で臓器提供発生時には現場へ駆けつけ、ご家族への説明を行います。
主な日々の活動は以下のとおりです。
<臓器提供事例発生時のあっせん業務>
~送付先・お問い合わせ先~
臓器移植普及推進月間である10月には県内の3施設を「臓器移植」のテーマカラーであるグリーンにライトアップしました。その他にも、意思表示カード付きリーフレットなど配布を行っています。
なお郵送でも意思表示カード付きリーフレット等を配布しますので、下記までご連絡ください。
臓器移植の一層の普及・定着を図るため、医師及び看護師等のメディカルスタッフを目指す学生をはじめ広く県民に対して、臓器移植・移植医療に関する正しい知識の普及啓発と理解・協力を促進を行っています。
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