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流れる河川 |
満々と水をたたえるため池 |
水の循環とは何でしょうか。
どんな水が、どこを循環しているのでしょうか。
そもそも、身近に色々な「水」がありますが、どの水をイメージすればよいのでしょうか?家の近くを流れる河川や満々と水をたたえるため池を思い浮かべる方、蛇口からほとばしる水、グラスに注がれた水を思い浮かべる方もいるでしょう。めざす『水の美しい循環』の対象とする水は、県民の生活と密接な関係のあるすべての水が対象です。
「水の循環を考えるとき、池の近くを流れる河川の水やグラスに注がれた水など、目の前に見える水を考える視点と、目の前の水がこれまでたどってきた経路やたどっていく末、それに影響を及ぼしている環境(流域)などを考える視点を持つことが必要です。流域の視点を持つことが、「水の循環」を考える糸口です。
地球上の水は、海や陸から蒸発して雲となり、雨や雪となって地上に降り注ぎ、川となり、再び海に戻るという大循環を繰り返しています。グラスの水も、近所の河川の水も規模の大小にかかわらず、地域の水循環につながっており、さらに大きな地球規模の水循環を担っています。我々はこの大循環の中のごく一部を利用して生活に役立てているにすぎません。
暮らしや経済活動に必要な水を、水が循環する過程の中で適正量を確保し、その水を有効利用することに取り組みます。
水源かん養機能を保つため、森林や田畑など県土を適切に管理、利用して、雨水の地下浸透や川の自然な流れの維持にも取り組みます。
水を利用し、自然の循環に戻す際、可能な限り汚さず、蓄積された汚れを取り除き、きれいに保つことに取り組みます。
有害物質による水質汚染の未然防止や監視に取り組みながら、渇水時や地震、事故などの緊急時の水の確保、融通を円滑にするよう努めます。
県民一人ひとりが水や水辺に親しみ、楽しむことで、実体験を通して水への理解を深めていくことに取り組みます。
水と人のかかわり・文化を次世代に引き継ぐ一方で、つちかわれた知恵を最新の技術と融合させ、水を守り育てる実践的活動に取り組みます。
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