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件名(所在地) |
受賞者 |
||
---|---|---|---|
事業主 |
設計者 |
施工者 |
|
介護老人福祉施設 やまゆりの里(丹波篠山市) |
社会福祉法人福住山ゆりの里 |
有限会社才本建築事務所 |
林・日興共同企業体 |
ダイセル異人館と歴史を語る公園施設(姫路市) |
株式会社ダイセル |
株式会社大林組大阪本店一級建築士事務所 |
株式会社大林組 |
NIPPONIA播磨福崎 蔵書の館(福崎町) |
株式会社PAGE |
株式会社NOTE |
太田工務店株式会社 |
上林建設新社屋(宍粟市) |
上林建設株式会社 |
上林建設株式会社一級建築士事務所 |
上林建設株式会社 |
受賞者 |
活動拠点 |
代表者 |
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下町レトロに首っ丈の会 |
神戸市兵庫区 |
伊藤 由紀 |
こくさいひろば芦屋 |
芦屋市 |
三宅 真理子 |
五百羅漢保存委員会 |
加西市 |
井上 芳正 |
横尾自然塾 |
神戸市須磨区 |
高畑 正 |
受賞者 |
活動拠点 |
代表者 |
---|---|---|
桜が丘さくら守 |
神戸市西区 |
羽根田 隆司 |
ひょうご花育ねっと |
三田市 |
棚橋 健司 |
堺活性化委員会 花かんざし |
洲本市 |
浜田 満子 |
件名(所在地) |
受賞者 |
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---|---|---|---|
事業主 |
設計者 |
施工者 |
|
六甲最高峰トイレ(神戸市北区) |
神戸市 |
株式会社ofa |
[建築・電気設備] 有限会社ビームスコンストラクション [機械設備] アイオイ設備工業株式会社 |
ザ・パークハウス 神戸タワー(神戸市中央区) |
三菱地所レジデンス株式会社 JR西日本不動産開発株式会社 三菱倉庫株式会社 安田不動産株式会社 |
株式会社大林組大阪本店一級建築士事務所 |
株式会社大林組 |
CONTRAIL GALLERY(姫路市) |
森 真一 |
株式会社TBJインテリアデザイン建築事務所 |
東播建築工藝株式会社 |
豊岡市立 植村直己冒険館 どんぐりbase(豊岡市) |
豊岡市 |
株式会社栗生総合計画事務所 |
株式会社中川工務店 |
宝塚ホテル(宝塚市) |
阪急電鉄株式会社 阪急阪神不動産株式会社 |
株式会社日建設計 |
株式会社大林組 |
受賞者 |
活動拠点 |
代表者 |
---|---|---|
坂本むらづくり協議会 |
多可町 |
杉原 好洋 |
八条コミュニティ |
豊岡市 |
佐野 守男 |
白鷺学校運営協議会 |
姫路市 |
坂元 宣之 |
おとわの森子育てママフィールド petit prix |
丹波篠山市 |
鈴木 克哉 |
受賞者 |
活動拠点 |
代表者 |
---|---|---|
美咲グループ |
たつの市 |
中田 満津子 |
ウェルブ六甲道2番街花壇管理会①②③ |
神戸市灘区 |
楢原 美律子 外山 登美 三原 栄子 |
五毛婦人会 |
神戸市灘区 |
吉澤 啓子 |
それぞれの取組において3つの部門ごとに共通する中核となるものが見受けられた。
まちなみ建築部門では、歴史性、地域性、景観形成に配慮した建築物であり、まちづくり活動部門では、おかんアートや石仏、外国人やビオトープのような地域の資源であり、花緑部門では、各団体が維持管理している花緑である。
これらが、単に核となるものにとどまらず、取組の成果を通じて、地域の課題解決や地域が持っている可能性を切り開くことに結びついており、注目に値する。これは、人間サイズのまちづくり賞、奨励賞に関わらず、皆さんの取組に共通した価値である。
地域資源である近代建築遺産を高校教育に持ち込み、これによって2つの変化が生じたという話がある。一つは子どもが変わったこと、そしてもう一つは地域が変わったことである。子どもが変わるということは、人のつながりが広がり、子ども自身の自己有用感が得られ、それがまちへの愛着を生み、最終的には、それが自らのアイデンティティの確立に繋がるということである。
これは、皆さんの取組に通じるものでないか。近年は「シビックプライド」という言葉で説明されているが、皆さんの成果である建築物、おかんアートや石仏、育て上げられた自然、木々や花々などを目にし、共に体験し、あるいは学び合い、そして活躍している皆さんの後ろ姿を見ることにより、次世代を担う若者たちが大きな学びを得ているのではないか。それはやがて、自らが暮らす地域への愛着や誇りを生む。そして、若者がそれを受け継ぎ、より良いものへと発展させていく、そのような人材を育んでいく。その礎を築く取組を皆さんは為されているのである。
受賞者の言葉の中にいくつか印象的な言葉があった。
「地域社会あるいは地域経済の中で息づくことこそ、次世代へ繋がっていくことである」、「地域課題への取組や地域社会との共生が、会社の存在価値をつくっていく」、「多文化共生におけるまちづくりの視点は非常に重要である」、「自分たちのまちは自分たちの花できれいにする」、「環境は人を育てる」。これら言葉の中に、取組の価値というものが現れているのではないだろうか。
そして、このようなことこそ、人間サイズのまちづくり賞に相応しいと考える。
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