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更新日:2025年1月7日

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夢を持って、まずは頑張ることを。

井上香織さん
元プロバレーボール選手


 

家族、地元の皆さん、ファン、チームメイト、すべての応援が力に。

私にとっては、近くで支えてもらった家族の応援が一番大きいです。
現役時代に半年間で二回の手術を受けましたが、親からは「こうした方がいい」「頑張った方がいい」とかは言われず、私が選ぶ道を応援してくれました。
バレーは日本開催の国際大会が多い方だと思います。日本代表の試合は沢山の方々からの応援がありますが、会場での応援は特に力になりました。日本での試合は海外での試合と違い、会場が一体となって背中を押してくれるというか、いつも以上の力が出るような、本当にすごいパワーになるんです。
家族はもちろん、会場に来てくれるファンの方の応援もそうですし、チームメイト、スタッフ、監督たちの言葉も、全てエールになっていました。
ロンドンオリンピックの時は、時差で日本時間では早朝の開幕戦だったんですが、私の出身地の公民館に地元の皆さんが集まって、スクリーンで試合を観戦してくれている写真や映像が現地にも届いていたので、それを見てすごく嬉しかったのを覚えてます。
子供からお年寄りまで集まって、リアルタイムでスクリーンを見ながら応援してくれている様子を見ると、遠くからも応援してくれてるんだなと思って胸が熱くなりました。距離は関係なく、とてもパワーになりました。

 

夢は叶えた人だけでなく、叶えるために努力した人が素晴らしい。

私は、子どもたちにはネガティブなことをあまり言わないようにしています。
上手くできたときには一緒に喜んだり、「上手だよ」「ナイス!」といった言葉を多めにかけています。できないときは教えてあげて、できたときには褒めます。
夢は叶えられた人だけが素晴らしいのではなく、夢を叶えるために努力した人が素晴らしいと思います。今、夢や目標を持つことの素晴らしさを伝えるプロジェクトで小学校の授業に行くことがあり、子どもたちに「夢を持って。叶えられなくても、頑張った過程は絶対に次に繋がるよ」って言うと、みんな目をキラキラさせて「じゃあ頑張ってみよう」「頑張ります」って言ってくれるんです。
叶わなくても、まずは頑張ったらいいんだって、子どもたちにも伝わると思っています。

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