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国土交通省が推進するi-Constructionの施策の一つであるICTの全面的な活用について、現場の生産性向上や品質確保を図るため、兵庫県土木部発注工事においても、ICT活用工事に取組みます。
土木部発注工事におけるICT活用工事の推進に関する試行方針(PDF:130KB)
ICT活用工事とは、以下に示す施工プロセスにおいてICTを活用する工事です。
起工測量において3次元測量データを取得するために測量を行う。
発注図書や(1)で得られたデータを用いて、3次元出来形管理を行うための3次元設計データを作成する。
(2)で得られた3次元設計データまたは施工用に作成した3次元データを用いて、マシンガイダンスまたはマシンコントロール機能を搭載したICT建設機械により施工する。
(3)により施工された工事完成物について、ICTを活用して施工管理を実施する。
トータルステーション等を用いて、現地で出来形計測を行い、3次元設計データの設計値と実測値との標高差等が規格値内であるかを検査する。
(1)~(5)にかかる全てのデータを工事完成図書として納品する。
受注者希望型の総合評価落札方式(施工計画評価型・施工能力評価型)において、ICT活用工事を実施すると申告した場合は、加点評価するものとする。
(対象工種が複数ある場合は、発注者が指定しない限り、単一工種を実施すると申告した場合においても、加点評価するものとする。)
申告の対象となるのは、全ての施工プロセス(1)~(6)においてICTを活用する場合に限る。ただし、ICT土工1000m3未満の場合は、起工測量を3次元測量の実施に加えて、出来形管理を面管理で実施する場合に限り、申告の対象とする。
なお、ICT法面工及びICT構造物は評価の対象外とする。
ICT活用工事を実施した場合は、「創意工夫」項目で加点評価するものとする。
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