下水道施設のエネルギー対策
兵庫県では、本県が管理している流域下水道施設のうち、年間の電力消費量が多い武庫川下流浄化センター、加古川上流浄化センターおよび揖保川浄化センターを対象として、省エネ法に基づくエネルギー消費量の削減や環境負荷の低減、東日本大震災を踏まえた外部エネルギー依存度の低減を図るため、太陽光発電設備を導入し、平成25年7月1日より運転を開始しました。
同設備で発電した電力は全て処理場で自家消費します。
武庫川下流流域下水道
武庫川下流浄化センター(発電規模500kW)
揖保川流域下水道
揖保川浄化センター(発電規模500kW)
設備の設置効果
- 年間発電量(武庫川下流浄化センター、加古川上流浄化センターおよび揖保川浄化センターの3処理場合計)
1年間で約124万kWhの発電(発電効率は12パーセントを見込む)を見込んでいます。
(一般家庭約350世帯分の年間電力消費量に相当します)
- 温室効果ガスの削減(武庫川下流浄化センター、加古川上流浄化センターおよび揖保川浄化センターの3処理場合計)
1年間で約700トンの二酸化炭素排出量の削減を見込んでいます。
(面積約330ヘクタールの森林の二酸化炭素吸収量に相当します)
- 夏季晴天時の消費電力量ピークカット
電力需要が最も逼迫する夏季晴天時には、5~10パーセントのピークカットを見込んでいます。