更新日:2024年12月2日

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一頭一頭しっかり見てあげれば牛は良質のお乳で応えてくれます

池尻純子さん

近年、農業や漁業の現場で活躍する女性が増えています。南あわじ市の酪農家、池尻純子さんもその一人です。夫の泰治さんと牧場を経営するとともに、産地の活性化にも取り組んでおり、一昨年、県女性農業士に認定されました。(取材・文 本紙編集部)

県女性農業士とは
農業者として優れた業績を挙げるとともに、地域の農業振興や後継者育成等に貢献している女性を、県が認定するもの。漁業で活躍する女性を認定する「県女性漁業士」もあります。2023年4月現在、認定者は農業と漁業を合わせ56人に上ります。

兵庫県女性農漁業士について詳しくはこちらからご確認ください

Q.飼育する上で 気を付けていることは

搾乳作業の様子。「乳房を
見ただけでどの牛か分かり
ます」

繊維質と栄養素をバランスよく配合した飼料を与えています。普段から一頭一頭を観察しているので、体調の変化もすぐに分かります。

Q.それによって得られる効果は

どの牛も年間を通してお乳がたくさん出ていますし、乳質も高い水準で安定しています。島内の乳質改善コンクール※では2019(令和元)年から2年連続で知事(最優秀)賞を受賞しました。毎日頑張った成果が認められたのはうれしかったです。

※淡路農林水産祭実行委員会が島内の牧場を対象に実施。定期的に生産乳の品質や量を検査し、年間の獲得点数に応じて表彰します

Q.地域ではどのような活動を

香川県の牧場直営店を見学した時の様子。

市内の女性酪農家が集う「ミルククラブ」で長年要職を務めてきました。年数回、先進的な取り組みをしている牧場を見学したり、簿記を学んだりしています。先日は香川県にある牧場直営の乳製品の店を訪ね、6次産業化について学びました。

Q.牛乳をおいしく味わうには

牛乳はあらゆる料理に重宝します。私はよく魚介類や旬野菜でチャウダーやポタージュを作ります。これからの時季は冷製スープもいいですね。お薦めは豚汁。隠し味に使うと、こくとうまみが深まります。

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【ファックス】078-341-7733

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