更新日:2024年3月4日

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全県土の高精度3次元データ

兵庫県では、高精度な3次元データを誰でも自由に利用できるオープンデータとしてWebサイトに公開しています。
1mメッシュの高精度で、全県土分のデータ公開は全国で初めてです。

また、山間部については50cmメッシュのさらに高精度のデータを公開しています

詳細な地形や構造物の現況把握・分析が可能になるため、地域課題の解決や新サービス開発などに積極的に活用されることを期待しています。

公開するデータ

内容

  • (1)建物・樹木などの地物の高さを含む地球表面[DSM]
    データ形式:緯度・経度・標高値のテキストデータ
  • (2)建物・樹木などの地物の高さを含まない地表面[DEM]
    データ形式:緯度・経度・標高値のテキストデータ
  • (3)地形の微細な凹凸を表現する地図[CS立体図]
    データ形式:画像データ
    ※航空レーザー測量(平成24~25年度、令和2~3年度実施)により取得したデータ等を加工・作成

【上記(1)見本】

地球表面[DSM]

【上記(2)見本】

地表面[DEM]

【上記(3)見本】

地表面[DEM]

【上記(4)見本】

地図[CS立体図]

 

(1)(2)の見本は、フリーソフトの「CloudCompare」により可視化(元データはテキストデータ)

 

50cmメッシュのデータはより詳細な地形の把握が可能となります

メッシュ範囲

利用方法

ファイルをダウンロードして利用する方法

「G空間情報センター」のWebサイト(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)からパソコンにダウンロードして、各種ソフトウェアでご利用ください。

ダウンロードできない場合は、兵庫県情報政策課に問い合わせください。

ファイルをダウンロードせずに利用する方法

産業技術総合研究所様に、1mメッシュのDSM,DEMタイルデータを作成・配信していただいています。

https://tiles.gsj.jp/tiles/elev/tiles.html

 

参考:Webサイトから確認する方法

宮崎県の統合型地理情報システム「ひなたGIS」にCS立体図を載せていただきました。

屋外でも、スマホやタブレットから現在位置を確認しながらご覧いただけます(下記URLからアクセス)。

https://hgis.pref.miyazaki.lg.jp/hinata/hinata.html#LCnDRpJ8hP0X(CS立体図)

https://hyogojohokikaku.maps.arcgis.com/apps/mapviewer/index.html?webmap=aeb43a1005524e2a9239c46b5f917be5(外部サイトへリンク)(DSM、DEM)

 

ビジネス・研究等での利活用

目的を問わず二次利用可能なデータですので、様々な用途でご利用ください。
(想定例)

  • 簡易測量・工事設計支援
  • 災害被害シミュレーション
  • 日照・通信環境シミュレーション
  • ドローン自動航行ルート設定
  • 農業機械の自動走行
  • 除雪車の障害物回避走行

データ利活用のアイデア・提案の募集

3次元データを利活用して、地域課題を解決するアイデア・提案や、データの活用事例を募集します。
(分野や手法は問いません)
ご提案やお問い合わせは、こちらのフォーム(外部サイトへリンク)からお知らせください。

また、内容に応じて、関係者をまじえた対話・共創の取組について調整させていただくことがあります。

<連絡先>
兵庫県企画部情報政策課
Tel:078-362-9250
mail:johoseisaku@pref.hyogo.lg.jp

 

データの利活用事例

奈良文化財研究所

県内にある約6000箇所の古墳の特徴的な地形をAIに学習させ、学習データを元に他の場所でも古墳のような形がないか兵庫県内全域の地形をAIで分析した結果、古墳が見つかる可能性のある場所が多くある事が判明しました。

論文はこちら

奈良文化財研究所の「文化財総覧WebGIS(外部サイトへリンク)」にて、文化財とCS立体図を表示できます。

(開発届け等の確認には、必ず所在地の自治体担当部署にご確認ください。)

たつの遺跡

たつの市周辺で発見された遺跡(提供:奈良文化財研究所)

県立考古博物館

高精度3次元データのうちDEM(Digital Elevation Model:建物・樹木などの地物の高さを含まない地盤面のデータ)を用いた地形表現の1つである「遺跡立体図」を公開します。アジア航測株式会社が開発した赤色立体地図や、長野県が開発したCS立体図と同じ立体図で、特に遺跡立体図の特色は、高さの違い(比高)を色の違いで、傾斜の緩急を明暗で表現している点です。この遺跡立体図は、地表面に残る遺跡を表現するのに適したものであり、この図により、遺跡の現状や構造を把握し、保護活用に期待できます。遺跡立体図

産業技術総合研究所

産総研が3Dデータベース用に開発したWebユーザインタフェース「3DDB Viewer」は、様々な三次元データ(点群/メッシュ/構造物等)を検索/表示/ダウンロードすることができ、使い勝手のよいツールとして利用が広がっています。今回、同ビューワーで兵庫県が公開する高精度3次元データ(点群データ)を利用できるようになりました。これで例えば姫路城を表示すると下図のように表示されます。

姫路城

お問い合わせ

部署名:企画部 デジタル戦略課

電話:078-362-9250

内線:2249

FAX:078-362-3931

Eメール:digital_s@pref.hyogo.lg.jp