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県民だより兵庫2025年10月号

古代ロマンをかき立てる弥生時代の“鍛冶屋のムラ”

2005(平成17)年、淡路市北部の播磨灘を見晴らす丘陵の農地から、およそ1900年前の弥生時代後期の集落跡が発見されました。地名にちなみ五斗長(ごっさ)垣内(かいと)遺跡と名付けられた一帯は、後の調査で朝鮮半島から船で運ばれてきた貴重な鉄を加工する国内最大規模の鉄器生産集落だったことが判明。12年に国史跡となり、今年7月に一部が追加指定されました。現在は史跡公園として整備され、地元の人たちが復元した鍛冶工房などを自由に見学できるほか、出土した鉄器や石道具を展示する活用拠点施設では当時の社会をうかがい知ることができます。(淡路市教育委員会社会教育課)

 

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